床下浸水を防ぐ5つの対策!便利グッズや水害時の対処法も紹介

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床下浸水を防ぐ5つの対策!便利グッズや水害時の対処法も紹介

「床下浸水の対策にはどんなことをしたらいいのだろう?」
「水害が多いから床下浸水が心配。なにか予防ってできないのかな」

ここ数年、日本は台風や集中的なゲリラ豪雨に見舞われ、多くの世帯が床下浸水などの被害を被っています。
床下浸水は主に以下のような原因で起こります。

  • 局地的豪雨や長期間連続した大雨で、堤防の氾濫が起きる
  • 集中豪雨など降雨量の多い雨が降ることで排水処理が間に合わず氾濫が起きる
  • 大量の雨で上流の河川の水位が上がり堤防から水が溢れ決壊してしまう

浸水した水は汚泥や土砂が含まれ衛生的に悪く、住居の復旧にも多大な労力やコストがかかります。

雨の多い地域、特に河川近くにお住まいの方は、できるだけ床下浸水しないように、事前にしっかりとした対策を打っておきたいですよね。

そこで本記事では、床下浸水を防ぐための5つの対策を伝授します。
便利な浸水予防グッズも紹介しますので、併せて備えておきましょう。

あなたのお住まいの床下浸水のリスクを軽減させる対策に、この記事をお役立て頂けたらと思います。

1.床下浸水を防ぐ5つの対策

床下浸水を防ぐために打つべき対策は5つあります。

それぞれ内容を解説していきます。

よく読んで、しっかり備えておきましょう。

1-1.「土のう」の準備と設置

床下浸水の防止対策として一般的なのが土のう(土嚢)の準備、そして設置です。

土のうは玄関先やドアや塀の隙間、階段入り口などに積み上げることで、家に水が流れ込みそうなとき臨時の堤防のような役割を果たします。
道路から押し寄せてきた水が「土のうの堤防」に跳ね返され、徐々に排水溝に入ってひいていくのです。

土のうについて、具体的にどんなもので、どこに、どんな風に積んで対策するのかを説明します。

1-1-1.「土のう」とは

土のうとは、麻やポリエチレンで出来た専用の袋に土や砂を詰めたもので、土木資材として工事に用いられる他、水害対策として浸水しそうな場所に積み上げて設置することで水の侵入を妨げぐことができます。
※「のう(嚢)」は「袋」を意味しています。

土のう専用袋の基本的な大きさは、48㎝×62㎝
重さは土の入れ方で変わりますが、土木資材の場合は1つが約20㎏くらい、床下浸水対策として市町村の自治体等から配布されるものは、5㎏〜10㎏くらいになります。

自分で作る場合は、袋に持ち上げられる程度の重さの土を入れて、ヒモで巾着袋のように締め上げて、余ったヒモを結びます。

締め上げや結びが弱いと土が中から漏れ出すので、結び口を強く縛って閉じることが重要です。

1-1-2.家庭での「土のう」の設置場所

土のうは、玄関をはじめ水が浸入して来る可能性のある以下のような場所に、2段積みを基本として敷き詰めてください。

家庭での主な「土のう」の設置場所

  • 玄関前
  • ドアや塀の隙間
  • 門柱の間
  • シャッターの前
  • 外階段の前

隙間なく敷き詰めることによって、土のうが堤防の役割を果たして水の浸入を防ぎます。

1-1-3.床下浸水を防ぐ「土のう」の積み方

土のうの積み方のポイントは以下になります。(5㎏〜10㎏の土のうを想定しています)

  • 結び口は家屋側に向けて内側に折り込む
  • 2段積みを基本として、隣の土のうに4分の1程度重なるように設置する
  • 隙間をなくすために土のうを足で踏み固めたり、ブルーシートで覆ったりすると効果的

1mあたり約10袋(5袋×2段)の設置が目安になります。

1-1-4.「土のう」の入手方法

土のうはホームセンターなどで手に入りますが、水害の多い市町村では自由に使用できる「土嚢置き場(土のうステーション)」が設置されているところもあります。

また、連絡すれば自宅まで届けてくれる自治体もありますので、お住まいの市町村や自治体のWebサイト等で確認してみると良いでしょう。

1-2.「水のう」の準備と設置

突発的な豪雨などで床下浸水の恐れを感じたときに、すぐ土のうが準備できない場合があります。
そんな時は土のうの代わりとして、水のう(水嚢)を準備して早めに設置します。

「水で大丈夫?」と不安に思われるかもしれませんが、以下のツイートのように床下浸水を水のうで防いだ例は少なくありません。

「水のう」は、このツイートにもあるように、土のうの代用としてだけでなく、トイレや風呂場、洗濯機の排水口などから水が逆流するのを防ぐためにも使用できます

床下浸水対策の一環として、水のうの作り方や効果的な設置場所をしっかり把握しておきましょう。

1-2-1.水のうの作り方

水のうは、土のうの土の代わりに水を注入したものです。
1つあたりの重量が軽量で、後処理も水を抜くだけなので土のうに比べると非常に扱いやすい個体です。

【用意するもの/水のう1袋】

・ゴミ袋(45L程度)2枚

「水のう」の作り方

  1. ゴミ袋(45L)を2重にする
  2. 持ち運べる程度を目安にホースや蛇口から水を注ぐ
    (45Lのゴミ袋3分の1程度で約10㎏になります)
  3. ゴミ袋の中に空気がたまらないように、きつく袋の口を結ぶ

ダンボール箱の中にビニール袋で作った「水のう」を入るだけ積み重ねて入れ、玄関などの出入り口に置くと「土のう」と同じような効果が期待できます

また、「水のう」をそのまま単体で並べ、木の板などで固定する方法もあります。

1-2-2.水のうは逆流防止に効果的

水のうは、土のうの代用だけでなく、水(下水)の逆流防止対策に使えます

床下浸水をするような状態のときは、水位の急激な上昇で、トイレやお風呂場、洗濯機の排水口などから下水が逆流し水が噴き出ることがあります。

こうした際、水のうで排水口を塞ぐことで、逆流を抑えることができます。

「水のう」で塞ぐと良い場所

  • 洗濯機・洗面所の排水口(逆流防止)
  • キッチンの排水口
  • トイレの排水口

より強固なのは「土のう」になりますが、排水口を塞ぐのには「水のう」の方が適しているので、対策としては「土のう」「水のう」の両方を準備できるようにしておくのが1番良いでしょう。

家の外には「土のう」、内部の排水口には「水のう」というように適所へ設置することで、床下浸水が防ぎやすくなります。

1-3.側溝や雨水ますを清掃する

床下浸水対策として、自宅や周辺の側溝や雨水ますを常に綺麗にしておくことも重要です。

側溝は、排水のために道路や鉄道に沿って設けてある溝です。
側溝の中に土砂が溜まっていると、大雨の際にあっという間に排水ができなくなります。道路にあふれだした水は、道路沿いの家に速い速度で流れ込んでくる危険があります。

雨水ます(うすいます)は、簡単にいうと雨水を溜める場所です。
雨水ますに枯葉やゴミ、ビニールなどが詰まっていると、雨水があふれ出します。あふれ出た雨水によって床下浸水を引き起こすリスクが高まります。
一般的な非浸透式の雨水ますは下水につながる排水管に接続されていて、地表面にある蓋を開閉して、点検や掃除を行うことができるので、気をつけてゴミが溜まらないようにしておいてください。

側溝や雨水ますの清掃を日頃から心掛けること、また、大雨や台風の前には必ず詰まりがないかチェックすることを忘れないようにしましょう

1-4.止水板を設置する

水害の起こりやすい地域、また過去に浸水したことのある家には、止水板の設置をおすすめします。

止水板は名前の通り、水の浸入を防ぐ板状のもののことで、地下鉄の入り口などにも設置されています。

住居の場合は、浸水しそうな出入り口などに、長い板状のものを使って簡易止水板を作ることができます。

簡易止水板の作り方

  1. ①出入り口の横幅を覆うサイズの板を用意する
    (高さは膝下程度を目安として、必要に応じて高くする)
  2. ②倒れないように重いもの(※)で両端を抑えるようにして固定する
    (※)水のう、ブロック、ポリタンク、脚立など

出典:国土交通省|家庭で役立つ防災

適当な板がない場合は、テーブルトップやあるいは水のうを段ボール箱に入れてブルーシートで包めば簡易止水板になります。

1-5.避難場所・避難経路の事前確認

床下浸水対策として、避難場所や避難経路を確認しておくことも大事です。

甚大な水害が発生した際には、住居からの避難が余儀なくされることが考えられます。
床下浸水をするレベルの豪雨では、河川の氾濫や洪水、土砂災害、建物損壊など、自力で防ぐことが不可能な大災害にまで発展することが少なくないのです。

万一の場合に備えて、市区町村が作成しているハザードマップ(※)で、家族で1番近い避難所(指定避難所)や避難場所(指定緊急避難場所)をチェックして把握しておくようにしましょう
(※)ハザードマップ:自然災害による被害の軽減や防災対策の目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図

また、避難する場所までの安全なルートの確認も重要です。
事前に避難場所や避難経路の下見を家族で行っておくと、いざというときに慌てず避難することができます。

預金通帳や印鑑などの貴重品は、避難時すぐに持ち出せるようにまとめておくようにしましょう。

【ここもチェック!】

床下浸水のような甚大な水害が発生した事態では、水道、電気、ガスなどが止まり、地すべりなどで道路が分断され、直ちに避難できない場合もあります。

万一に備えて水や食料をはじめ、医薬品や懐中電灯、カセットコンロやカセットボンベなどを、家族全員がわかる場所にストックしておきましょう。

賞味期限のチェックや懐中電灯が点灯するかどうかなど、定期的なメンテナンスも必要です。

2.床下浸水を予防できるグッズ5選

いつ起こるかわからない床下浸水の対策に「おすすめしたい予防グッズ」を厳選してご紹介します。

Amazonや楽天で購入者の評価が高い5選です。

  • アクアブロック(土のう)
  • 防水 土のう袋 滑り止め付
  • 備えあれ板(止水板)
  • 水ピタ防水シート
  • 緊急戦隊トイレマン(簡易トイレ)

それぞれ用途や特徴を説明していきます。

ぜひ、あなたのお住まいの床下浸水対策に役立てて頂けたらと思います。

2-1.土のいらない「土のう」

「土のうって普段から常備するには嵩張り過ぎる…」
「土のう袋だけ用意しておいても、いざというときどこから土を持ってくればいいのか…」

もしかして、こんな風にお悩みではないでしょうか!
実は、土のいらない「土のう」があるのです!!

ご紹介する2つの商品は、水に浸けるだけで数分であっという間に膨らむ、土のいらない「土のう」です。

2-1-1.アクアブロック

出典:楽天市場

水害、浸水など緊急時の初動対策に最適!
「アクアブロック」は土のいらない土のうです。
高吸水性ポリマーを使用、水に浸して揉み、そのまま3分放置するだけで20㎏の土のうになります。

保管に場所を取らず、使用後は、屋外で15日(夏期)ほど陰干しすると、約1割の大きさまで戻り再利用することができます。

商品名アクアブロック(10枚入り)
価格12,000円(税込)
ご購入はコチラ楽天市場

2-1-2.防水 土のう袋(滑り止め付)

出典:Amazon

こちらも土なしで、水につけて膨らまして使用するタイプの便利な土のうです。

使用前約150gの袋が、吸水膨潤(3〜5分)後には約13㎏〜15kgになります。

保管時はコンパクトで軽量。表面に滑り止めが付いており、持ち運びがしやすいのが特徴です。

商品名防水 土のう袋 滑り止め付(10枚入り)
販売元市野株式会社
価格4,890円(Amazon価格)
ご購入はコチラAmazon

2-2.水害防止パネル「備えあれ板(そなえあれバン)」

出典:Amazon

突然の豪雨・台風の初期浸水対策に便利な水害防止パネル「備えあれ板」です。

軽量(1枚当たり2.3Kg)でスピーディーな設置が可能。
ジョイント式なので工具も不要、組み立てて地面に置くだけです。

不要時は場所を取らず、たためてコンパクトに収納が可能。何度でも繰り返し使えます。

商品名水害防止パネル ワニ印『備えあれ板(そなえあれバン)』(3枚入り)
販売元日大工業株式会社
価格10,800円(Amazon価格)
ご購入はコチラAmazon

2-3.広げて貼るだけ「水ピタ防水シート」

出典:楽天市場

雨が降る前に、気になる場所に広げて養生テープなどで貼るだけです。
超撥水加工のシートに水圧がかかることで、水ピタ防水シートと壁の隙間をピッタリ埋めます

スピーディに取り付けられて簡単な上、確かな防水機能への信頼から、多くの公共施設や有名企業でも導入されている防水シートです。

商品名水ピタ防水シート(幅140㎝×1m)
価格5,060円(税込)
ご購入はコチラ楽天市場

2-4.簡易トイレ「緊急戦隊 トイレマン」

出典:Amazon

畜便袋と凝固剤がセットになった水のいらない非常用トイレです。
断水時にも尿をゲル状に固めることで、可燃ゴミとして処理できます。

災害時、非常用トイレは食料より後回しにされがちですが、トイレは食料や水と同じくらい大切です!
安心できるトイレがないと自身や家族の健康は守れません。

緊急戦隊トイレマンは、製造から10年保存が可能!
占有面積はA4ノートの半分程度の省スペース設計のため、備蓄に場所もとりません。

商品名緊急戦隊 トイレマン(50回分)
販売元防災専門店MT-NET
価格2,860円(Amazon価格)
ご購入はコチラAmazon

3.床下浸水の対処法|迅速に行うべき3つのこと

床下浸水の対策を解説してきましたが、どんな対策を打ったとしても、それで100%床下浸水が防げるとは言い切れません。人知を超えた自然災害は防ぎようがないのです。

そこでこの章では、対策を打っていたにも関わらず「床下浸水が実際に起きてしまったときの対処法」をお伝えしていきます。

床下浸水に遭ってしまった場合は、次の3つを出来るかぎり迅速に行ってください。

それぞれどのように行えばいいのか、内容を解説していきます。

もしもの場合に備えて、しっかり把握しておきましょう。

3-1.排水をする

床下浸水してしまったら、まず、床下に溜まった水を排出します。

床下には配管や断熱材などがあり、水に濡れることで錆びたりカビたりして傷んでしまうので、なるだけ早く水を抜かなくてはいけません。

排出は以下のような手順で行います。

「排水」の方法
床板や畳をはずして床下を見える状態にする
バケツや雑巾、排水ポンプなどを使って排水する
土砂やゴミが残留している場合は、ちり取りやスコップなどを使って残さず取り除く
ある程度排水したら、真水で洗い流して再度排水。汚れが取れるまで繰り返す
最後に雑巾やスポンジで残った水分をきれいに拭き取る

3-2.乾燥させる

排水をしたら、次に床下を乾燥させます。
しっかり乾かさないと、悪臭やカビを発生させる原因になってしまいます。

床下は日光が当たらないので、送風機や扇風機で風を送りこんで乾かします。
この際、温風にしないように注意してください。
温風を使うと、建物の木材が歪んでしまったり、配管が熱くなって火災の原因になることがあります。

乾燥は、季節や天候によっては1週間以上かかることもありますが、根気強く完全に乾かすことが重要です。

3-3.消毒する

完全に乾燥させたら、最後に消毒を行います。

「雨水なのにどうして消毒が必要なの?」と思う方がいるかもしれませんが、床下浸水の水には雨水の他に汚水や下水も混じっているため、消毒をしないとカビや雑菌が繁殖して感染症の原因になってしまうのです。

消毒は専門業者に依頼するのが1番簡単で安心ですが、「消石灰(しょうせっかい)」という消毒剤を使って自力で行うこともできます。
粉末のまま1㎡あたり、およそ1㎏を目安に散布するのですが、目に入ると失明の恐れもあるので、手袋、マスク、ゴーグルを装着して行い、散布後は必ず手洗いやうがいをしてください

床下の消毒方法については、浸水した地域や周辺の環境による水質の違いや、住宅の構造によって多少違ってきます。
また、消毒剤は市町村で配布してくれることが多いので、お住まいの市町村役場に問い合わせてみると良いでしょう。

床下浸水の対処についてもっと詳しく知りたい方はコチラの記事をご参照ください

4.対処を怠ったら?床下浸水が及ぼす深刻な二次被害

床下浸水の対処法は把握できましたでしょうか。
自力で行うことを考えると少し大変そうに思えたかもしれません。
被害がそこまでひどくない場合、「水が引いたから消毒までしなくても…」と考えてしまう方もいるかもしれません。

しかしながら、床下浸水した後、適切な処置をしないで放っておくと恐ろしい二次被害を招く可能性があります

放置の恐ろしさを知っていただくために、よくある二次被害の例を表にしました。

床下浸水の及ぼす二次被害

① 建物の劣化床下の湿度が高いまま放っておくと、カビや腐朽菌が発生、繁殖して建物が劣化していく
② 害虫の発生湿気を好むシロアリが床下に住みつく。
シロアリの被害はやがて柱、天井裏…と広がって、家の耐久性や耐震性が低下していく
③ 健康被害床下浸水の水には雨水の他に汚水や下水も含んでいるため、消毒をしないとカビや雑菌が繁殖して感染症や破傷風を起こすリスクが高まる

いかがでしょう。

床下浸水の水が引いた後は元に戻ったように見えることから、放置してしまうケースが少なからずあるようです。
目には見えなくても湿気は残っていますので、このような二次被害が起こらないようしっかり対処するようにしてください。

5.【ステップで解説】専門業者が行う床下浸水の復旧作業

台風や暴風雨で床下浸水が起きてしまった場合は、排水、乾燥、消毒の作業を迅速に行うことが重要ですが、被災して心身ともに疲労している中で、こうした作業を自力で行うのはかなり大変です。
被害の大きさにもよりますが、素人の作業では十分な処理が行えないケースもあります。

床下浸水の対処が手に負えないとき、困ったときは特殊清掃業者などに依頼しましょう
災害現場復旧のノウハウを持った専門の業者なら安心して処理を任せることができます。

この章では、専門業者が行う床下浸水の復旧作業をステップでご紹介します。

それぞれ内容を説明していきましょう。

5-1.排水作業

業者の処理でも、まず行うのが排水です。
排水ポンプを使用して、床下にたまった水をしっかり排水します。

5-2.汚泥の除去

床下にたまった汚泥を除去していきます。

床を切断してたまった汚泥を除去する業者もありますが、闇雲に床を切断すると復旧費用が高額になります。弊社では床下へのアプローチを点検口などから行う事で、高いコストをかけずに除去作業を行っています

5-3.家財の撤去・床上清掃

床上浸水で水に浸かってしまった家財などを撤去します。
災害ごみなどで捨てられるようにする事で、お客様の費用負担を軽減します。

また、床上まで浸水している場合は、クロスなどを綺麗にしても壁の裏側の断熱材、あるいはボード自体が汚水を吸ってしまい雑菌が繁殖する温床となります。

そのような場合、専門業者では壁裏の部分まで洗浄消毒します。

5-4.床下の洗浄と消毒

床下を洗浄し薬液噴霧機などを使用して消毒剤を床下に散布します。

河川や下水の水には、感染症を引き起こすような雑菌も存在します。また、カビが発生する可能性があるため浸水した場所の消毒は不可欠です。

5-5.オゾンによる完全消臭

最後に、オゾン脱臭機を使って浸水した場所の仕上げの消毒・消臭を行います。

オゾン脱臭とは、いわば自然界の中でおこなわれる風化を科学的に行うもので、通常2年分の風化(換気)を、機械を使用して1〜2日程度で行うことができます。

弊社は、超高濃度のオゾンに併せて臭気成分を物体から引きはがす専門薬剤【だんぼ】、化学反応を最大4倍増加させる【オゾン燻蒸促進剤】も併用する事で同業他社比300%程度の消臭力を実現しています。

<オゾン脱臭とは>

酸素の同素体であるオゾン(O3)は不安定で反応性が高く、様々な物質と反応して、もとの酸素(O2)に戻ろうとする働きを起こします。
わかりやすくいうと、オゾンには、匂いのもとになっている物質や、人にとって有害な菌などとくっついて分解する特性があるのです。

分解したあとオゾンは酸素に戻り完全無害化されるため、オゾン脱臭には、薬品を使用しての消臭・脱臭、殺菌・消毒と比べ圧倒的に効果があります。
消臭・脱臭や殺菌・除菌が必要な特殊清掃現場では高濃度のオゾンを使用します
細菌やウイルス、カビの胞子も、オゾンの酸化作用により細胞が破壊されて死滅します。

6.水害現場を完全復旧!床下浸水の清掃消毒ならリスクベネフィット

リスクベネフィットは、2012年、創業者の「リスクに対処する術を供給する」という強い思いから誕生した特殊清掃・災害復旧専門会社です。
水害発生後の土砂の掻き出し作業から家財の清掃、消毒、消臭まで対応いたします。

ここでは、水害現場の完全な復旧を可能にした弊社の3つの工法についてご紹介します。

前述したように、床下浸水のような災害は、どんな対策を講じていても防ぎようがなく起きてしまうことがありますので、万一の際、ぜひ参考にして頂けたらと思います。

6-1.水害現場の完全復旧を可能にした3つの工法

リスクベネフィットは「3つの工法」で、床下浸水などの水害現場を完全復旧します。

6-1-1.洗浄作業

水害現場には水だけでなく汚泥やごみも流れ込みます。
消毒作業を行うにあたり汚泥を取り除き洗浄作業を行います。

6-1-2.オゾン燻蒸

地球上で2番目に強い物質のオゾンを有効に管理して臭気成分を酸化分解していくオゾン燻蒸で、換気に2年かかる臭気を1~2日程度で分解します。

6-1-3.プロバイオティクス

オゾン、加速化過酸化水素によってさまざまな菌が死滅しますが、空間が無菌状態になってしまう為、新たな悪玉菌が入り込みやすい環境になります。それを防ぐため、事前に善玉菌を送り込むことで安全な新たなウイルスが入り込めない環境を作ります。

このような、当社の特許サービスを真似る業者は多くいますが、容量や用法、気温など様々な条件で効果は変わってきます。当社では現場で培ったノウハウと特許技術で「完全復旧」をお約束します

6-2.業界最安値

リスクベネフィットは業界最安値を誇ります

特殊清掃会社の多くは様々な団体に属しており、技術や特殊清掃用具を購入しているため、団体加盟料や技術使用料などの経費が掛かりますが、当社は特殊清掃業界のトップランナーとして、技術を提供したり様々な用品を販売しています。

すなわち、他社よりも原価を下げる事が出来ています。

緊急を要する方は、24時間受付の無料相談・お見積もりをご利用ください。

7.まとめ

台風や大雨による床下浸水のような水害を防ぐためには、以下のような対策を打っておきましょう。

床下浸水を防ぐ5つの対策

  • 土のうの準備と設置
  • 水のうの準備と設置
  • 側溝や雨水ますを清掃する
  • 止水板を設置する
  • 避難場所・避難経路を確認

床下浸水してしまった場合は、以下の処理を迅速に行ってください。

床下浸水の対処法

  • 排水
  • 乾燥
  • 消毒

浸水後、適切な処理を怠るとシロアリなどの害虫が発生し、カビや腐朽菌の繁殖で建物が劣化してしまいます。
上記の作業を自力で行うのが困難な場合は、水害復旧のノウハウを持つ専門の業者に依頼しましょう。

この記事が、水害にしっかり備えたいあなたやご家族のお役に立つことを願っています。

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