「ゴミ屋敷となった家を片付けたいけど、見積もりは一体いくらくらいになるのだろう?」
と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
ゴミ屋敷化した家を片付けるには、ある程度の費用がかかると分かってはいるものの、実際見積もりはいくらくらいになるのか、どういう風に見積もりが決まるのかが分からないと不安ですよね。
見積もりの相場や見積もりの決まり方が分からないと、仮にゴミ屋敷の片付けの見積もりを取っても、その見積もりが妥当なものかどうか判断することができません。信頼できる業者を選ぶためにもゴミ屋敷の見積もりの決まり方、見積もりの相場を把握しておくことをおすすめします。
この記事では、「ゴミ屋敷清掃の見積もりの決まり方」「ゴミ屋敷清掃の見積もりの相場」について紹介します。
これらの「見積もりの決まり方」「見積もりの相場」を知ることで、実際に見積もりを取った際に、見積もりに対して質問もしやすくなり、理解も深まります。見積もりが理解できると、不明瞭な見積もりで追加料金を請求するような悪徳業者を避けることもできます。
また、見積もりの見方と相場の情報に加えて、
- 見積もりを依頼する流れ
- 費用を安く抑えるポイント
- 良い業者を選ぶコツ
についても紹介します。
これにより、スムーズに見積もりを取ることができ、実際にかかるコストを安く抑えつつ、良い業者を選ぶことも可能となります。
ぜひ、最後まで記事の情報を確認し、より効率的に安く綺麗に部屋を片付けるために役立ててください。
Contents
1.ゴミ屋敷の見積り金額が決まる仕組み
ゴミ屋敷清掃の見積もりを理解するために、まずはどういった仕組みで見積もりが決まるかを見ていきましょう。
ゴミ屋敷清掃の見積もりは、主に「車両費」「人件費」「ゴミの処分費」の3項目で構成されています。
また、この3項目で構成される見積もり金額は、さらに下記「ゴミの量」「ゴミの内容」「住宅環境」といった3要因で金額が大きく変動します。
下記に詳しく見ていきましょう。
1-1.見積もりの内訳は主に「車両費」「人件費」「ゴミの処分費」
先に触れた通り、ゴミ屋敷清掃の見積もり額は、主に「車両費」「人件費」「ゴミの処分費」の3つの項目で成り立っています。
「車両費」「人件費」「ゴミの処分費」の具体的な内容は下記の通りです。
①「車両費」
「車両費」は、清掃後にゴミ処理場までゴミを運ぶために必要な車両にかかる費用のことです。ゴミの量に応じて軽トラックを使うのか、2tトラックを使うのかが決まります。車両の大きさに比例して「車両費」は高くなります。
②「人件費」
「人件費」とは、清掃に必要なスタッフの作業料です。何人がかりでどれくらいの時間がかかるか(「作業人数」×「作業時間」)によって決まります。ゴミの量が多いと作業量が増えるため、「人件費」は高くなります。
③「ゴミの処分費」
「ゴミの処分費」は、清掃で回収したゴミを適切に廃棄・処分するための費用です。家具などの粗大ゴミや、家電などの電化製品の処分に費用がかかるのはもちろん、生ゴミなどの家庭ゴミでも量が多くなると処分費が発生します。「ゴミの処分費」はゴミの内容や量に応じて変わります。
1-2.見積もり金額を大きく左右する「ゴミの量」「ゴミの内容」「住宅環境」
見積もり金額は、「ゴミの量」「ゴミの内容」「住宅環境」といった3つの要因によって大きく左右されます。というのも見積もりの内訳である「車両費」「人件費」「ゴミの処分費」が、「ゴミの量」「ゴミの内容」「住宅環境」によって大きく変動するからです。
「ゴミの量」「ゴミの内容」「住宅環境」の具体的な内容は下記のようなものです。
①「ゴミの量」
「ゴミの量」が多いほど、「車両費」も「人件費」も「ゴミの処分費」も高くなります。
例えば、ゴミが天井の高さまで溜まっていたり、一軒家の全ての部屋にゴミが溜まっているなど、大量のゴミの搬出が必要となる場合は、運搬する車両トラックのサイズも大きくなり、車両費は高くなります。
また、それほどゴミの量が多い場合は、ゴミの仕分けや搬出をするスタッフの作業人数や作業量も増えるため、人件費も多くかかります。
ゴミの処分費については、例え全てが生ごみや紙・布・プラスチック類といった家庭ゴミであっても、大量のゴミとなると処分場での処分費が別途発生します。また、家具や家電といった粗大ゴミが含まれる場合は、もちろんその分、ゴミの処分費はかかります。
このように、ゴミの量が増えれば増えるほど、ゴミの片付け費用は総じて高くなるといえます。
②「ゴミの内容」
「ゴミの内容」については、ゴミに含まれているゴミの種類が多いほど「人件費」「ゴミの処分費」が高くなります。
ゴミ屋敷のゴミの中には、衣類や紙ゴミのほかに生ゴミや、ペットや人間の糞尿といった汚物、粗大ゴミなどさまざまなものが含まれています。複数の性質のゴミが混じっていると仕分け作業の手間が増えるため、「人件費」が高くなります。また粗大ゴミが多く含まれているとその分「ゴミの処分費」もかかります。
③「住宅環境」
「住宅環境」も、その住宅環境のせいでゴミの片付けの手間が増える場合は、「人件費」「ゴミの処分費」が高くなる原因となります。
例えば、1Kの間取りよりも1LDKなどといった広い間取りの方が、ゴミの量や作業量が増えるため、「車両費」「人件費」「ゴミの処分費」も高くなります。また、作業対象となる部屋がマンションの3階以上である場合などは、ゴミの搬出に手間がかかるため、人件費について割増料金が発生するケースがほとんどです。
1-3. 室内クリーニングなどはオプション扱い
ゴミ屋敷を片付ける場合、室内クリーニングや消臭、床やフローリングの張り替えなども合わせて依頼したいと思うことも多いのではないでしょうか。
しかし室内クリーニングや床の張り替えなどは通常、基本サービスには含まれず、オプションサービスとなります。別途費用が発生するため、注意が必要です。
オプションの例としては、、例えば下記のようなものがあります。
【オプション例】
● ゴミ屋敷のハウスクリーニングほか
床掃除、トイレ掃除、浴室清掃、エアコン掃除、床・フローリング張り替え、壁紙・クロス張り替え等
● ペットに絡むゴミ屋敷の場合
糞除去作業、家財ふき取り、壁紙剥がし、床解体作業、消毒・除菌作業、消臭作業等
● 孤独死現場の場合
浴槽清掃、浴室消毒、便座脱着作業、床の切断作業、床下洗浄、特殊コーティング等
● 火災被害の場合
内装材撤去作業、特殊コーティング
● 水害復旧の場合
床下洗浄・消毒、床上浸水清掃作業、家財清掃作業等
上記内容については別料金になるとはいえ、ゴミ屋敷清掃と合わせることで比較的安く利用できます。必要な場合はゴミ清掃の見積もりと合わせて相談するようにしましょう。
2.ゴミ屋敷の見積もり料金の相場
ここでは、ゴミ屋敷清掃の見積もりについて、実際いくらくらいになるのか相場を紹介します。
先ほど、ゴミの量などが見積もり総額に影響すると紹介しましたが、実際にゴミの量が変わると見積もり金額がどの程度変動するか、下記の相場で確認してみましょう。
ゴミ屋敷と一口にいっても、ワンルームマンションなのか戸建てなのかで費用は変わります。また、同じワンルームマンションでもところどころ床が見えている程度の散らかり具合なのか、天井までゴミがたまっているのかでも費用は異なります。想定されるさまざまなケースについて相場を解説します。
具体的に紹介するのは下記のような事例ごとの相場です。
- 片付けたい部屋の「間取り(部屋の広さと数)」
- 堆積している「ゴミの量」
- ゴミを搬出する「トラックのサイズ」
下記に詳しく見ていきましょう。
2-1.間取りによって異なる見積もり相場
ここでは片付けたい間取りごとの見積もり相場を紹介します。間取りが広くなるほどゴミの量や作業の手間が増え、先に紹介した「人件費」などが増えると予測されます。どれくらい増えるか相場を見てみましょう。
間取り別のゴミ屋敷清掃の見積もり相場は下記のとおりです。
【戸建て・マンション共通】
間取り | 見積もり相場 |
---|---|
1R/1K 作業人数(1~2名) ×作業時間(1~2時間) | ゴミの量少なめ:26,500円~ 多め:50,000円~ かなり多め:80,000円~ |
1DK/2K 作業人数(1~2名) ×作業時間(2~3時間) | ゴミの量少なめ:33,000円~ 多め:80,000円~ かなり多め:120,000円~ |
1LDK/2DK 作業人数(2~4名) ×作業時間(2~4時間) | ゴミの量少なめ:49,500円〜 多め:121,000円~ かなり多め:160,000円~ |
2LDK 作業人数(2~4名) ×作業時間(3~5時間) | ゴミの量少なめ:110,000円〜 多め:154,000円~ かなり多め:200,000円~ |
3DK/3LDK 作業人数(3~5名) ×作業時間(4~6時間) | ゴミの量少なめ:129,000円〜 多め:209,000円~ かなり多め:300,000円~ |
4DK/4LDK 作業人数(3~5名) ×作業時間(5~7時間) | ゴミの量少なめ:169,000円〜 多め:246,000円~ かなり多め:要相談 |
※数字はゴミ屋敷片付けサービスを行っている各地の業者の情報を参考に集計したもの。相場には「車両費」「人件費」「ゴミの処分費」を含む。
上の表のとおり、間取りが広くなるほど、ゴミ屋敷清掃の見積もり相場は高くなります。これは先に触れた通り、間取りが広くなるとそれだけ作業が増え、人件費がかかるためです。参考までに、人件費の目安として、表の間取りの欄に必要な作業人数と作業時間の目安を記載しています。
また、間取りの相場はさらに、部屋の散らかり具合によっても変動します。同じ1R/1Kの部屋でもゴミの量が比較的少ない場合(26,500円~)とかなり多い場合(80,000円~)とでは相場に倍以上の差があります。
ゴミが多くなると単純に量が多いために作業量が増えるほか、さまざまな種類のゴミが混じって仕分けが難しくなったり、ゴミが腐敗していて害虫や悪臭が発生していたりと作業の難易度が高くなります。このためゴミが非常に多い現場では費用が非常にかかる場合も少なくありません。
自分の部屋の相場を考える際には、間取りと部屋の散らかり具合の両ポイントを抑えてチェックするようにしましょう。
2-2.部屋のゴミの量別の見積もり相場
ここでは、同じ広さの部屋でも散らかり具合、ゴミの量によってどの程度相場が変化するか詳しく紹介します。部屋に溜まったゴミの量が多いのか少ないのかを測る基準としては、次のように、ゴミの溜まっている「高さ」を目安とするとよいでしょう。
2-2-1.ゴミの量は堆積したゴミの高さで測る
自分の部屋のゴミの量が、比較的少ないのか多いのかを判断するには、ゴミの溜まっている高さに注目します。具体的には、「膝の高さまでゴミがあるかどうか」「天井の高さまでゴミがあるかどうか」を見ましょう。
部屋のゴミが、膝の高さより高い場合はゴミ屋敷の中でもゴミの量は「多め」、天井近くの高さまである場合は「かなり多め」といえます。
【ゴミの高さで判断するゴミの量】
ゴミの堆積度 | 状態 |
---|---|
少なめ | ゴミが堆積しているが、床が見えるゴミを溜め始めて1年未満に多い |
多め | ゴミが膝の高さまで堆積しているゴミを溜め始めて1~2年に多い |
かなり多め | ゴミが天井近くまで堆積しているゴミを溜め始めて3~4年に多い |
重症 | ゴミが天井まで堆積している。悪臭・害虫が発生している。長年、ゴミを溜め続けている |
ゴミが膝丈にも満たず、床が見えているような状態は、ゴミ屋敷でも初期段階といえゴミの量は比較的少ない状態です。
注意したいのは、「かなり多め」のケースと、ゴミが天井まで堆積している「重症」といえるケースです。古いゴミが長い年月のうちに踏み固められておりゴミの量が多いことはもちろん、ゴミの内容もさまざまな種類のゴミが複雑に混じりあっていることが想定されます。清掃作業にはかなりの人手と時間がかかります。
2-2-2.ゴミの量による見積もり価格の違い
ゴミの量の測り方が把握できたところで、同じ広さの部屋でもゴミの量によってどのように見積もりが異なるか、具体的に見ていきましょう。
例えば、ワンルーム、1R/1Kの場合について、ゴミの量が変わると下記のように見積もり相場は変化します。
一般的に、ゴミの量が多くなるほど、大きなトラック車両が必要となるため車両費がかさみます。上の例のように、ワンルームの場合でも天井近くまでゴミがあるような、ゴミが「かなり多め」のケースとなると、軽トラックでなく2tトラックが必要となるケースがあります。
一方、人件費については、ゴミの量に応じて作業人数と作業時間を割り出して、見積もり金額が決められます。1R/1Kで、ところどころ床が見える程度のゴミの量であれば、1人1時間で片付けることも可能です。
また、ゴミが天井近くまで達しているような重度なゴミの量である場合は、ゴミの仕分けや処分に手間がかかるだけでなく害虫駆除や悪臭除去、消毒対策といった追加作業が必要となるケースも少なくありません。その場合は、必要な追加作業に対する見積もり費用が別途提示されます。
ゴミの処分費については、生ゴミなどの家庭ゴミ・可燃ゴミも大量になれば有料の処分となるため、ゴミの処分費もゴミの量に応じて見積もられます。家財・家具などが混じる場合はもちろん粗大ゴミの処分費が発生することにも注意しましょう。
このため、同じ1R/1Kの部屋でも、ゴミの量によって相場は、26,500円~80,000円(重度の場合はこれ以上)と、価格に開きが生じます。
2-3.使用するトラックの種類別の見積もり相場
自分の部屋のゴミの量について、例えば「大体45Lの大型ゴミ袋〇枚分」と目算できる場合は、トラックの種類別の相場を参考にして、どれくらい費用がかかるか見当をつけることもできます。
業者によっては、「軽トラック1台分」「2tトラック1台分」といったように、使用する車両トラックで、ゴミ清掃の見積もりを提案する業者もあるため、参考にしてみましょう。
例えば、トラックの種類別の見積もり相場は下記のとおりです。
【トラックの種類別の見積もり相場】
積み込めるゴミの量 (45Lゴミ袋の数) | 見積もり相場 | |
---|---|---|
軽トラック | 35~40袋 | 16,500~45,000円 |
2tトラック | 70~80袋 | 50,000~90,000円 |
軽トラックには大きなゴミ袋を35~40袋程度積むことができます。1R/1Kで、膝の高さ程度のゴミの量であれば、軽トラック1台で対応可能です。その場合は、16,500~45,000円ほどの相場で対処することができます。
一方、1Rでも、天井までゴミが堆積しているような場合は、大きいゴミ袋35~40袋程度では足りないため、軽トラックの往復利用か、2tトラックが必要となります。50,000~90,000円程度かかるといえるでしょう。
また1LDKの場合は、200枚以上のゴミ袋が必要ともいわれているため、2tトラックからの対応となります。50,000~90,000円はかかると考えてよいでしょう。
2-4.オプションの相場
ここでは、ゴミ屋敷の片付け以外の、床の掃除や、トイレの掃除、お風呂の掃除といった室内クリーニングの相場を紹介します。室内クリーニングなどを検討している場合は、参考にしてください。
【オプションサービスの相場について】
内容 | 相場 |
---|---|
ハウスクリーニング | |
床清掃 | 35,000円(1部屋)~ |
トイレ清掃 | 9,800円~ |
お風呂清掃 | 9,800円~ |
ペットに絡むゴミ屋敷清掃のオプション | |
糞除去清掃 | 35,000円(作業1人)~ |
家財ふき取り作業 | 35,000円(作業1人)~ |
雑菌消毒、除菌作業 | 35,000円(1部屋) |
孤独死現場の清掃オプション | |
浴室の清掃 | 80,000~100,000円 |
床の切断作業 | 35,000円~ |
オゾン燻蒸・消臭作業 | 30,000円~ |
3.ゴミ屋敷清掃の見積もりを取る流れ
ゴミ屋敷清掃の見積もりについて、見積もりの決まり方や相場について概要が把握できたことと思います。しかし、実際に自分の部屋の片付けにいくらかかるかは、見積もりを取ってみないとわかりません。
ここでは、実際にゴミ屋敷清掃の見積もりを依頼する手順を紹介します。スムーズに見積もりを取るために、ぜひチェックしてみてください。
3-1.電話での問い合わせの場合
見積もりを依頼する際の業者へのファーストコンタクトは、電話かメール、ホームページの問い合わせフォームからになります。
電話問い合わせの場合の流れは、下記の通りです。
1)指定の問い合わせ先に電話
業者のホームページなどで確認したフリーダイヤルなどに電話する。
2)電話で下記内容について確認・調整
①見積もり訪問日の調整
見積もり訪問日の希望を伝え、調整してもらう。
②対応してもらいたい内容について希望を伝える
何部屋の掃除を希望か、室内クリーニングも希望するのかなど。
3)業者による訪問見積もり
業者に部屋の状況を実際に見てもらい、作業見積もりをしてもらう。
4)「作業内容の提案」「見積もりの提示」
現地確認を経て、作業内容の提案、見積もりの提示がある。
訪問日とは別日に、作業内容の提案、見積もりをする業者もあれば、訪問日に即作業提案、見積提示、作業実施が可能な業者もある。
電話での見積もり依頼は、訪問見積もりが原則となります。業者による訪問見積もり時にも、しっかりと清掃内容についての希望を伝えるようにしましょう。
3-2.メール・問い合わせフォーム経由での問い合わせの場合
メールあるいはホームページの問い合わせフォームから依頼する場合は、下記のような流れになります。
1)指定の問い合わせ先に必要情報を送付
業者のホームページなどで確認したメールや、問い合わせフォームから必要事項を送付。
①写真での見積もりを希望する場合
・現場の写真画像を送付。
・片付けたい部屋の現状と、対応してもらいたい内容について希望を伝える。
②訪問見積もりを希望する場合
・訪問の希望日を伝える。
・対応してもらいたい内容について希望を伝える。
2)業者による訪問見積もり(訪問見積もりを希望した場合)
業者に部屋の状況を実際に見てもらい作業見積もりをしてもらう。
3)「作業内容の提案」「見積もりの提示」
現地確認を経て、作業内容の提案、見積もりの提示がある。
訪問日とは別日に、作業内容の提案、見積もりをする業者もあれば、訪問日に即作業提案、見積提示、作業実施が可能な業者もある。
メールでの見積もりの場合は添付した画像で見積もりを出してもらうことも可能ですが、訪問による見積もりの方が正確な見積もりが取れるため、おすすめです。
4.見積もりを取る際に抑えておきたい注意点
多くの人にとってゴミ屋敷清掃の見積もりを取るというのは初めての経験ではないでしょうか。慣れない作業のため、後で「こうしておけばよかった……」と思うことが少なくありません。
ここでは、ゴミ屋敷清掃の見積もりを取る際に注意したい点について解説します。後で「失敗した!」ととなることを避け、良い業者を選ぶためにも、下記について確認しておくことをおすすめします。
4-1.事前に把握しておくこと2つ
見積もりを依頼する際には、事前に「汚部屋の現状」と「依頼したい清掃内容」の2つを確認しておくようにしましょう。
①汚部屋の現状を把握
見積もりの費用にも関わるため、片付けたい部屋の現状を把握しましょう。具体的には下記内容を見積もり時に伝えられるよう、確認するようにしましょう。
【汚部屋の現状確認のポイント】
- 清掃が必要な部屋とその数
- 一軒家かマンションか。マンションの場合は何階か
- 汚れの状態(蓄積したゴミの高さ、何年くらいゴミを溜めているか)
- ゴミの内容(家電・家具などの粗大ごみ、生ごみ、ペットの糞尿を含むかなど)
- 害虫の出現具合
- 悪臭の度合い
②依頼したい内容を把握
ゴミ屋敷の片付けについて具体的に対応してほしい作業内容を明確にしておきましょう。ゴミの撤去に際して下記のような依頼したいことがある場合は、あらかじめまとめておき、見積もり時に相談するようにしましょう。
【依頼内容について確認しておきたいポイント】
- 家電・家具など粗大ごみの処分
- 不用品の買取
- ゴミの撤去以外のオプション作業(室内クリーニング・トイレ清掃など)が必要かどうか
- ゴミの中に、通帳や手帳など探してほしいものがあるかどうか
- 近隣に知られないよう対処してほしい
- その他希望すること
以上のことを事前によく確認しておき、しっかりと業者に伝えるようにしましょう。見積もり金額次第で希望を変更しても構いません。見積もりの際に、聞いておきたい費用について全て確認し、予算に応じて取捨選択するようにしましょう。
4-2.見積もりは訪問見積もりがおすすめ
見積もりは、訪問見積もりを取ることをおすすめします。訪問見積もりで、現場のゴミの量と種類、住宅の状況を確認の上、明確な見積もりを出してもらいましょう。
口頭での説明や写真や画像だけで判断すると後に高額な追加費用が生じてしまうことがあります。どういう作業にいくらかかるのかをしっかりと確認することで、追加料金を防ぐことができます。
また、業者からの作業提案も、現場を見てもらう方が的確な提案をしてもらえるため、訪問見積もりがよいといえます。
4-3.最低3社から見積もりを取る
見積もりは、最低3社から取ることをおすすめします。3社から見積もりを取ると、自分の部屋についての具体的な相場が分かります。
見積もりの価格を見比べて疑問があれば、問い合わせて疑問を解消するようにしましょう。自分の部屋の片付けの相場を知ることで安心して業者を選ぶことができるうえ、相見積もりは価格の交渉の材料ともなります。
インターネットで近所のゴミ屋敷清掃を手がける業者を3つほどピックアップして、見積もり依頼をしましょう。相見積もりのサイトを活用するなどして、複数社の見積もりを取るのも手軽でおすすめです。
5.ゴミ屋敷の見積もりを安く抑えるポイント4つ
ゴミ屋敷の見積もりは出来れば安く抑えたいですよね。ここでは、ゴミ屋敷清掃の見積もり価格を抑えるポイントを紹介します。
5-1.ゴミの量を減らす
ゴミ屋敷清掃の見積り金額が、ゴミの量で変動することは先に述べた通りです。出来るだけゴミを減らすことができれば、その分、費用を抑えることができます。無理のない範囲で、自分で片付けられるゴミは片付けましょう。
膝丈まであるゴミの量を、ところどころ床が見えるレベルにまで下げることで見積もり料金は抑えられます。例えばワンルームの場合でも2万円前後変動します。衣類や紙類、生ゴミなど手あたり次第大きなゴミ袋にまとめ、ゴミ収集日に数袋ずつ数日にわたって出すとよいでしょう。
5-2.買取可能なものを買取に出す
家電や家具など、買取に出せるものは買取に出しましょう。家財を買取に出すことはゴミの量を減らすという意味でも有効です。 ゴミ屋敷清掃の際には、下記のようなものがよく買取に出されます。
買取によく出されるもの
テレビ・洗濯機・電子レンジ・エアコン、腕時計、楽器、カメラ、オーディオ機器、骨とう品
買取専門店に依頼することもできますが、ゴミ屋敷の清掃業者でも、買取業者と提携している場合や、買取サービスを行っている場合があります。ゴミ屋敷清掃と合わせて依頼することで、清掃費用から買取費用を差し引くことができ、手間も省けます。ゴミ屋敷清掃業者に清掃と合わせて買取を依頼することもおすすめです。
5-3.訪問見積もりをしてもらい追加費用を避ける
先にも触れましたが、訪問見積もりをしてもらい、事前に見積もりの詳細を確認しておくと追加費用の発生を防ぐことができます。もしくは、事前に追加費用が発生しない旨、契約上で取り決める業者を選ぶことをおすすめします。
見積もり時に追加費用が発生しない旨を明記する業者や、見積もり後の契約書上で追加費用が発生しない旨明記する業者は少なくありません。そうした良心的な対応をする業者を選ぶようにしましょう。
残念ながら、現場確認をせずに安い金額の見積もり提案しておきながら、実際の作業現場であれこれ理由を付けて追加費用を請求する業者も存在します。中には追加費用を払わないと作業を中断してしまう悪質業者も少なくありません。
このため、訪問見積もりなどで正確な見積もりを取っておき、追加費用の発生を防ぐようにしましょう。
5-4.現場に近い業者を選ぶ
片付けの対象となる現場から近い業者を選ぶことも費用を抑えるポイントといえます。見積もり時や、作業時に出張費がかかる業者も少なくないため、現場から近い業者の方が出張費を節約することができます。
「近隣に知られると恥ずかしいので近隣業者は嫌だ」という場合でも、プライバシーに配慮して近隣に知られないように作業してくれる業者も多いため、そうした業者から選ぶようにしましょう。
プライバシーに配慮しているかどうかは、業者のホームページのサービス紹介欄などで判断することができます。
6.激安業者に注意!良い業者を選ぶ3つのポイント
ゴミ屋敷清掃については、特に資格がなくても開業できるため、会社としての実態のない悪質な業者も存在します。見積もりが安いからといって悪質な業者に依頼すると、途中で高額な追加料金を請求されたり、ゴミの不法投棄を行なわれたりすることもあります。
ここでは、そうした悪質業者を避け、良い業者を選ぶためのポイントを紹介します。
6-1.一般廃棄物運搬業許可を持っているか
業者を選ぶ際には、自社で「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持っている、もしくは許可を持っている処理企業と提携している業者を選ぶようにしましょう。そうした業者であれば搬出したゴミを適正に処分してくれます。
激安の見積もりをする業者の中には、ゴミの処分費を浮かすため不法投棄を行なう業者もあります。不法投棄については、罰則があり「5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金またはこの両方」が科されることがあります。不法投棄されたゴミの中身から依頼者のものと発覚する場合もあるため、「知らなかった」で済まない場合もあります。
依頼する業者のゴミの処分方法についてもしっかりと確認するようにしましょう。
6-2.料金体系・見積もりが明確かどうか
料金体系を明らかにしている、または、訪問見積もりなどで明確な見積もりをする業者を選ぶようにしましょう。何にいくらかかるのかが明確でない業者は、あいまいな理由で追加費用を請求することが少なくありません。
追加費用を請求する業者は①経験の少ない業者のため作業を開始してから見積もり額の低さに気づいた、②後で追加料金を取る前提で、当初安く見積もりを出した、のどちらかの可能性があります。いずれにしても質の高い清掃サービスを行える業者とはいえません。
追加費用を発生させないためにも、料金体系・見積もりが明確な業者を選ぶようにしましょう。
6-3.実績が豊富かどうか
ゴミ屋敷の清掃は実績の豊富な業者に依頼することをおすすめします。実績が豊富な方が、経験に基づき安全にスピーディに作業をすることができます。
例えば、経験豊富な業者であれば、搬出時に臭いの漏れないようなゴミの詰め方をするなど、近隣に迷惑のかからないように配慮して作業することも可能です。害虫や悪臭の対処に慣れており、的確に処置することができます。
実績は業者のホームページなどで確認することができるため、実績豊富な業者を選ぶようにしましょう。
7.リスクベネフィットは業界最安値!
ゴミ屋敷の清掃には、特殊清掃会社リスクベネフィットがおすすめです。
なぜなら、当社リスクベネフィットは
- 業界最安値を実現!
- 過去8000件以上の豊富な実績!
- 各市町村のルールに従ったゴミの適正処理!
- 大手買取業者との提携!
- プライバシーへの配慮!
- 全国に拠点あり!
という特徴を持つからです。
特殊清掃会社とは、事件や事故現場、孤独死の部屋など特殊な現場の清掃をする業者のことですが、特殊な現場で培ったノウハウをゴミ屋敷の片付けにも存分に活かしています。
7-1.業界最安値を実現
リスクベネフィットは業界最安値を誇っています。
特殊清掃会社の多くは、業界団体に加盟し技術や特殊清掃用具を購入しなければならないため、団体加盟料や技術使用料などの経費が掛かります。しかし、リスクベネフィットは特殊清掃業界のトップランナーとして、技術を提供したり様々な用品を販売し、ノウハウを提供する側に位置しています。
このため、他社よりも原価を下げることができ、業界最安値を実現しています。
7-2.豊富な実績
リスクベネフィットは業界先駆者として、過去に8000件以上の豊富な実績があります。
ゴミ屋敷と一口にいっても、そのゴミの内容はさまざまです。経験豊富なリスクベネフィットでは、生ものから汚れものまで手慣れたスタッフが対処します。ゴミの分別も適正に対処します。
また、特殊清掃の現場で培った高度な消臭技術や除菌技術により、ゴミ屋敷のしつこい悪臭や病気を招きかねない雑菌の対処も可能です。ゴミ屋敷の様々な清掃に対処できるため安心してお任せください。
7-3.ゴミは各市町村のルールに従い適正処理
リスクベネフィットでは、「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持つ業者と提携して、ゴミの適正処理を行っています。
リスクベネフィットの活動拠点は全国にわたりますが、一般廃棄物収集運搬業者と提携の上、全国各市町村の定めたルールに厳密に従って、適正に処理しています。
7-4. 大手買取業者との提携
リスクベネフィットは最大手のリサイクルショップ企業と提携しています。
買取り候補の物品については、その場で写真撮影し査定部へ写真を送付することで、タイムリーに査定金額が通知される仕組みを持っています。このため、訪問でのお見積り時に、買取り金額がすぐに分かり、その金額を作業代から相殺したお見積もりを提示することが可能です。
7-5.プライバシーへの配慮も欠かしません!
リスクベネフィットはお客様のプライバシーへの配慮も欠かしません。ゴミ屋敷を片付ける作業においても、近隣の方へ知られないように作業することや、男性あるいは女性に部屋に入られたくないという場合においても対処が可能です。
近隣に知られないように作業する「絶対秘密厳守!隠密作業コース」、立ち合いを避けたい「一切立会をしたくない立会なしコース」などさまざまなオプションを用意しています。
7-6.全国に支部がある
リスクベネフィットは全国に拠点をもつため、どの地域においても対応が可能です。ゴミ屋敷を片付ける際にはぜひリスクベネフィットにご相談ください。
24時間・年中無休・無料で相談可能!
確かな技術とノウハウをもつ当社リスクベネフィットなら、どんなゴミ屋敷でも安心してご依頼いただけます。ゴミ屋敷清掃にお悩みの際には、ぜひお問い合わせください。
8.まとめ
当記事で、ゴミ屋敷清掃の見積もりの決まり方や相場が把握できたことと思います。
見積もりの決まり方は下記の通りで、見積もりの総額は、ゴミの量やゴミの内容、住宅環境によって変動します。
見積もり額を抑えるためには、下記4ポイントに注目することも紹介しました。
ゴミ屋敷の見積もりを安く抑えるポイント
- ゴミの量を減らす
- 買取可能なものを買取に出す
- 訪問見積もりをしてもらい追加費用を避ける
- 現場に近い業者を選ぶ
また、良い業者を選ぶためには下記ポイントに注目することも解説しました。
激安業者に注意!良い業者を選ぶ3つのポイント
- 一般廃棄物数週運搬業許可を持っているか
- 料金体系・見積もりが明確かどうか
- 実績が豊富かどうか
これらの情報を活用して、見積もりを取った後は、良い清掃業者にゴミ屋敷の清掃を依頼し、快適な空間を手に入れてください。見積もりについても、ぜひ当社リスクベネフィットにお気軽にご相談ください。