一度発生するとなかなか取れない、火災後の焼け焦げたにおい。隣の家で火災が発生し、煙が入ってきただけでも、自分の家ににおいが染みついてしまうことがあります。
人間の嗅覚は、火災のにおいに敏感にできています。危険を素早く察知することで、逃げられるようにするためです。そのため火災臭は、人間の鼻にとって不快なにおいとなっています。
「隣の家で火災が発生して煙が入ってきただけなんだけど、においがとれない」
「以前あったボヤ。すぐに火を消し止めたけどにおいが残っている。どうやってとったらいいんだろう」
急な火災に見舞われ、どのように消臭していけばよいか・においはしっかりとれるのかなど不安を募らせていることと思います。
火災の消臭方法は【消臭業者に依頼する・自分で消臭する】の大きく2つの方法があります。結論から述べると、火災の消臭は自分で行わずに消臭業者に依頼するのがおすすめです。
なぜなら、ススにより建物はサビてしまうので一刻も早く清掃する必要があることや、火災臭は頑固で一般人が完全に消臭するのは難しいためです。
火災のにおいを完全に消臭するには、一刻も早く正しいやり方で消臭に取り掛かることが重要です。
自分のケースでの火災消臭のベストな方法が分かり、消臭にスムーズに取り掛かることができるよう、この記事では、以下のことを解説します。
この記事で分かること
◎火災の消臭は業者に任せるのが基本であること
◎軽いボヤ程度なら自分で消臭できることもあること
◎自分で消臭する方法
◎火災の消臭を業者に頼む場合の消臭方法
◎火災消臭業者に依頼する場合の消臭費用相場
◎火災現場消臭業者を選ぶときのポイント4つ
この記事を読むことで、早急に消臭作業に移り、火災の臭いをしっかり除去することができます。
日常生活に一刻も早く戻れるよう、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
1.火災の消臭は業者に依頼するのが基本
火災の消臭方法は【火災消臭業者に依頼する・自分で消臭する】の2つの方法がありますが、おすすめは消臭業者に依頼する方法です。
なぜなら、火災臭は頑固で消臭が難しく、自分で消臭すると、完全消臭するのに数ヶ月〜数年かかってしまうこともあるからです。
火災消臭を業者に依頼するべき詳しい理由は、次の4つがあげられます。
- 火災現場はできるだけ早く清掃を行う必要がある
- 焼け焦げ臭に含まれる成分は分解が進むのが遅い
- 天井やコンクリートににおいが染み込んでいる
- ススによる健康被害のリスクがある
それぞれ確認してみましょう。
1-1. 火災現場はできるだけ早く清掃を行う必要がある
火災現場はできるだけ早く清掃を行わなければなりません。
なぜなら、火災のススに含まれる六価クロムなどによりサビが発生するからです。
サビが発生すると建物の耐久性や耐震性が低くなり危険なので、一刻も早くサビを止める必要があります。
以下は、火災のススにより数日後に家のものがサビていた事例です。
火災のススで家のものがサビた事例
家から200mほど離れた工場が火事になり、自宅まで黒い煙が風で流れてきて、ベランダが黒いススだらけになった。
数日後に見てみると、物干し竿や物干しスタンドのステンレス部分などがサビていた。
このように、200mも離れた場所の火事のススを浴びただけでも、数日でサビが発生するのです。
自宅の中で火災が起これば、すぐに消火したとしてもススはたちまち家中に広がってしまいます。ススはコンセントの中など細かい部分にまで入り込んでしまうので、家中に充満したススを自分で掃除すると、かなりの時間と手間を要してしまうでしょう。
その間にもどんどんサビが進み、家の老朽化が進んでしまいます。 しかし、業者なら1日~数日で清掃から消臭までしてくれます。
素早く清掃・消臭を終わらせるために、業者に任せるのがおすすめです。
1-2. 焼け焦げ臭に含まれる成分は分解が進むのが遅い
焼け焦げ臭に含まれる成分は、なかなか分解が進みません。
火災の後に残る焼け焦げ臭は、 焦げのにおいの元となる成分が不揮発性(気体にならない性質)で、耐熱性の膜で覆われ、カプセル状のようになってしまうからです。
このような状態になると、このカプセル化した成分が衣服や布類に付着し、徐々に焦げの匂いを放出していくため、においがなかなか消えないのです。
1-3. 天井やコンクリートににおいが染み込んでいる
表面についているススを落としたとしても、においの成分はすでに天井やコンクリートに染み込んでしまっていることもあります。
天井やコンクリートなどといったほとんどの物質には、細孔という小さな穴がたくさん空いています。
その穴に、においの成分が入り込み、においが染み付いてしまうのです。
こうなると、換気やススを拭き取るだけではにおいは取れません。
においの成分を元から分解するような特別な技術が必要になります。
1-4.ススによる健康被害のリスクがある
ススによる健康被害のリスクがある可能性もあるので、自分で消臭するのはおすすめできません。
実は、ススには、健康に害を及ぼす可能性のある有害物質が含まれていることがあるのです。
例えば、ススに含まれる有害物質には以下のようなものがあります。
【ススに含まれる可能性のある有害物質の一例】
有害物質 | 人体への影響 |
---|---|
ダイオキシン | ・発がんのリスク ・生殖機能、発生過程への影響 |
アスベスト | ・石綿(アスベスト)肺:肺が線維化してしまう肺線維症という病気の1つを引き起こすリスク ・肺がんのリスク ・悪性中皮腫(悪性腫瘍)のリスク |
参照:厚生労働省「アスベスト(石綿)に関するQ&A」
このように、火災現場には人体に影響を及ぼす物質が含まれている可能性があります。
消火したからといって、むやみに火災現場に立ち入るのは危険なので、火災消臭の専門業者に頼むのをおすすめします。
火災現場の有害物質については、「火災後の現場は有害物質が残っている|健康被害と除去方法を解説」の記事で詳しく解説しているので、気になる方はこちらも読んでみてくださいね。
2.軽いボヤ・煙が入ってきた程度なら自分でできることもある
前述した通り、火災現場のにおいを自分で完全消臭するのは難しいです。
しかし「それでも自分で一度トライしてみたい。」「費用をできるだけかけたくないから、自分でできるところまでは消臭したい」という人もいるでしょう。
そこでこの章では、火災のにおいを自分で消臭する方法を解説します。 火災後のにおいを自分で消臭する方法は、以下になります。
換気する
窓やドアを開けたり換気扇を回したりして、できるだけ通気性を良くする
ポイント
網戸も開ける
※網戸の網目ににおいの粒子が残るとにおいが残りやすいため、できれば網戸も洗う
はたき掃除・拭き掃除をする
- はたき掃除をしてから、拭き掃除をする
- 拭き掃除は、乾いた雑巾でススをふき取る
ポイント
・はたき掃除は、天井→壁→床と、上から下へ行う
・拭き掃除は、乾いた雑巾で行う
衣類は手洗いして洗濯機で洗濯
ポイント
・洗濯機に入れる前に必ず手洗いする
※いきなり洗濯機で洗うと、ススなどの大きな汚れにより洗濯機を傷つけたり、壊れたりする原因になる
本は天日干しする
はたきでススを落としてから天日干しをする
ポイント
紙は火災臭を吸い込みやすく消臭には時間がかかるので、何度か行う
交換できるものは取り替える
丸洗いができない大きなものは、できれば交換する(カーテン・カーペットなど)
繰り返しになりますが、自分で消臭するには限界があり、健康被害のリスクもあるためあまりおすすめできません。 しかし、できるだけコスト削減したい・自分でやってみたいという方は、上表の方法を試してみてくださいね。
自分で消臭するか・消臭業者に依頼するか判断するポイント
自分で消臭するか、消臭業者に依頼すべきか迷う場合は、以下のポイントをチェックして判断しましょう。
ポイント ススが部屋に回ってしまっていて、戸棚の中など細かい部分にまでススがあるか?
ティッシュで以下の部分をふき取り、ススがついていれば、業者に依頼をするのがおすすめです。
- 戸棚の中
- コンセントの中
- 各扉の上部
- トイレの換気扇の蓋など
このような細かい部分までススがあると、全てのスス清掃を個人で行うのは、かなりの労力になります。
当社リスクベネフィット社の火災消臭特許では、細かい所のスス(臭気)を、気体を用いて無害化できます。
人間が手作業で行うよりも何十倍も短時間で行う事が可能です。
3.火災の消臭を業者に頼む場合の消臭方法
では、火災消臭業者に消臭を依頼すると、どのようなことをやってくれるのでしょうか。
火災現場の消臭を業者に頼む場合、一般的には次のような作業があります。
火災の消臭を業者に頼む場合の消臭方法
石綿(アスベスト)含有量調査
※解体作業を伴う場合
壁や天井などにアスベストが含まれていないか調査する
家財や内装材の分別・撤去
※火災の程度による
においの発生源を取り除くため、燃えがらを分別・撤去する
ススの除去作業
※火災の程度による
天井や側壁など剥がせない建材やコンクリートのススを除去する
薬剤や専門機器による本格的な消臭
薬剤の散布や専門機器などを用いて本格的な消臭をする
※内装材とは
床・天井・壁などに使う素材。フローリングや畳・壁紙などの仕上げ材と、その下地となる素材
それぞれ見ていきましょう。
3-1.石綿(アスベスト)含有量調査
作業内容に建物の解体・改造・補修工事を伴う場合は、初めにアスベストが含まれていないか調査を行います。
令和2年より建物を解体・改造・補修工事をする際には、事前調査が法律により義務化され、令和5年10月以降は有資格者による調査が必須となりました。
石綿(アスベスト)には、肺がんや悪性中皮腫等引き起こすリスクがあるため、解体する建物の壁や天井にアスベストが含まれていないか事前に確認するのです。
具体的には、以下の流れで調査していきます。
①第一次スクリーニング(書面・図面調査) | 図面や改修履歴、試料採取予定個所などを確認する |
②第二次スクリーニング(現地での目視調査) | 実際に現場を訪れて、建築物を目視で確認し、調査票を作成する |
③試料採取 | 試料採取計画を決定する |
④分析調査 | 試料を分析しアスベストが含まれているか調査する |
⑤報告書を作成し、提出する | 報告書の提出が必要な場合は、報告書を作成・提出する |
もしこの調査でアスベストが含まることが判明した場合は、アスベストの飛散防止のための特別な措置を行ってから、作業を進めていきます。
調査が完了したら、火災現場の清掃作業に入っていきます。
3-2.家財や内装材の分別・撤去
まずは、焼け残った内装材(床や壁などに使う素材)をはがしたり、家財を撤去したりします。撤去することでにおいの発生源をできるだけ取り除くことができます。 ただし、においが弱かったり汚れが少なかったりなど、火災の程度が軽い場合には、この工程は行われないこともあります。
3-3.ススの除去作業
次に、火災のにおいの根源であるススの除去作業です。天井や壁など、剝がせない建材やコンクリートのススを除去していきます。
ススは煙なので、網戸の隙間やコンセントの中など、細かい部分にまで入り込んでいきます。弊社・リスクベネフィット社の火災消臭特許では、手が入らないような細かい所に入り込んでしまったスス(臭気)を、気体を用いて無害化できます。 こちらの工程も、においが弱かったり汚れが少なかったりなど、火災の程度が軽い場合には、行われないこともあります。
3-4.薬剤や専門機器による本格的な消臭
次に、本格的な消臭をしていきます。火災消臭に特化した薬剤を散布したり、専門機器を使用したりなど、具体的な消臭方法は業者によって異なります。
例えば、当社リスクベネフィットでは、完全消臭を可能にした3つの特許技術を駆使した消臭作業を行っていきます。
当社が消臭作業で実践している特許技術は以下の3つです。
①煤(スス)清掃
- ススの成分と躯体の材質に合わせて薬剤を調合し、ススを落とす
- 主に酵素を使うことで躯体と汚れを引きはがす
②オゾン燻蒸
- 閉め切った部屋で超高濃度のオゾンを発生させ、浸透させる
※地球上で2番目に強い物質のオゾンを有効に管理して臭気成分を酸化分解していく事で、通常換気に2~3年かかる臭気を1~2日程度で分解
- 当社の専用薬剤「消臭だんぼ」を併用する
※同業他社比300%の消臭力を実現
③コーティング
- 専用のコーティング剤シャダーンを用いる事で強固な皮膜を形成し、臭気の染み込んだ物質を封じ込める
※コーティング剤を使用する事でさまざまな建材を再利用でき、リフォーム費用を軽減できる
参照:リスクベネフィット「火災消臭の工法と料金とは?国内唯一消臭特許取得済み」
実は、多くの業者がオゾン燻蒸の消臭作業を謳っていますが、こちらは当社の特許技術なので、当社でしかやっていません。他社で行っているオゾン燻蒸は模倣ですのでご注意ください。
このように、消臭業者に依頼することで、豊富な知識と専門機器を使った完全消臭が可能になります。また、サビが発生する前に早く作業を進められることや安全性を考えた上でも、専門業者への依頼を検討しましょう。
優良業者の選び方については「5.火災現場消臭業者を選ぶときのポイント4つ」で解説していますので、こちらも参考にしてみてくださいね。 当社の消臭作業の流れについてもっと詳しく知りたい方は、「火災消臭の工法と料金とは?国内唯一消臭特許取得済み」の記事もご覧ください。
4.火災消臭業者の消臭費用の相場
「消臭業者に頼んだ方がいいことは分かったけど、費用はどれくらいかかるの?」と不安に思う方もいるでしょう。
費用は、火災現場の状況やにおいのレベル、部屋の大きさなど、その現場の状況によって大きく変わります。また、依頼する清掃業者によっても異なるので、一概に費用の相場を解説するのは難しいです。
ここでは、当社リスクベネフィットが提案している費用を参考に紹介させていただきます。 また、実際に消臭した事例も併せて紹介するので、自分の場合はいくらくらいかかりそうかイメージしてみてくださいね。
4-1.火災消臭費用の詳細
当社リスクベネフィットの火災現場消臭サービスの費用は、下記になります。作業内容によって、人数や広さに応じた料金を設定しています。
リスクベネフィットの火災現場消臭サービスの費用
石綿含有量調査
建材に石綿(アスベスト)が含まれているか調べる
70,000円
内装材撤去作業
においの発生源を取り除くため、焼け残った内装材をはがす
35,000円/人
天井・側壁 スス除去作業
天井、側壁等コンクリートのススを除去する
9,200円/㎡
有害物質酸化分解作業
有害物質類分解装置を複数設置し、酸化分解法にて、空間、コンクリート内部にあるにおい発生源を分解消臭する
1,800円/㎡
特殊コーティング作業
スス臭を消臭するための専用薬剤混合塗料を使用し、燃えた箇所をコーティングしてにおいを防ぐ
6,500円/㎡
参考:火災火事現場清掃 特許技術で完全消臭 リスクベネフィット
火災消臭の工法と料金とは?国内唯一消臭特許取得済み
上記は、あくまで目安となります。 においの程度や間取りの広さによって、消臭作業にかかる費用は大きく変化しますので、実際の金額は業者に問い合わせしてみてくださいね。
ここでは、当社で実際に火災消臭をおこなった事例をいくつか紹介します。
・【事例1】ボヤ発生|1部屋のスス清掃から消臭作業をしたケース
・【事例2】壁を焦がした|4LDKのスス清掃から消臭・壁のリフォームまでしたケース
・【事例3】他社で解体作業を行ったあと、当社で消臭作業だけ依頼
それぞれ見ていきましょう。
4-2-1.【事例1】ボヤ発生|1部屋のスス清掃から消臭作業
火災の程度 | 軽度(ボヤ発生・1部屋にススが蔓延) |
費用 | 375,000円 |
作業内容 | 家財撤去・スス清掃・消臭作業・有害物質撤去 |
こちらの事例では、ボヤが発生した1部屋の消臭と清掃作業を実施。
家財はすべて撤去し、スス清掃と有害物質撤去を行い、消臭作業を行いました。
4-2-2.【事例2】壁を焦がした|4LDKのスス清掃から消臭・壁のリフォーム
火災の程度 | 軽度(壁の一部が焦げる・4LDKにススが蔓延) |
費用 | 490,000円 |
作業内容 | スス清掃・消臭作業・壁リフォーム |
こちらの事例では、一部の壁が焦げたのと、ススが家中にまわってしまいました。スス清掃・消臭作業だけでなく、焦げた壁のリフォームまで行いました。
4-2-3.【事例3】他社で解体作業を行ったあと、当社で消臭作業だけ依頼
火災の程度 | 重度(室内はすべて解体) |
費用 | 250,000円 |
作業内容 | スス清掃・有害物質除去・消臭作業・特殊コーティング |
こちらの事例では、他の業者で解体作業を行ったあと、当社で消臭作業のみ行いました。このように、他社で解体→当社で消臭作業のみを行うケースが非常に多く見受けられます。
解体業者の中には「解体のみで消臭までできる」と解体作業を請け負うことがあります。
しかし、火災の臭いを取り除くことができず、依頼者に気づかれる前に当社にこっそり依頼し、においを除去しているケースがあります。
このように、そもそも解体業者側ですら消臭できるかどうかの判断を誤り、最終的に当社に依頼することが多々あります。
5.火災現場消臭業者を選ぶときのポイント4つ
火災現場のにおいは、自分で完全に取り除くことは難しいため、プロの消臭業者に頼むのが一番です。
しかし、
「業者がたくさんあって、どの業者がいいのかわからない」
「どうやって業者を選んだらいいの?」
と疑問に思う方も多いかと思います。
そこで、この章では火災現場の消臭業者を選ぶポイントについて解説していきます。
火災現場の消臭業者を選ぶポイントは次の4つです。
- 火災消臭に特化している
- 有害物質も除去してくれる
- においを数値化して完全消臭をしてくれる
- 必要な資格を有している
これら4つのポイントをおさえた業者であれば、安心して消臭を依頼することができます。業者のホームページで、これらのポイントをチェックしてみましょう。
それぞれ順番に解説していきます。
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5-1. 火災消臭に特化している
消臭業者といっても、様々な状況に特化している会社があります。
火災現場の消臭であれば、火災の臭いの消臭に多くの実績を持つ業者を選ぶのが1つのポイントです。
火災臭のにおいの元は、ススです。このススを除去することが、においの元を除去することです。
火災現場の消臭に特化していない業者だと、ススがついた内装材を正しく撤去しなかったり、労力のかかるスス除去作業が十分に行われなかったりと、ススが残ったまま消臭を行う場合があります。
ススが残ったままだとにおいの元が残っていることを意味するので、その分消臭も困難になってきます。
したがって、火災臭の消臭に実績と技術を持ち、正しくススを除去した上で消臭作業を行ってくれる業者を選びましょう。
【火災消臭に特化している業者か判断するポイント】
- ススのついた内装材撤去作業もまとめて行ってくれるかホームページで確認する
- 火災消臭に実績のある業者かホームページで確認する
5-2. 有害物質も除去してくれる
消臭だけでなく、火災時に発生している可能性のある有害物質も一緒に除去してくれる業者を選びましょう。
大きな火災が発生したときには、ダイオキシンやアスベストなど、体に被害をもたらす有害物質が発生している可能性があります。
当社リスクベネフィットでは、ダイオキシンを分解・無害化し、下図のように数字データで証明しています。このようにデータで分かると安心ですよね。
においがなくなったからといって、有害物質がないとは言い切れません。安心して過ごすためにも、有害物質の除去もしてくれる業者を選びましょう。
【有害物質も除去してくれる業者か判断するポイント】
- 有害物質の除去作業に対応しているかホームページで確認する
5-3. においを数値化して完全消臭をしてくれる
完全消臭と謳っていても、においは目に見えないので、本当ににおいが消えているかを試す事は難しいですよね。
しかし火災現場消臭業者の中には、においを数値化して、本当に完全消臭できたことを数字で証明してくれる業者があります。
反対に、数値のように目に見える形で証明してくれない業者は危険です。後になって「やっぱり臭いかも」とトラブルになる可能性があるのです。
においの感じ方は人それぞれ異なります。安心してその後の生活を過ごすためにも、完全消臭されたことを目に見える形で証明してくれる消臭業者を選びましょう。
【においを数値化して完全消臭をしてくれる業者か判断するポイント】
- においの数値化とその方法をホームページで解説しているか確認する
- 実際に完全消臭した実績を公開しているかをホームページで確認する
5-4.必要な資格を有している
火災の消臭作業を行う際に必要な資格を持っているかも確認しましょう。 火災の消臭業者として依頼を受けるには、以下の資格が必要だからです。
【火災消臭業者に必要な資格】
建築物石綿含有建材調査者
※または、令和5年9月30日までに日本アスベスト調査診断協会に登録された者
解体業
建物の解体作業(壁や天井をはがす等)が必要な場合に必須
参照:厚生労働省「建築物石綿含有建材調査者」
【必要な資格を有している業者か判断するポイント】
- 石綿含有量調査や解体作業の資格の有無をホームページか電話で確認する
6.火災消臭ならリスクベネフィットにおまかせください
火災臭の消臭は、 火災現場消臭に多くの実績を持つリスクベネフィットへおまかせください!
住宅火災の火災現場の消臭や解体はもちろん、ボヤ程度の火災から、大規模な工場の火災まで、幅広く対応しております。
消臭保証つきで安心!
リスクベネフィットの火災現場清掃では、作業プランによって消臭保証もついています。
これは「においを全く感じない」というレベルではなく、部分的に剥がした壁紙や床材を仕上げたあとに、異臭を感じないレベルをお約束するものです。 これまでの弊社の施工実績では、再施工に至ったケースは一度もありませんので、ご安心ください!
リスクベネフィットは、前に解説した火災消臭業者を選ぶべき3つのポイントを全ておさえております。
ここでは、リスクベネフィットの火災現場の消臭作業とポイントをご紹介いたします。
リスクベネフィットでは、7年もの期間をかけて、様々な火災現場の復旧を通じ、どうやって匂いを消臭することができるか、分析を続けて参りました。 その結果、完全消臭を実現する技術を開発し、特許を取得いたしました。さらに、においを数値化することを可能にし、完全消臭をお客様の目に見える形で保証しております。
【火災現場の臭気を測定し可視化】
岡山一軒家火災のケース においのレベルはこのように可視化され、消臭されたことを感覚だけでなく目で見ることができます。
火災現場の消臭や清掃全体の工程表については「特許技術で完全消臭」からご確認ください。
お客様が心地よい生活を取り戻せるよう、リスクベネフィットが責任をもって、火災臭の完全消臭をさせていただきます。 お問い合わせは、フリーダイヤルもしくはメールフォームにて受け付けております。
7.まとめ
いかがでしたか?
火災の消臭方法が分かり、業者に頼む場合はどのような業者を選ぶべきか分かったのではないでしょうか。 最後にこの記事をまとめますと
◎火災の消臭は消臭業者に依頼するのがおすすめな理由
- 火災現場はできるだけ早く清掃を行う必要があるため
- 焼け焦げ臭に含まれる成分は分解が進むのが遅い
- 天井やコンクリートににおいが染み込んでいる
- ススによる健康被害のリスクがある
◎火災消臭業者を選ぶときのポイント
- 火災消臭に特化している
- 有害物質も除去してくれる
- においを数値化して完全消臭をしてくれる
- 必要な資格を有している
この記事を元に、あなたの家の火災臭が納得のいく方法でしっかり消臭できることを願っています。