ゴミ屋敷で育つ子供への5つの悪影響と繰り返さないための片付け方法

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ゴミ屋敷で育つ子供への5つの悪影響と繰り返さないための片付け方法

「うちはいわゆるゴミ屋敷だけど、子供の見た目は他の子とそれほど変わらない」
「友達とも仲良くやっているようだから、今すぐ片付けなくても大丈夫だよね」

このようにうちはゴミ屋敷だけど、子供への影響は深刻ではないと感じている人もいますが、そんな人ほど注意が必要です。 結論から言うと、ゴミ屋敷で育つ子供には5つの悪影響があります。

▼ゴミ屋敷で育つ子供への悪影響

  • 病気になる危険がある
  • 学校でいじめられる可能性がある
  • 子供の学力の低下
  • 物を大切にできない
  • 子供が大人になったときに片付けられない

とくに、ゴミ屋敷にはハウスダストやほこりが普通の家庭に比べて、非常に多いため病気になる可能性が高いです。ホコリの中には、喘息や皮膚炎など、アレルギーを引き起こすダニが多くいます。
小児喘息の72~90%以上はダニを原因とするアトピー型だということが、厚生労働省の調査で分かってい

参考:厚生労働省『平成22年度リウマチ・アレルギー相談員養成研修会テキスト』第3章 気管支喘息

それだけでなく、子供の頃「ゴミ屋敷すぎて壊れたお風呂を修理できず、悪臭や汚れが原因で辛い経験をした」「子供がゴミ屋敷だったから大人になった今も片付けられない」といった事例が見受けられました。

このままでは、子供が喘息などの病気になったり、あなたが知らないだけで学校でいじめられたりと辛い思いをしているかもしれません。

とはいえ、ゴミ屋敷が子供にとって悪影響だと分かっていたとしても、片付け方が分かっていたら、すでに綺麗な部屋にしているはず
一度ゴミ屋敷にしてしまったことは、どうしようもありません。「産後うつ」や「ワンオペ育児」「仕事」など様々な影響があってこうなってしまったことなので、自分自身を必要以上に責めないでくださいね。

今すぐに片付けることは難しいですが、この記事で説明するゴミ屋敷を片付ける方法や2度とゴミ屋敷にさせない方法まで知れば、誰でも実践し子供にとって良い環境に変えることができます。
片付け方法を簡単に言うと、この3ステップです。

▼ゴミ屋敷を片付けるステップ

  • STEP1. 自力で片付けられる範囲を決める
  • STEP2. ゴミ屋敷専門の業者に依頼する
  • STEP3. 2度とゴミ屋敷にしないための予防策を打つ

今回は、ゴミ屋敷が子供に与える悪影響や実際の事例・SNSの声を取り上げ、片付け方法やゴミ屋敷専門の業者の選び方までまとめました。

子供の環境を変えられるのはあなただけなので、今すぐにゴミ屋敷から脱却して子供にとって良い環境を作っていきましょう。

1. ゴミ屋敷で育つ子供に与える5つの悪影響

冒頭でも少し触れましたが、ゴミ屋敷で育つ子供に与える悪影響は5つあります。

▼ゴミ屋敷で育つ子供への悪影響

  • 病気になる危険がある
  • 学校でいじめられる可能性がある
  • 子供の学力の低下
  • 物を大切にできない
  • 子供が大人になったときに片付けられない

まずは、どのような悪影響があるのか知っておきましょう。

1-1. 病気になる危険性がある

ゴミ屋敷に住む子供は、鼻炎やアトピーなどのアレルギー症状や虫刺されが原因で健康被害を及ぼす影響があります。もしかしたら、あなたの子供はすでに以下のような症状があるかもしれません。

  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー性喘息
  • アレルギー性鼻炎
  • 虫刺され
  • 皮膚のかゆみ

これらの症状は、大きく分けると2つに分けられます。

  • ホコリを媒介にしたダニ・ゴキブリによるアレルギー症状
  • ネズミなどの害獣を媒介にしたダニによる虫刺され

順番に説明していきますね。

①アレルギー症状

アレルギー症状は、ホコリや目に見えないハウスダストを媒介にした、ダニ・ゴキブリなどの害虫やダニによってもたらされます。

掃除をせずにゴミや物が放置された状態が続くと、ホコリやハウスダストが溜まってしまいますよね。

ハウスダストの中には、アレルギー症状を引き起こす原因のダニの死骸やフン、カビ、細菌などが多く含まれており、ホコリはゴキブリやダニの餌にもなります。

とはいえ、アレルギー症状と聞くと、スギ花粉によるアレルギーを想像する方が多いのではないでしょうか?
以下のグラフをご覧ください。これは、国立病院機構相模原病院 臨床研究センターの『室内環境のダニ・昆虫とアレルギー疾患』の論文を元にしたグラフです。

参考:福冨友馬,安枝浩,中澤卓也,谷口正実,秋山一男『室内環境のダニ・昆虫とアレルギー疾患』,Indoor Environment,Vol 12,No.2,pp.87-96,2009

相模原病院のアレルギー外来者の皮膚アレルギー検査の陽性結果は一見、スギが原因になっているアレルギーが多いように見えますよね。
しかし、ダニやカビ、ゴキブリなど室内環境が要因であるアレルゲンを合わせると、スギによる影響を上回ります。
このことから、ホコリやハウスダストの発生を原因とするアレルギー症状の数は、他のアレルギー疾患よりも多いと言えるでしょう。

すなわち、ゴミやハウスダストを取り除き、衛生的な環境で生活することは、アレルギー疾患の予防にとっても、非常に効果的です。

ゴミ屋敷のような物やホコリが多く散らかった環境下では、普通の家庭と比べるとアレルゲンに晒されて喘息やアトピーなどに掛かるリスクが高まります。

アレルギーなどの病気になる危険性は、ゴミ屋敷で過ごす子供にとって大きな問題点の1つです。

子供のためにも、片付けをして健康な生活環境を作っていかなくてはなりません。

②虫刺され

ゴミ屋敷で暮らす子供の体には、虫刺されの跡が見受けられることが多いです。
主にダニに刺されることが原因で、かゆみや虫刺されが目立ちます。

以下のグラフは、気象庁の2020年東京都の月ごとの平均気温・平均湿度を表したグラフです。

参考:国土交通省気象庁 東京 2020年 過去の気象データ月ごとの値
参考:東京都福祉保健局 15 住居とアレルギー疾患

ダニが好む温度は25~30℃。湿度は60%以上。梅雨入り前の5月中旬~9月の間は、ダニが発生しやすい気候になります。
このグラフから分かるように、普通の家庭でも気を付けていないとダニが発生し病気になりやすい環境ですよね。

また、人を刺すツメダニは、主にネズミに寄生して吸血していますが人を吸血することも。その際に、激しいかゆみや炎症を引き起こします。

ネズミは、生ゴミや衣類、段ボールなどを餌にします。ゴミ屋敷では、食べ残しや散らばった衣類、髪の毛、フケ、段ボールなど餌になるものが豊富です。

家が散らかっていて、足の踏み場もなければ、どこにネズミがいるのかわかりませんよね。ゴミ屋敷では、物が多すぎて姿が見えないだけでネズミの住処になっている可能性もあります

虫刺されでなく、害虫や害獣は病原菌を媒介とするケースもあるので、子供の健康のためにもゴミ屋敷を片付けなければなりません。

1-2. 子供が学校でいじめられる可能性がある

ゴミ屋敷で育った子供は、周囲からいじめられる可能性が非常に高くなります。
ゴミがたくさん放置された家で過ごしていると、どうしても服や子供自身に臭いがつきやすいからです。

子供は非常に残酷です。大人の場合は、悪臭が気になる人や不潔な人がいても、遠慮して注意できないことがほとんど。子供の場合は「おまえは臭いな」「ゴミ屋敷に住んでいる汚いヤツ」とはっきり言うため、瞬く間にクラス全体に広がり、いじめの対象になってしまいます。

ゴミ屋敷の臭いは簡単に取れません。
食べ残しや生ゴミの臭いはそのままにしておくと、そこから細菌が発生し「腐敗臭」を作り出してしまいます

このような臭いは、一時的に市販の消臭剤や洗濯で消すことができますが、臭いの粒子が部屋中に蔓延していくと、壁や天井、家具や衣類にまでこびりついて、悪臭を放ちます。

いくらお風呂に入って綺麗にし洗濯をしても、腐敗臭の元であるゴミや汚れを根本的に取り除き除菌しなければ、完全に悪臭は取れません。

いじめを受けた経験は、子供の心に傷が残り続けます。自己肯定感が低くなり、自分に自信を持てなくなってしまうでしょう。
子供の健康だけでなく精神的にも悪影響を及ぼすため、本当にゴミ屋敷を片付けていくべきです。

1-3. 子供の学力が低下する

ゴミ屋敷は、子供の学力にも悪影響を及ぼします。

部屋の中がゴミで溢れていると、宿題やテスト勉強をするスペースが確保できません。勉強する場所を作れたとしても、周りに物が散乱している環境では、勉強に集中することは難しいからです。

プリンストン大学の研究によると、脳は「秩序(整った状態)」を好み「無秩序(散らかった状態)」だと脳に負荷がかかってしまうそうです。
必要以上に視覚が刺激されることで、脳に負担が掛かり集中力が低下してしまいます。

勉強や仕事をしているときに、近くにスマホや漫画が置いてあると、つい手に取って読んでしまい、いつの間にか何時間も経っていたという経験はありませんか?
ゴミ屋敷のように物が無造作に散らばった部屋では、勉強と関係のない物が視界に入ってしまい、勉強を妨げる原因が増え、学力の低下に繋がってしまいます。

1-4. 物を大切にすることができない

家がゴミ屋敷だと、物を大切にすることができないケースが多いです。
ゴミと本当に必要なものが床や机の上に溢れかえってしまい見分けがつかなくなってしまいます。

学校から持ち帰った宿題や学用品があっても、ゴミの中に紛れてしまうと何が必要な物なのか分からなくなり、紛失することがあります。
学校の宿題を頑張ってやり遂げたとしても、一度ゴミの中に紛れてしまうとどれが宿題か分からなくなり、ランドセルにしまうことができません。その結局、宿題を忘れてしまい、先生に叱られてしまいます。

物を大切にできないと、日常生活だけでなく学校生活にも支障をきたす可能性があるため、ゴミ屋敷を片付けていかなければなりません。

1-5. 片付けられない大人になってしまう

ゴミ屋敷で育った子供は、大人になっても汚い部屋が普通だと錯覚してしまいます。

床に物が散らかっている状態や食べた終わった総菜をそのままにするなど、それが普通だと認識して育ってしまいます
子供は、親など周りにいる大人をお手本に行動するため、ゴミ屋敷で育つとゴミを捨てないことが当たり前の状況になってしまうでしょう。

反面教師にして自力で片付ける方法を学ぶケースもありますが、実際にゴミ屋敷で育った子供は大人になったときに、片付けられずに困ってしまうケースも多いです。

2. ゴミ屋敷で育った子供の事例

どんな悪影響があるのか分かったと思いますが、本当に子供にとって悪影響なのでしょうか?
ここでは、実際にゴミ屋敷で育った子供の事例をご紹介します。

2-1.ムカデが這う「ゴミ屋敷」で育った20代女性の苦悩

東洋経済オンラインのコラムでは、ムカデが這うほどのゴミ屋敷で育った女性のエピソードが語られています。こちらの女性は幸いなことに、現在は結婚しており、定職もあって普通の生活を暮らしています。
しかし、子供時代をゴミ屋敷で過ごした辛い記憶は、今も彼女の脳裏にこびりついて離れないようです。

インタビューの中では、以下のことが辛かったと話されています。

  • 害虫や害獣が出るから布団で寝れず、2段ベッドで家族4人で寝ていた
  • ゴミ屋敷すぎて修理業者を呼べず、お風呂に入れない
  • 悪臭や汚れに気付いているであろう友人に気を遣われたこと
  • 母が作る弁当の白米に髪の毛が絡まっている

週刊東洋経済オンライン ムカデが這う「ゴミ屋敷」で育った20代女性の苦悩より抜粋

①害虫・害獣による病気へのリスクがあった

コラムのタイトルのように、実際にムカデや蛇が出ることがあったそうです。「ムカデに刺されると腕がパンパンに腫れて痛くなり、見た目もグロテスクに。ゴキブリが手を上ってくるのは序の口。振り払えばいい」とのこと。

ここでは語られていませんでしたが、害虫と一緒にいるのが普通になっているため、1-1でお伝えした病気のリスクも考えられますよね。

②周囲からいじめられる危険性も考えられた

この女性は子供時代、周りの友人に恵まれていたこともあり、臭いや汚れに気付いていたであろう友人は、何も言わずに友人でいてくれました。
また、学校から離れた塾に通えたため、ゴミ屋敷がバレることのない環境で運よく生きてこられたと語っています。ゴミ屋敷から離れたい思いで勉強し大学に進学することができたそうです。

少し環境が違い、友人に「いつも同じ服だな」や「おまえは汚いな」などいじめを受ける環境だったら、自分に自信が持てず、勉強に打ち込むことができなかったかもしれません。
女性本人も『もしちょっと歯車がずれていたら、私も今の状況にはなれなかった』と語っています。

2-2. ゴミ屋敷で育ち大人になった今も片付け方がわからない事例

こちらの方は、1-5でお伝えした影響のように、ごみ屋敷で育ったが故に、片付けに対して苦手意識を持っています。

子供のころに育った環境は、将来の生活習慣に影響を及ぼします。
親がそんなつもりはなくても、子供は「たまたまゴミ屋敷の親に生まれたせいで、片付け方という普通の教育を受けられなかった」「どうして何もしてくれなかったの?」といつまでも感じているかもしれません。

一歩踏み出すことは大変だと思いますが重い腰を上げて、子供のためにゴミ屋敷から脱却していきましょう。

3. 大変でも子供のためにゴミ屋敷から脱却しなくてはいけない

ゴミ屋敷で育った子供の生の声を見ると、大人になった今でも鮮明に思い出せるほど、辛い思いをしてきたのが見て取れます。

  • 病気になるリスク
  • いじめられる危険性
  • 片付けられない大人になる……など

ゴミ屋敷で育った子供時代の影響は大人になるまで残っています。
ゴミ屋敷は、子供が片付けられるレベルのゴミの量ではありません。「ゴミを片付けない環境」で育ってきた子供は、汚いと分かっていても「そのゴミをどうすればいいのか?」「どこに捨てるのか」と想像することさえできないはず。

今の環境を変えられるのは、あなただけです。そのまま大人になって「なんであの時、ゴミ屋敷を片付けてくれなかったの?」「いじめられて友達もできず、引きこもってしまったのは親のせい」など根に持たれるかもしれません。

あなたも「ゴミ屋敷のままでいい」とは思っていないはずなので、この機会にゴミ屋敷から脱却していきましょう。

とはいえ「両親や親戚、周囲の人にゴミ屋敷がバレたくない」「だけど自力では片付けられない」と感じているかもしれません。ゴミ屋敷はゴミや汚れのレベルが普通の家とは違います。1人で片付けるのは難しいので、すぐに全部片付けられなくても落ち込まないでくださいね。

どうしても自力で片付けられない場合は、ゴミ屋敷専門の清掃業者に依頼する方法もあります。
全ての部屋を依頼しようとすると、費用もたくさん掛かるでしょう。そういったときは、子供が過ごすことの多い、リビングやキッチン、お風呂回りなど依頼する範囲を決めたり、絶対にいるものとゴミとの分別だけでも自力で済ますと費用も抑えられます。

ゴミ屋敷を片付ける方法は、次の章で詳しく解説していきますね。

4. 子供のためにゴミ屋敷を片付ける3つのステップ

実際にゴミ屋敷を片付けるための手順を見ていきましょう。
ゴミ屋敷を片付けるための手順は以下の通りです。

▼ゴミ屋敷を片付けるステップ

  • STEP1. 自力で片付けられる範囲を決める
  • STEP2. ゴミ屋敷専門の業者に依頼する
  • STEP3. 2度とゴミ屋敷にしないための予防策を打つ

ゴミ屋敷を片付けようとして、何度も挫折してきた過去があるはず。子供のためになりふり構わず片付けるためには、ゴミ屋敷専門の業者に依頼しなくてはならないケースもあるでしょう。

ここでは、できるだけ片付ける費用を抑えながらゴミ屋敷を片付ける対策を解説します。 子供の生活環境を整えるために、実践していきましょう。

4-1. STEP1. 自力で片付けられる範囲を決める

まずは、自分で片付けられる部屋や範囲を決めましょう。
やみくもに掃除をしようとしても、どこから手を付ければいいのかわからず、挫折してしまいます。
子供のためにゴミ屋敷を片付けようとして、そのたびに挫折した過去はありませんか?「また掃除できなかった」という失敗から罪悪感が生まれて精神的にも悪い方向に作用してしまいます。

親や知人に頼りたくない場合は「ここだけは自力で片付ける!」「見られたくない下着などは自分で片付ける」と決めておくと取り掛かりやすいです。
少しでも自力で片付けることができると、ゴミ屋敷専門の業者を呼ぶときに少しでも費用を抑えられますよ。

子供がよく過ごす場所や部屋の1箇所だけでもいいですし、自力で家全体を片付けられなくても大丈夫です。できる範囲を決めて取り組みましょう。

▼自力で片付ける範囲を決める《例》

  • 玄関周りの導線
  • 洗面所
  • 子供がよく過ごすリビングのソファ周辺……など

4-1-1. 《自力で片付けるコツ》「今使っているもの」「使っていないもの」「保留」の3つに仕分けする

「今使っているもの」「使っていないもの」「保留」の箱を用意し、仕分けて片付けましょう。
片付ける時によくあるのが、要るものと要らないものに仕分けることです。しかし、この方法は片付かない原因を作ってしまうのでNG。

例えば、購入したけど1度も着ていない服や1回しか使っていないカバンなどはありませんか?「これは、いつか使うかも!」と思って取っておくと、いつまで経っても片付きません。

片付けのポイントは「今使っているもの」は残しておき「今使っていないもの」は思い切って処分すること。どうしても分からないものは「保留」に仕分けて、1ヶ月経っても使っていない場合は、処分するようにしましょう。

どこから片付ければいいのか分からない場合は、この方法を実践してみてくださいね。
ゴミとそうでないものを分別しておくだけでも、ゴミ専門の業者を呼んだ時に費用を抑えられるケースもあるそうです。

4-2. STEP2. ゴミ屋敷専門の業者に依頼する

自力で全部片付けられない場合は、ゴミ屋敷専門の業者に依頼します。
ゴミ屋敷を片付けるのは、一人では大変です。「いざ始めてみたものの、予想よりも片付かない」と落ち込んでしまうことも。

  • 足の踏み場がない
  • 片付けられない部屋が2部屋以上ある
  • 部屋の広さが2LDK以上
  • 虫が発生している
  • 水回りが機能していない

このような場合、個人で対応することが難しく、片付けるには限界があります。2つ以上当てはまる場合は、速やかに清掃業者に相談しましょう。

とはいえ、ゴミ屋敷の業者に依頼するのは「プライベートを見られると恥ずかしい」「近所の人にバレなくない」と感じる人もいるでしょう。中には男性を部屋にあげたくない人もいるかもしれません。
ゴミ屋敷専門の業者は、片付けの経験が豊富でゴミ屋敷の現場に慣れています。依頼主様の喜ぶ顔にやりがいを感じていますので、恥ずかしがる必要はありません。

どうしても、抵抗があると感じる方は、立ち合いなしサービスを選択したり、女性スタッフだけで清掃を行ったりすること等が可能です。

ゴミ屋敷業者を呼ぶのが恥ずかしい!その理由と業者の3つの対処法」では、このような清掃業者に関する疑問がすべて解説されています。
ゴミ屋敷専門の業者に依頼するのが恥ずかしい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

4-3. STEP3. 2度とゴミ屋敷にしないための予防策を打つ

子供のためにも、一度片付いた部屋を2度とゴミ屋敷にしたくないものです。

ゴミ屋敷にしないための予防策

  • 不要な物を置かない
  • 導線状に収納スペースを作る
  • 汚れを溜め込まないようにする

頑張らなくても片付けられるように「仕組み」を作っておきましょう。

①不要な物を置かない
すごく単純なことですが、不要なものを置かないようにすることが重要です。物が増えると整理整頓の手間が増えます。仕事や子育てに追われている中で、物に溢れかえっている空間を見ると掃除に対するモチベーションが低下してしまうでしょう。

使わない物を買わないようにするだけで、節約にも繋がります。できるだけ、物を増やさないようにしましょう。

②片付ける収納スペースは導線上に作る
自分や家族の癖や習慣の導線上に片付ける収納スペースを作りましょう。
例えば帰宅後、収納スペースに向かわずにカバンやコートを、床や椅子に置いてはいませんか?

片付ける場所を決めていても、人の行動を変えて片付ける習慣を作ることは難しいです。
あなたや子供、家族が通る導線上に、物を収納できるスペースを作ると無理なく片付けることができるできますよ。

大人と子供では目線の高さが違います。子供のランドセルやカバン、コートなどは低い位置に収納スペースを設けたり、フックを使ったりして楽に置ける高さを確保すると良いですね。
子供自身も片付けられる習慣が身につきますよ。

③汚れを溜めないようにする
汚したらすぐに、掃除するようにしましょう。
ご飯粒や油汚れは、1日置いておくと落とすのにとても苦労します。洗濯物の泥汚れやお風呂の水垢も同じです。
汚れやゴミは放置しておくと、量や手間が増えるためやる気が下がります。

少しずつでもいいので、汚れを溜め込まないように「何かをした後にこれを片付ける」といった段取りを決めておきましょう。

  • ご飯を食べたら、すぐに食器を洗う
  • お風呂から出たら洗濯物をすぐに回す
  • 飲み終わったペットボトルはすぐにゴミ箱に捨てる

5. 失敗しないための清掃業者の選び方

子供のために汚れた部屋を片付けるからには、失敗しないための清掃業者選びは大切です。
悪質な業者や信頼できない業者に依頼することのないように、安心して任せられる業者の選び方のポイントを解説します。

▼清掃業者の選び方のポイント

  • ゴミ屋敷清掃の実績がある
  • ハウスクリーニングもしてくれる
  • サービス内容が充実している
  • 作業開始後の追加請求がない
  • スタッフの対応が信頼できる

この5つの項目をチェックしていきましょう。

5-1. ゴミ屋敷清掃の実績がある

ゴミ屋敷の清掃実績がある業者は、物で溢れ返った状況に慣れているため、スピーディに片付けたり、トラブルが起きても対処できるノウハウがあります。
仕事で忙しい場合や立ち合いをしたくない人は、少しでも短時間で作業を終わらせて欲しいと考える人も多いのではないでしょうか。

実績の有無は、ホームページで確認できる業者が多いです。実績や実際に行った作業内容を細かく公開していることもあるので、一度ホームページで確認してみることをおすすめします。

段取りよく進めるためにも、ゴミ屋敷の清掃実績が豊富な業者を選ぶようにしてみてくださいね。

5-2. ハウスクリーニングもしてくれる

ゴミ屋敷は、ゴミを回収しただけでは綺麗な部屋にはなりません。生ゴミなどがある場合、害虫・害獣駆除や腐食した箇所の清掃が必要になります。ゴミを長い間放置していると、汚れが落ちにくいことも多いです。

清掃ができていないと異臭が残り、そこから害虫や雑菌などが繁殖してしまいます。入念な清掃だけでなく、除菌や消臭を行ってくれる業者を選びましょう。

5-3. 女性だけの対応や身バレ防止などサービスが充実している

ゴミ屋敷の清掃を得意としている業者は、お客様のニーズに合うようにサービス内容が充実しています。

例えば、異性を部屋に入れたくない人のための「女性だけのスタッフで対応できるサービス」や身バレ防止のための「立ち合いなしコース」、近隣に作業がばれないように「夜に片付けてくれるサービス」などがあります。

あなたに合うサービスを選べば、より満足のいく片付けが行えるはずです。サービス内容を比較して依頼する業者を決めましょう。

5-4. 作業開始後の追加請求がない

ゴミ屋敷の清掃業者の中には、大まかに安い見積もりを出して後から追加料金を請求する悪徳業者もいます。
見積書は金額だけでなく、どの作業にいくら費用が掛かるのか明確に記入があるかどうかを確認するようにしましょう。

もし、見積書で不明な点があったとしても、信頼できる業者なら詳細に説明してくれます。
分からない点を事前に確認することで、追加料金発生などのトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

5-5. スタッフの対応が信頼できる

見積依頼や相談など業者とのやりとりを実際に行ってみて、あなた自身が「安心してお願いできる」と感じる業者を選びましょう。
ゴミ屋敷の経験が豊富な業者であれば、分からないことがあったとしてもきちんと答えることが可能です。
清掃の手順や段取りなどあなたの要望に沿って、進めてくれるでしょう。

いくら料金が安くてサービス内容が充実していたとしても、横暴な言葉遣いやぞんざいな扱いを受けると、丁寧な仕事をやってくれるのかと不安になりますよね。

依頼する前に、きちんとスタッフと話をして信頼できる対応かどうか判断されることをおすすめします。

6. ゴミ屋敷の清掃はプロの業者に依頼しよう

子供のためにゴミ屋敷から脱却したいのであれば、専門的な知識があるゴミ屋敷専門の業者に依頼するべきです。

ゴミ屋敷の清掃作業は、ゴミを片付ければ終わりではありません。ゴミ屋敷であった形跡を消す作業力が求められます。 ゴミ屋敷専門の業者ならば、今までの経験や独自の技術を活かして、短時間でゴミ屋敷を片付けてくれます。
部屋の汚れや悪臭、害虫駆除の有無など、その場の状況に合わせて作業することができるでしょう。

ゴミ屋敷の片付けはリスクベネフィットにお任せください!

リスクベネフィットは、特殊清掃に特化した数少ないゴミ屋敷専門の会社です。自社特許技術の完全消臭作業、消毒作業、害虫駆除など現場に応じた清掃を行っています。

とくに子供がいるご家庭では、雑菌などの影響も心配ですよね。ゴミがなくなるだけではまだまだ不十分。そのために、リスクベネフィットでは消毒作業を無料で対応しております。

また、ゴミ屋敷の片付けを依頼する時「近隣に知られてしまわないか」「身元がバレてしまわないか」など気がかりな面もあるでしょう。
リスクベネフィットでは、ご依頼者様が気にかける事案の最善方法をご提案します。

レディースコース女性スタッフのみが対応
立ち合いなしコースお客さまの立ち合い一切不要
隠密コース近隣にゴミの片付け作業が悟られないように配慮
緊急対応コース明日退去だが間に合わないなど早期解決したいときに
ナイトコース人目につかない夜中や仕事終わりに依頼したい

上記のように、ニーズに合わせてオーダーメイドで作業を進めます。エアコン清掃、浴槽清掃、キッチン清掃など追加作業も対応可能です。

ゴミ屋敷清掃の料金やゴミ屋敷でお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

7. まとめ

ゴミ屋敷で育つと5つの悪影響があります。

  • 病気になる危険性がある
  • 学校でいじめられるリスクがある
  • 子供の学力の低下
  • 物を大切にできない
  • 子供が大人になったときに片付けられない

実際に「病気になるリスク」や「いじめられる危険性」や「ゴミ屋敷で育った子供は大人になったときにも片付けられない」など、生の声も見受けられました。子供をそのような大人にさせないために、1日でも早くゴミ屋敷を片付けるべきです。 最後に、片付けるステップをおさらいし、今すぐに実践していきましょう。

ゴミ屋敷を片付けるステップ

  • STEP1. 自力で片付けられる範囲を決める
  • STEP2. ゴミ屋敷専門の業者に依頼する
  • STEP3. 2度とゴミ屋敷にしないための予防策を打つ

ゴミ屋敷になってしまったら、家全体を自力で片づけることは難しいです。
自分の恥ずかしさより、子供のことを考えてゴミ屋敷専門の業者に依頼することをおすすめします。

失敗しないための選び方のポイント

  • ゴミ屋敷清掃の実績がある
  • ハウスクリーニングもしてくれる
  • サービス内容が充実している
  • 作業開始後の追加請求がない
  • スタッフの対応が信頼できる

上記の5つの項目を元に、専門の技術やノウハウを持つゴミ屋敷専門の業者に依頼してくださいね。
子供の今や将来のために、できるだけ早く生活環境を整えて過ごせる日々が来ることを心より願っています。

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