多頭飼育崩壊の現場で、一体何が起きているのでしょうか?
多頭飼育崩壊という悲劇がなぜ起きるのでしょうか?
動物を愛する人たちにとってはとても辛い現実ですが、世界中でたくさんの多頭飼育崩壊が発生し、今この瞬間にも、多くの動物たちが劣悪な環境で命の危険にさらされています。
この記事では、さまざまなメディアで紹介されている、多頭飼育崩壊に関するたくさんのニュースの中からいくつかの事例をご紹介し、多頭飼育崩壊が起きる原因として考えられている問題点を解説します。
そして、万が一、そのような事態になりかけてしまった場合に、具体的にどのような方法で環境を改善することができるのか、多頭飼育崩壊の現場を再生するプロの技術をご紹介します。
この記事を読むことで、一人でも多くの人に多頭飼育崩壊の現実を知ってもらい、身近にこのような事態が起きてしまったときに、具体的な解決に導くきっかけとなれば幸いです。
ぜひ、最後までご覧ください。
Contents
1. ニュースになった多頭飼育崩壊の事例
近年話題となった、特に劣悪な多頭飼育崩壊の現場を保護団体がサポートした事例をご紹介します。
1-1. 大阪府寝屋川市のケース
2020年夏、大阪府寝屋川市(ねやがわし)の住宅でおよそ50匹の猫が保護されました。
■多頭飼育崩壊の現場の状況
近隣一帯に悪臭が立ち込めるほどの多頭飼育崩壊の現場では、ボロボロになった家の中に、ガリガリにやせ細った50匹ほどの猫が暮らしていました。猫の糞尿と病気が蔓延する不衛生的な環境で、弱って死んだ猫を共食いするほどの悲惨な状況だったようです。
飼い主である50代と70代の夫婦は自分たちの生活もままならず、保健所に引き取ってもらい殺処分するためのお金も出せない、行政からのサポートも得られないという状況でした。拾ってきた猫が子猫を産み、そのまま無秩序に飼い続けた結果、およそ10年かけて多頭飼育崩壊に至ったということです。
■保護されたきっかけ
レスキューが行われたきっかけは、近隣の住宅から悪臭がするという苦情。そして、「近所に猫の多頭飼育崩壊を起こしている家がある」という情報が、大阪府で活動している保護団体のもとに寄せられたことでした。
■多頭飼育崩壊現場の解決
ボランティア団体は介入を決定し、およそ50匹の猫を保護。寄附金などを募りながら新たなシェルターを設置し、猫の体調が回復したところで、去勢・避妊手術、病気の手術を施しました。
半数の猫をシェルターに移し、飼い主に対しても、ボランティア団体が住環境の改善をサポートしてきましたが、最終的に、他のボランティア団体の協力の元、すべての猫を保護したということです。
多頭飼育崩壊の現場 | 大阪府寝屋川市(ねやがわし)の民家 |
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保護された動物 | およそ50匹の猫 |
飼い主の状況 | 50代と70代の夫婦、夫は入院中 |
保護されたきっかけ | 近隣から「悪臭がする」と苦情。「近所に猫の多頭飼育崩壊を起こしている家がある」という情報が寄せられ、ボランティア団体が猫を保護 |
サポートした団体 | NPO法人令和さくら猫マザーヘレン |
出典: NPO法人 令和さくら猫マザーヘレン「【緊急】寝屋川の多頭飼育崩壊について」
1-2. 島根県出雲市のケース
2020年10月、島根県出雲市の、一般家庭では史上最大レベルという多頭飼育崩壊の現場で、動物たちの緊急レスキューが行われました。
■多頭飼育崩壊の現場の状況
8畳2間に、すし詰め状態で折り重なるようにして生活していたのは、およそ160匹以上のやせ細った犬。外にも出られず、病気が蔓延する中で次々と子犬が産まれて増え続け、フンなどを食べながら生き延びていたようです。拾ってきた1匹の捨て犬が子犬を産んだことから犬の数が増え始め、金銭的な問題で不妊手術が追いつかない状態になっていったという状況でした。
およそ30年続いていたという出雲市の虐待飼育のニュースは、国内だけでなく海外のメディアでも報道されました。
■保護されたきっかけ
近隣の住民からの通報、苦情を受け、島根県が調査をしていましたが動物愛護法違反と判断できず、飼い主は不妊手術や犬の譲渡を拒否。そこで、地域の動物愛護団体が飼い主を説得し、県を通じて、公益財団法人どうぶつ基金にサポートを依頼したということです。
■多頭飼育崩壊現場の解決
譲渡を拒否する飼い主を根気強く説得し、ようやく、飼い主からの正式な依頼と関係者全員の合意に基づく公益事業として、地域の動物愛護団体と出雲保健所と連携でレスキューが行われました。
しかし、160匹以上の犬を一度に保護することは難しく、少数ずつ犬を保護しながら、全頭の一斉不妊・去勢手術、ワクチン、ノミ駆除を実施。多くの寄付や援助を受けながら、何とか殺処分を回避し、全頭を新たな引受先を決めることができたということです。
多頭飼育崩壊の現場 | 島根県出雲市、8畳2間の平屋の民家 |
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保護された動物 | およそ160匹の犬 |
飼い主の状況 | 家族3人 |
保護されたきっかけ | 近隣の住民からの通報を受け島根県が調査。動物愛護団体が飼い主を説得 |
サポートした団体 | 動物愛護団体、公益財団法人どうぶつ基金 |
出典:公益財団法人どうぶつ基金「現地視察報告とお礼 犬164頭飼育崩壊」
1-3. 海外の多頭飼育崩壊の事例(アニマルホーディング)
多頭飼育崩壊の現場は、猫屋敷・犬屋敷、ペット屋敷とも呼ばれます。このような事例は日本国内に限ったことではなく、海外でも同様の事例が発生しています。
ちなみに、大量のものを病的に集めて所有することで機能不全を起こしているような状態を、英語でホーディングといいます。いわゆるゴミ屋敷を作ってしまうような状態がホーディングで、ゴミ屋敷の持ち主が、ホーダーです。
動物の多頭飼育崩壊を起こしているようなケースは、アニマルホーディングと呼ばれます。
2011年、アメリカのノースカロライナ州の民家で驚くべき規模のアニマルホーディング事例が発覚し、動物福祉局員と保護団体による救出が行われました。
中年のカップルが暮らす家には、アヒル、ウサギ、犬、猫など17種類、400匹以上の動物が飼われていましたが、不妊手術や予防接種などのケアはおろか、食べ物も水もほとんど与えられていなかったということです。
この家からは、病気にかかった、あるいは死にかけた何百匹もの動物が助け出されましたが、二人は、自分たちは動物の救済者であると名乗っていたということです。
出典:ALIVE「精神疾患に関連する場合が多いアニマル・‘ホーディング’と呼ばれる劣悪多頭飼育」
参考資料:アニマル・リテラシー「アニマル・ホーディング~動物と人間の福祉を脅かす社会問題~」
何百匹もの死にかけた動物が救出されるというのは、かなり異常な事態です。
一体どうしてこのような事態が起きてしまうのか、その原因について、次の章で詳しく解説していきます。
2. 事例からわかる多頭飼育崩壊が起きる主な3つの原因
多頭飼育崩壊を起こしてしまう飼い主には、いくつかの共通点があるといわれています。
そこから考えられるのは、多頭飼育崩壊を起こしてしまう要因は飼い主の特性にあるのではないかということです。
多頭飼育崩壊を起こしてしまう原因としてあげられるのは、主に次の3つです。
- 孤独
- 高齢者
- 認知症
2-1. 孤独を埋めるため多頭飼育崩壊を起こす
多頭飼育崩壊を起こす飼い主は、自分自身の孤独を埋めるために沢山の動物を手元に置こうとします。
なぜなら、そのような飼い主の多くは、家族、地域、社会とのつながりが希薄で、他者と関わることなく孤独な状況で生活しているケースが少なくないからです。
寝屋川市、出雲市の多頭飼育崩壊のケースを振り返ってみると、動物だけでなく人間にとっても劣悪な環境であるにもかかわらず、飼い主は動物たちを手放すことを拒否し、自分たちで飼い続けようとしていました。寝屋川市のケースでは、およそ50匹のうち半数の猫が保護されたことで、飼い主はとても寂しがっていたということです。
おそらく、猫たちが病気でやせ細り、死んで共食いをしていることは、飼い主にとっては大した問題ではなかったのでしょう。それよりも、自分の孤独を埋めてくれる動物を手放さなければならないことのほうが、飼い主にとっては恐怖だったのかもしれません。
多頭飼育崩壊を起こす飼い主は、たくさんの動物に囲まれていることで孤独を埋め、安心感を得ていたのではないでしょうか。
その結果、多頭飼育崩壊という事態を引き起こし、動物たちに、そして近隣の住民にも大変な迷惑をかける結果となったのです。
2-2. 高齢者が多頭飼育崩壊を起こす
高齢者が、多頭飼育崩壊を起こしてしまうケースは少なくありません。
なぜなら、高齢者が動物を飼う場合、体力的な問題から、散歩やトイレの世話が困難になりがちだからです。
はじめのうちは丁寧にケアをして、病院へも連れていったとしても、徐々にそれが難しくなり、ペットの数が無秩序に増え、不衛生な環境で多頭飼育をするという事態が起きてしまうのです。
また、昔のやり方のままたくさんの動物を飼い続け、予防接種や不妊手術の必要性を認識していないというケースも少なくありません。
周囲からのアドバイスや指摘があったとしても、このような飼い主は自分のやり方に固執して説得を受け入れようとはしません。その結果、地域から孤立し、かえって動物への執着を強めてしまうため、解決までにとても時間がかかります。
2-3. 認知症で世話ができなくなり多頭飼育崩壊を起こす
多頭飼育崩壊を起こしてしまう飼い主の中には、認知症を発症して、ペットの世話はおろか、自分自身の世話もできなくなってしまっているケースがあります。
認知症の飼い主は、ペットが劣悪な環境にあり、お腹を空かせて病気になっていてもまったく気づいていないため、このような場合の多頭飼育崩壊の解決はかなり難しくなります。
飼い主が認知症を発症してしまったことで多頭飼育崩壊が起きている場合は、動物の保護と合わせて、飼い主本人の生活をサポートすることについても考えていかなければなりません。
そのためには、ボランティア団体だけでなく、自治体や、地域の福祉サポートと連携した取り組みが必要になります。
3. 多頭飼育崩壊の現場の支援方法
多頭飼育崩壊は、劣悪な環境に置かれる動物たちだけでなく、そこで暮らす飼い主、近隣の住民にとっても大きな問題です。
多頭飼育崩壊の状態になってしまった現場を解決・支援するには、主に次の3つの方法があります。
- ボランティア団体による支援
- 動物愛護協会による支援
- 保健所による対応
それぞれの支援方法について、詳しく解説していきます。
3-1. ボランティア団体による支援
記事の中でご紹介してきたように、全国のたくさんの多頭飼育崩壊の現場から動物たちを救うために、民間のボランティア団体が活躍しています。
ボランティア団体の存在がなければ、解決は困難であるというのが、現在の多頭飼育崩壊現場の現状です。
ボランティア団体は比較的小さな規模で活動しているケースが多く、あくまでもボランティアによる活動として行われています。
しかし、ボランティア団体には、動物たちの保護のために、多くのサポートが求められています。
多頭飼育崩壊の現場から動物たちを救うために、全国のさまざまなボランティア団体が、次のような活動を行っています。
- 多頭飼育崩壊を起こしている飼い主の説得
- 虐待飼育を受けている動物の保護・運び出し
- 動物を確保するためのシェルターの用意
- 保護した動物のケア(エサ、トイレの世話)
- 不妊手術のサポート
- 予防接種のサポート
- 里親探し
- 寄附金集め
3-2. 日本動物愛護協会による支援
各地域のボランティア団体のほかに、動物を保護する活動を行っている大きな組織として、公益財団法人日本動物愛護協会があります。
日本動物愛護協会では、多頭飼育崩壊現場や災害現場などからの動物の保護、不妊去勢手術の費用助成、保護した動物の里親を探すための譲渡会の開催などの活動を行っています。
- 譲渡会の開催
- 不妊去勢手術の費用を助成
- 動物相談へのアドバイス
- 災害時の動物の支援活動
そのほか、動物愛護活動の重要性を社会に広めるための活動、命の大切さを知ってもらうための広報活動なども積極的に行っています。
- 広報誌「動物たち」を発行
- 自治体、学校、企業、各団体向けの講演
- 各種動物愛護イベントを後援
- 地域猫活動を応援
日本動物愛護協会は、このような活動を通して、多頭飼育崩壊のような事態が起こらないようにするための、飼い主の意識の向上に貢献しています。
3-3. 保健所による対応
出典:環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」
行政による対応のひとつとして、保健所によるペットの引き取りが行われています。
保健所では、野良犬や野良猫、飼いきれなくなったペットを引き取り、最終的に行き場のないケースについて殺処分を行いますが、同時に、殺処分をできるだけ減らすためのさまざまな取り組みも行っています。
ペットの飼い主の元に返すための働きかけや、引き取り先を探すための譲渡会の開催や、ボランティア団体と連携した活動を通して、犬や猫の殺処分の件数削減を実現しています。
3-4. 飼い主へのサポートも重要
多頭飼育崩壊のような事態をなくすためには、飼い主へのサポートも非常に重要です。
なぜなら、2.「事例からわかる多頭飼育崩壊が起きる主な3つの原因」でお伝えしたとおり、多頭飼育崩壊を引き起こしてしまう原因は、飼い主が抱えるさまざまな問題に起因すると考えられるからです。
根本的な解決をしなければ多頭飼育崩壊を再度起こしてしまう可能性が高くなります。
飼い主が再び同じことを繰り返してしまわないよう、心のケアを行い、何らかの支援を受けられるような体制づくりが求められています。
また、多頭飼育崩壊の現場となった住宅の再生という問題も残されています。
近隣の住民が抱える悪臭問題を解決するためにも、多頭飼育崩壊の現場となった住宅の清掃・消臭を行い、人が住める状態に回復するという作業が必要になります。
しかし、多頭飼育崩壊の現場を回復する作業は、実は相当難しく、プロのサポートが欠かせません。なぜなら、多くの場合、現場はほぼゴミ屋敷の状態になってしまっているからです。
多頭飼育崩壊の現場がゴミ屋敷になってしまう理由。そして、そこから家を再生する方法について、次章以降で詳しく解説していきます。
4. 多頭飼育崩壊現場とゴミ屋敷とのつながり
多頭飼育崩壊に至った現場は、同時に、ゴミ屋敷にもなっているケースが少なくありません。
ゴミ屋敷の状態でペットを飼い始めるケースもありますが、複数のペットを飼い始めたことからゴミ屋敷化していくケースもあります。
多頭飼育崩壊の状態からゴミ屋敷になってしまうと、そこから抜け出すことがかなり難しくなります。自分だけで現状を回復するのはもはや不可能で、行政やボランティアによるサポート、自宅を元に戻すためにはプロのサポートが必要になります。
多頭飼育からゴミ屋敷につながる理由とそうなった場合の解決方法について解説していきます。
4-1. 複数のペット飼育からゴミ屋敷に至る理由
多頭飼育崩壊を起こす飼い主の中には、外出することなく家の中に閉じこもることでゴミが溜まり、家の中がゴミ屋敷状態になってしまっているケースがあります。
なぜなら、ペットの泣き声や悪臭のせいで近隣の住民に迷惑をかけてしまい、クレームを受けていることが多いからです。
多頭飼育崩壊を起こす飼い主の多くは、このようなクレームを無視し、状況を改善するのではなく、窓やドアを閉め切り、ペットの存在を周囲から隠すことで対処しようとします。
そのため、地域から孤立し、外出することなく家の中に閉じこもることになり、ゴミ屋敷化が加速するという事態になってしまうのです。
4-2. ゴミ屋敷化した多頭飼育崩壊現場の回復は専門業者に依頼すべき
多頭飼育崩壊の現場がゴミ屋敷化してしまった場合、あまりにも酷い状況であれば、家を取り壊して建て直すという対処法がありますが、なかなかそうもいきません。
不衛生で劣悪な環境を再び人が住める状態に戻す清掃作業が必要になります。
しかし、ゴミ屋敷化した多頭飼育崩壊現場の回復作業は相当困難です。
ほとんどの場合、個人では解決することができないので、専門業者に依頼する必要があります。ただし、業者の選び方にも注意が必要です。
ゴミ屋敷の清掃だけなら家のクリーニングや消臭を行う清掃業者に任せることができるのですが、ペットの臭いを完全に消臭するには、かなり高度な技術を必要とするため、特別な消臭技術を持つ専門業者に依頼する必要があります。
ゴミ屋敷化した多頭飼育崩壊現場の回復は、ペット臭の消臭に効果のある高度な技術を持つ専門業者に依頼することがとても重要です。
5. 【リスクベネフィット】特許技術で多頭飼育現場を徹底清掃・消臭
出典:リスクベネフィット「床が糞だらけの犬屋敷清掃」
出典:リスクベネフィット「ゴミ屋敷化した猫屋敷清掃」
多頭飼育崩壊現場、ゴミ屋敷状態をなんとかしたいなら、リスクベネフィットの「ペット消臭サービス」がおすすめです。
- 部屋中にペットのフンが堆積している
- 部屋中に犬や猫のおしっこの臭いが充満している
- 床一面、フローリングの溝にまでペットのフンがつまっている
- 壁や柱を伝って床下にまでペットのおしっこが染みている
- 部屋の隅、サッシや至るところにペットの毛が堆積している
- ペットが室内で亡くなっている
このような状態は、ペットにとっても、もちろんそこで暮らす人間にとっても、健康に害が及ぶ劣悪な環境であることは間違いなく、周辺の住民にとっても過酷な環境です。
解決のために一千万円以上かけて自宅を建て直したり、賃貸の場合は多額の賠償費用を請求されるといったケースも少なくありません。
リスクベネフィットでは、多頭飼育崩壊に陥ってしまったこのような状態を徹底的に清掃・消臭し、再び人が住めるような状態にするためのサービスを提供しています。
5-1. リスクベネフィットの特別なペット消臭技術
ペットのフンやおしっこが長年しみついたペット臭を完全に消臭するのは、とても難しいことです。
部屋の表面だけに消臭剤をかけても、フローリングや床板、柱、壁紙に染み込んだおしっこの成分は消えません。さらに、臭いの元はとなるフローリングの溝にまでつまったペットのフン、そこに繁殖する雑菌を完全に除去しなければ、悪臭がいつまでも発生し続けるからです。
このような困難な現場でも、リスクベネフィットでは、特別な3つの工法でペット臭の完全消臭を実現しています。
● フェロモン臭分解
特許技術でフェロモン臭を分解、完全消臭
● オゾン燻蒸
超高濃度オゾンを生成建材にしみ込んだ臭気を酸化分解法で分解
● コーティング
コーティング剤で臭気を塞ぎこみ完全にシャットアウト
■フェロモン臭分解
ペットのおしっこには、自分の縄張りを主張するためのフェロモン臭が混ざっており、この特殊な臭い成分は、アンモニア臭に効く消臭剤などでは消すことができないのです。
リスクベネフィットでは、特許技術を用いてこのフェロモン臭を分解。完全消臭を可能にしています。
■オゾン燻蒸
雑菌消毒、フェロモン臭分解作用終了後、超高濃度のオゾンを燻蒸し消臭。専門薬剤、オゾン燻蒸促進剤を併用し、酸化分解法によって建材にしみ込んだ臭いまで分解します。
通常の換気では2~3年かかる臭気の風化を、特別なオゾン発生装置を使って3日程度で行うことができます。
■コーティング
臭い成分が染み込んだ床を解体することなく、コーティング剤を使って臭気を塞ぎこみ、気になるペットの臭いも完全にシャットアウトします。
5-2. リスクベネフィットのペット消臭サービス
出典:リスクベネフィット「犬のおしっこ消臭」
リスクベネフィットでは、消臭方法に関する特許技術を活かし、多頭飼育崩壊の現場、犬屋敷・猫屋敷などさまざまな現場でのペットの臭いの消臭に役立てています。
ペット消臭には数多くの作業工程があり、必要に応じて、お部屋の清掃から消臭、除菌まで複合的に対応することで、確かな消臭を可能にしています。
リスクベネフィット【ペット消臭 作業項目一覧】
糞除去作業 | ウイルスや雑菌が潜む危険のある犬や猫のフンを除去し、専門薬剤と感染対策を施し対応します |
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家財等の糞ふき取り | ペットのフンやおしっこで汚れた家財を再利用できるよう清掃します |
壁紙剥がし | 臭気を付着した壁紙を剥がすことで、素早く安く部屋全体を消臭することができます |
床解体 | ペットのおしっこが染み込んだ床が腐っている場合は、解体作業にも対応可能です |
除菌作業 | ペットのおしっこなどを栄養源に繁殖している、匂いの元となるさまざまな雑菌を取り除きます |
フェロモン臭分解 | 特許技術で、猫のおしっこの中にだけ含まれる特殊な臭い成分を分解・消臭します |
特殊コーティング | おしっこが染み込んだ床を解体することなく、専門コーティング剤でふさぎこむことで、匂いを完全にシャットアウトします |
完全消臭作業 | 雑菌消毒、フェロモン臭分解終了後、およそ3日かけて、超高濃度のオゾンを用いた完全消臭作業を行います |
亡骸撤去 | 多頭飼育現場などで発見される亡骸を撤去、埋葬供養を代行します |
万が一、ペットの亡骸が発見されるような場合も、特殊清掃の技術を活かして対応が可能です。精神的な負担が大きい、亡骸の撤去作業、埋葬供養の代行にも対応しています。
リスクベネフィットのペット消臭サービスについて、詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
5-3. リスクベネフィットのペット消臭サービスによる清掃事例
猫屋敷・犬屋敷の清掃事例をご紹介します。
ゴミ屋敷状態の家も、リスクベネフィットの高度な技術で、徹底的に清掃・消臭を行うことで、再び安心して生活できる状態に戻すことができます。
5-3-1. 一軒家での猫屋敷清掃
猫の糞尿による汚れや臭いのために片づけや掃除が不十分になり、猫屋敷兼ゴミ屋敷となってしまった一軒家の清掃作業の事例です。
①清掃前の状態
廊下の片隅にゴミ山ができ、糞尿とゴミの臭いが混じった悪臭の中で、猫たちがくつろいでいます。
②片づけ・清掃作業
ゴミを分別、袋詰めし、地域の一般廃棄物業者様へ引き渡し。そして、各部屋の清掃作業を行います。
③清掃後
歩くことも困難だった部屋、畳が見えなくなっていた和室も、きれいに仕上がりました。
5-3-2. 犬屋敷兼猫屋敷の清掃と消臭
10匹以上の犬・猫が自由に暮らしている一軒家の犬屋敷清掃・消臭作業の事例。娘さんとお孫さんの里帰りの前に、家をきれいにしたいというご依頼です。
①清掃前の状態
犬・猫の餌や缶詰が散乱する部屋から、ゴミを分別・袋詰めして処分。糞尿まみれのキッチンは、つけ置き・洗浄・拭き上げをひたすら繰り返して徐々に汚れを落としていきます。
②消臭作業
長時間かけて丁寧に清掃作業を行った後、薬剤による消臭、オゾン燻蒸による消臭を行います。
③仕上げ作業
床の仕上げは、清掃・消臭ののちワックスがけを行っています。天井面には特殊コーティングを実施、部屋の各所に浸み込んでしまった臭気を塞ぎこんでいます。
出典:リスクベネフィット「犬屋敷兼猫屋敷の清掃と消臭」
5-4. 猫屋敷・犬屋敷・ペット屋敷の清掃消臭にかかる費用
作業工程 | 作業による効果 | 作業料金 |
---|---|---|
糞除去作業 | 臭いの発生源・汚染源を除去することで、再度臭気が発生を防止する | 35,000円/人 |
家財ふき取り作業 | 専用薬剤を用いて洗浄することで、除菌、消臭効果を高める | 35,000円/人 |
壁紙剥がし作業 | 壁紙をはがすことで、臭気を吸い込んでいる、汚染源を除去 | 35,000円/部屋 |
床解体作業 | 汚染箇所、臭気の発生源を完全に取り除く | 35,000円 |
雑菌消毒、除菌 | 壁面・天井・家財・カーテン・窓などに付着する臭い成分を消毒剤で軽減 | 35,000円/部屋 |
フェロモン臭分解 | 動物の臭気の根源であるフェロモン臭を除去 | 100,000円/部屋 |
特殊コーティング | フローリングの継ぎ目から出る臭気を防止 | 5,000円/箇所 100,000円/部屋 |
完全消臭作業 | 世界で最高水準のオゾン発生器を用いることで、より早く確実に除菌消臭 | 別途料金表参照 |
多頭飼育崩壊の現場、犬屋敷・猫屋敷、ペット屋敷の清掃・消毒にかかる費用は、決して安くありません。
それは、壁紙、床や柱、家の基礎部分にまで長年しみついたペットのおしっこやフンを完全に除去し、臭いの元、しみついた臭いを完全になくすためには、高度な技術とたくさんの手間、たくさんの作業工程が必要になるからです。
そのため、リスクベネフィットでは、このような料金で設定でペット消臭のさまざまなサービスを提供しています。
6.まとめ
多頭飼育崩壊の事例、発生する原因、現場から動物たちを救うための取り組みなどの情報をご紹介しました。
多くのボランティア団体の方々、行政のサポートにより、たくさんの多頭飼育崩壊の現場から動物たちが救出されています。
しかし、多頭飼育崩壊に至った飼い主の心のケア、そして、多頭飼育崩壊の現場となった家をどのように清掃・消臭して再生していくかという問題が残されています。
多頭飼育崩壊現場や、ペット屋敷の清掃・消臭を、素人が行うことは相当難しく、また、単なる清掃・消臭サービスだけでは臭いを完全に取り去ることはできません。
特別な消臭技術を持つ専門業者でなければ、ペット屋敷を完全に清掃・消臭し、再び人が暮らせる状態にすることは不可能です。
万が一、自宅がペット屋敷の状態になってしまった場合は、特別な消臭技術を持つ専門業者に清掃・消臭を依頼することをおすすめします。