「所有するアパートの一室で住民が亡くなり、腐敗した状態で遺体が発見された…」
「室内に酷い腐敗臭(死臭)が充満している…」
孤独死の増加が社会問題となっている今日、このような状況に直面し、「腐敗臭(死臭)を何とか消臭したい」と方法を模索する方が増えています。
総務庁の調査によれば、未婚率増加や核家族化の影響で、孤独死リスクの高い「単独世帯」の割合が年々高まり、2040年には全体の40%に達すると予想されていることから、孤独死問題に直面する方は、今後も増加し続けることでしょう。
結論から申し上げますと、孤独死現場の腐敗臭(死臭)を消臭する方法には「自分で消臭する方法」と「プロ(特殊清掃業者)に依頼する方法」の2つがあります。
では、どちらの方法を選べば良いのか。
それは各方法のメリット・デメリット、費用や作業内容の違い等を理解したうえで、総合的に判断すべきなのですが、正直なところ、ほとんどのケースにおいてプロ(特殊清掃業者)に任せるべきと言って間違いないでしょう。
何故なら、腐敗臭(死臭)の消臭は大変難しく、自分でできるケースは限定的であると言わざるを得ないためです。
本記事をお読みいただくと、孤独死現場の腐敗臭(死臭)を「自分で消臭する方法」と「特殊清掃業者に依頼して消臭する方法」の違い、そして、腐敗臭(死臭)の消臭作業は特殊清掃業者に任せた方が良い理由を明確に理解することができるはずです。
但し、業者選びに失敗し、実力の無い業者に消臭作業を依頼してしまうと、「腐敗臭(死臭)が消えず残ってしまった…」などというトラブルに巻き込まれかねません。
そこで本記事では、「信頼できる特殊清掃業者の選び方」まで詳細に解説させていただきますので、是非参考になさって下さいね。
Contents
1.腐敗臭(死臭)を消臭する2つの方法
孤独死現場の腐敗臭(死臭)を消臭する方法には、
- 自分で消臭する方法
- 特殊清掃業者に依頼する方法
の2つがありますが、腐敗臭(死臭)の消臭は大変難しいため、自分でできるケースは限定的であると言わざるを得ないというのは冒頭で述べたとおりです。
そこでまずは、どのようなケースなら自分で消臭できるのか、そして、特殊清掃業者に依頼せざるを得ないケースとはどんなものなのかを比較してみましょう。
1-1.床や壁の撤去が不要なケースなら自分で消臭できる
結論から申し上げますが、腐敗臭(死臭)を自分で消臭できるのは「床や壁の撤去が不要なケース」のみ、とお考え下さい。
腐敗臭(死臭)は、世界一の悪臭とも言われるほど強烈な臭い。
腐敗した遺体から流れ出た体液や血液がほんの少し床に付着しただけで染みつきますし、臭いが部屋に広がり始めればすぐに壁まで浸透し、取れなくなってしまいます。
このため、多くの現場では、腐敗臭(死臭)を消臭するために、床や壁を撤去する必要が生じるのです。
ここで、腐敗臭(死臭)を自分で消す場合の流れを確認してみましょう。
具体的な手順は以下のとおりです。
【腐敗臭(死臭)を自分で消臭する手順】
①防護服&防護マスク着用
→体液や血液に含まれる細菌や、後の手順で使用する消毒液などから身を守り、悪臭をカットするため、防護服や防護マスク(ゴーグル付きのもの)を着用する。
②汚染物除去
→腐敗臭(死臭)が付着・浸透した家具類を、臭いが他所に移らないよう、ビニール袋などでしっかり梱包したうえで全て撤去する。
※これらは故人の財産であるため、処分には親族や相続人の許可が必要。
③殺虫
→殺虫剤(市販のものでOK)を噴霧し、飛び回るハエなどを殺虫する。
④消毒
→目に見えない空気中の細菌類を除去するため、消毒をする。
消臭作用もある塩化ベンザルコニウムや安定化二酸化塩素の殺菌消毒剤を、使用上の注意を守ったうえで、園芸用の噴霧器に入れくまなく散布するのがおすすめ。
⑤消臭&拭き取り
→消臭剤を散布したり、体液や臭いが付着した箇所を拭き取ったりし、本格的な消臭作業を行う。
⑥床・壁の撤去
→表面的な掃除だけでは消臭しきれない、体液や臭いが浸透した床・壁(壁紙)は、全て撤去する。
⑦再消臭
→仕上げとして、病院の解剖室などでも使用されている塩素系の消臭殺菌剤・安定化二酸化塩素液を噴霧する。
数日後に室内を再度確認し、臭いが残っていなければ完了(残っていたら、上記作業をもう一度チェックする。)。
こうして具体的な手順を見てみると、「①~⑤の作業は何とか自分でできそうだけど、<⑥床・壁の撤去>は、何の知識も持たない素人が行うには明らかに難しい工程だ」ということが改めてお分かりいただけるのではないでしょうか。
よって、腐敗臭(死臭)を自分で消臭できるのは、例えば「遺体があまり腐敗しておらず、かつ、ベッドの上で亡くなっていたなど、遺体が触れていたものを撤去すれば臭いを除去できるケース」など、壁や床の撤去が不要なケースのみだとお考えいただければと思います。
1-2.床や壁の撤去が必要なケースは特殊清掃業者に依頼すべき
一方、特殊清掃業者に依頼すれば、床や壁に体液や臭いが浸透してしまっていても、床や壁(壁紙)そのものを撤去し、悪臭を根本から消臭することができます。
どこの床や壁を撤去すれば臭いが消えるのかを適切に判断したうえで、必要部分の撤去作業を行う訳ですが、よくあるのが、例えば床を撤去したことで露わになった床下など、土台の部分にまで体液や臭いが染みてしまっているケース。
しかし、特殊清掃業者であれば、
- 殺菌・消毒などの処置をする
- 染み込んだ体液や臭いを抜き取る
- 特別に調合したコーティング剤を塗布し、臭気が上がってこないようふさぎ込む
など、様々な技術を駆使することで、土台部分の腐敗臭(死臭)までしっかり消臭することが可能です。
逆に言うと、体液や臭いが床や壁に染み込んでしまったケースにおいては、このように、土台部分の臭いから根本的に消臭しないと完全消臭できず、悪臭が残ってしまうということ。
自分で消臭作業を行うことの難しさを、改めてお分かりいただけるかと思います。
このような理由から、腐敗臭(死臭)の消臭をするにあたり、床や壁の撤去が必要なケースでは、その道のプロである特殊清掃業者に依頼せざるを得ないと言えるのです。
【注意すべきこと】
特殊清掃業者が床や壁の撤去、つまり解体作業を行うためには許認可が必要です。
許認可にあたる「解体業登録」を受けるには、国家資格を有し実務経験がある技術管理者が必要になるなど、厳しい基準をクリアする必要があります。
この許認可を受けていない特殊清掃業者は、床や壁の撤去をはじめとする解体作業を行うことができません。
つまり、特殊清掃業者に腐敗臭(死臭)を完全消臭して欲しい場合には、解体業登録を受けている業者を選ぶべきであると言えます。
具体的な業者の選び方は、「4.腐敗臭の消臭を依頼する特殊清掃業者の選び方」にて後述しますので、是非参考になさって下さいね。
2.腐敗臭(死臭)を消臭する2つの方法のメリット・デメリット
ここまで、腐敗臭(死臭)を自分で消臭できるケースと、特殊清掃業者に依頼せざる得ないケースの違いを見てきましたが、そもそも、自分で消臭する方法と特殊清掃業者に依頼する方法には、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
2-1.自分で消臭するメリット・デメリット
腐敗臭(死臭)を自分で消臭するメリット・デメリットは上記のとおりです。
1つ1つ、詳細に見ていきましょう。
2-1-1.メリット
腐敗臭(死臭)を自分で消臭するメリットは、費用が安く済むことです。
「例えどんなに大変でも、消臭作業は自分で行いたい」とお考えの方に話を聞くと、ほとんどの方が、特殊清掃業者に依頼した場合のコスト面がネックになっているとおっしゃいます。
実際、特殊清掃業者に依頼すると、どうしても費用が高くつきがちですので、自分で作業を行えば、コストを抑えられることは間違いありません。
2-1-2.デメリット
一方、腐敗臭(死臭)を自分で消臭するデメリットは大きく3つあります。
【①健康面・精神面に悪影響を及ぼす可能性がある】
最大のデメリットと言えるのが、健康面・精神面に悪影響を及ぼす可能性があることです。
遺体からしみ出た体液や血液の中には、目に見えない細菌が多数含まれるため、消臭作業中は細菌による感染症にかかるリスクと常に隣り合わせ。
また、悪臭に引き寄せられて増殖した害虫(ウジ・ハエなど)や害獣(ネズミなど)が伝染病の病原菌を所有しているケースもあり、健康面に悪影響を及ぼす可能性が否めません。
人が命を落とした部屋で、悪臭漂う中、消臭作業を行うことの精神的負担も大きいです。
【②時間がかかり、二次被害が起きる可能性が高まる】
汚染された家具類を運び出し、殺虫・消毒・消臭をし、拭き取り掃除をする…という作業は、言葉にするのは簡単でも、実際にやってみると想像以上に手間と時間がかかるもの。
忙しい中で時間を割くのも大変ですし、作業に手間取って消臭に時間がかかり、腐敗臭(死臭)を放置してしまうと、
- 臭いに引き付けられ、ハエやウジなどの害虫が大量発生する
- 隣室にまで臭いが移り、近隣住民に迷惑をかける
- ウイルスなどが繁殖し、病気の原因となる
などの二次被害が起きる可能性も高まります。
【③市販の消臭剤では効果が不十分な可能性がある】
世界一の悪臭とも評されるほど強烈な臭いである腐敗臭。
市販の消臭剤では消臭効果が十分に発揮されない可能性も否めず、この点も大きなデメリットと言えます。
2-2.特殊清掃業者に依頼するメリット・デメリット
一方、腐敗臭(死臭)の消臭を特殊清掃業者に依頼するメリット・デメリットは上記のとおりです。
こちらも詳細に見ていきましょう。
2-2-1.メリット
腐敗臭(死臭)の消臭を特殊清掃業者に依頼するメリットは、一言で言えば「プロに全てを任せられる安心感」。
- 健康面や精神面への悪影響の心配が無くなる
- 消臭作業に時間を割く必要が無くなる
- 腐敗臭(死臭)にも効果がある専用の薬剤を使ってもらえる
- 近隣住民への配慮もしてくれる
- 素人では対応しきれないケースにも対応してもらえる(床や壁の撤去が必要な現場・害虫や害獣が大量発生している現場など)
等、挙げだしたらキリが無いほどたくさんのメリットが享受できます。
2-2-2.デメリット
一方のデメリットは、先にも述べたとおり、費用がかかってしまうことです。
高価な専用機材や薬剤などを用い、過酷な現場で作業を行う特殊清掃業者。
消臭作業を自分で行う場合と比べ、費用が高くつくのは仕方のないことと言えます。
しかし、費用面のデメリットより得られるメリットの方が明らかに大きいため、腐敗臭(死臭)の消臭は特殊清掃業者に依頼したいという方が多いのが現状です。
3.<自力VS特殊清掃業者>費用や作業内容の違いを徹底比較
- 腐敗臭(死臭)を自分で消臭すると費用が安く済むと言うけれど、実際、どのくらいの費用がかかるものなの?
- 腐敗臭(死臭)の消臭を特殊清掃業者に依頼するとたくさんのメリットが得られることは分かったけれど、具体的に、作業の質にはどのくらい差がでるものなの?
ここまで本記事をお読みになって、このような疑問を抱かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、腐敗臭(死臭)を自分で消臭する場合と特殊清掃業者に依頼する場合における、費用や作業内容(作業の質)の違いを徹底的に比較していきたいと思います。
【比較の前提】
物事を比較するときは、同一の条件下で比較をしないと意味がありません。
そこで今回は、「「1-1.床や壁の撤去が不要なケースなら自分で消臭できる」でご紹介した【腐敗臭(死臭)を自分で消臭する手順】のうち、【①防護服&防護マスクを着用~⑤消臭&拭き取り】までの作業を、自分で行った場合と、特殊清掃業者に依頼した場合(具体的には、弊社リスクベネフィットにご依頼いただいた場合)」という前提で比較を行いたいと思います。
3-1.費用の違い
まずは費用面の違いから見てみましょう。
3-1-1.自分で消臭する場合にかかる費用
腐敗臭(死臭)を自分で消臭する場合、掃除に使う道具を一式揃える必要があります。
薬剤の量などは状況や部屋の広さによっても異なりますし、買い足しが必要になるケースもあるため、あくまでも目安になりますが、具体的には以下のとおりです。
道具名 | 価格 |
---|---|
防護服 | 1,500円 |
ゴーグル付き防護マスク | 14,180円 |
殺虫剤1本 | 300円 |
噴霧器 | 2,580円 |
安定化二酸化塩素の殺菌消毒剤1ℓ | 2,200円 |
業務用超強力消臭剤1ℓ | 3,920円 |
その他(ゴミ袋・雑巾・テープ・ゴム手袋などの消耗品) | 3,000円 |
合計 | 27,680円 |
自分で消臭作業を行えば、特殊清掃業者に依頼するよりも安く済むことは間違いありません。
しかし、「安く済むとは言っても、費用はそれなりにかかる」ということがお分かりいただけるのではないでしょうか。
3-1-2.リスクベネフィットに依頼して消臭する場合にかかる費用
一方、リスクベネフィットにご依頼いただき、腐敗臭(死臭)を消臭する場合にかかる費用は78,670円です。
リスクベネフィットでは、前述の【腐敗臭(死臭)を自分で消臭する手順】のうち、【①防護服&防護マスクを着用~⑤消臭&拭き取り】までの全工程を行う「孤独死パック」というセットサービスをご用意しており、78,670円というのはこちらのパックの料金になっています。
- 遺体の腐敗が酷く、害虫が大量発生してしまっているような現場
→人が入室できる状態にまで消毒・消臭することができる。 - 遺体の腐敗がそこまで酷くない現場
→ほぼ完全に消臭することができる。
孤独死パックは上記のように、どんな状況の現場においても効果を発揮するセットサービス。
費用は自分で消臭する場合より高くつくのは確かですが、作業内容(作業の質)に大きな差が出ることもあり、多くのお客様にご利用いただいています。
3-2.作業内容(作業の質)の違い
では、腐敗臭(死臭)を自分で消臭する場合と、リスクベネフィットにご依頼いただく場合とで、作業内容(作業の質)にどのような違いが出るかを見てみましょう。
- 汚染物除去
- 消毒・消臭
- 拭き取り掃除
- 近隣への配慮
- 所要時間
上記5つの項目に着目し、作業内容(作業の質)比較すると、以下のような違いが生じることが分かります。
自分で消臭する場合 | リスクベネフィットに依頼する場合 | |
---|---|---|
① | 梱包から運び出しまで自分で行わなければならず、大きい家具がある場合などはかなりの労力が必要になる。 | ビニールで二重に梱包する、ブルーシートで覆った上からプラスティックフィルムをかけて密閉するなど、徹底した臭気対策をして運び出す。 |
② | 市販の薬剤を使うため、効果が不十分な可能性がある。 | 独自開発した専用の薬剤を使うため、確実に効果が出る。 |
③ | 目視できない体液や血液を拭き残してしまう可能性がある。 | 紫外線を照射することで、目視できない体液や血液が残っていないか確認できる。 |
④ | 自分で行う必要がある。 | 玄関扉に養生テープを貼るなど、臭いが外部に漏れないよう対策する。 |
⑤ | 慣れない作業を行うため、かなりの時間がかかる。 | 孤独死パックは約2時間で作業が完了する。 |
繰り返しになりますが、腐敗臭(死臭)はかなり強烈な悪臭。
普通の消臭剤では消臭効果が不十分な可能性が否めませんし、体液や血液を少しでも拭き残してしまうと、悪臭が再発する原因となってしまいます。
この点、リスクベネフィットであれば、専用の薬剤で確実に消臭できるうえ、紫外線によって目に見えない拭き残しが無いかを確認しながら作業できるため、仕上がりの差は歴然ですし、これだけの作業を約2時間という短時間で終えることができるのです。
また、リスクベネフィットであれば、上記作業の終了後、追加作業(再消臭・壁や床の撤去・ハウスクリーニング・遺品整理など)を行う必要が生じた場合、有料にはなるものの、全ての作業をお任せいただくことが可能。
- 作業内容(作業の質)に大幅な違いが出ること
- 全ての作業を任せられる安心感があること
これらの事情を加味すると、腐敗臭(死臭)の消臭を特殊清掃業者に依頼することには大きなメリットがあると言えます。
ご遺体の腐敗が進んでいたなど大変な状況の現場はもちろん、腐敗状況が軽微で、一見自分で消臭できそうな現場であっても、腐敗臭(死臭)の消臭は特殊清掃業者に任せた方が確実なのです。
【追加作業にかかる費用ついて】
追加作業(再消臭・壁や床の撤去・ハウスクリーニング・遺品整理など)が必要になり、特殊清掃業者に依頼した場合の費用の目安を知りたい方は、「孤独死の特殊清掃費用はいくらかかる?相場や場所・作業別費用を解説」をご参照下さい。
4.腐敗臭の消臭を依頼する特殊清掃業者の選び方
腐敗臭(死臭)の消臭は、自分で行うより特殊清掃業者に依頼した方が確実。
しかし残念なことに、特殊清掃業者の中には実力が不十分な業者もあり、そういった業者に依頼してしまうと、後々トラブルになりかねません。
そこで重要なのが、「優良な業者を選ぶこと」です。
優良な特殊清掃業者を見極めるにはどうすれば良いのか、優良業者の条件を3つ、ご紹介します。
4-1.実績が豊富であること
1つ目の条件は「実績が豊富であること」です。
腐敗臭(死臭)を消臭する方法は、毎回同じではありません。
- 遺体があった場所(故人が亡くなっていた場所)
- 遺体の腐敗状況
- 亡くなった理由(事故か事件か)
などにより様々なため、実績や経験に基づき、その場に最適な対応を選択できることが重要なのです。
「実績や経験は少ないが、料金の安い業者があったので依頼した。しかし、臭いが残ってしまい、実績豊富な業者に手直しを依頼することになった。」
こういったケースはよく耳にする話ですが、こうなると結局時間も料金も2倍かかってしまい、依頼者側が損をすることになってしまいます。
ホームページの作業実績、更には依頼者からの口コミなどをしっかりチェックし、どんな状況にも的確に対応できる業者なのか、確認したうえで依頼をするようにしましょう。
4-2.資格を有していること
2つ目の条件は「資格を有していること」です。
特殊清掃の仕事は、無資格でも従事することが可能。
しかし、資格の有無は、業者の良し悪しを判断するうえで重要です。
例えば、許認可にあたる「解体業登録」。
「1-2.床や壁の撤去が必要なケースは特殊清掃業者に依頼すべき」にて述べたとおり、腐敗臭(死臭)を根本から消すために重要な床や壁の撤去作業は、解体業登録を受けている業者でないと行うことができませんので、この登録の有無は必ず確認すべきと言えます。
この他、特殊清掃に関係する資格として挙げられるのは、
- 脱臭マイスター
- 孤独死消臭マイスター
- 除菌マイスター
- 臭気判定士
など。
特殊清掃は専門性と特殊な技術が必要な仕事なので、こういった有資格者のいる業者は信頼度が高いと言えます。
ホームページなどでチェックできますので、依頼前に確認しておきましょう。
4-3.見積もりが明確であること
そして、3つ目の条件は「見積もりが明確であること」です。
正式に依頼をする前に、業者側が提示した見積もりの内容を確認する機会があると思います。
その見積もりの内容が不明瞭だったり、掲載された作業項目が少なかったり、やたらと安い料金だったりする業者は要注意。
- 頼んでもいない作業を勝手に行われ、その分の料金を請求された
- 安いと思って依頼したのに、後から高額な追加料金を請求された
などというトラブルに巻き込まれかねません。
「この見積もりに、こういった作業は含まれていますか?」「追加料金はかかりませんか?」「完全に消臭してもらえますか?」など、気になる箇所についてはどんどん質問し、業者がどう反応するかを確認しましょう。
5.腐敗臭(死臭)を完全消臭!特殊清掃業者ならリスクベネフィットがおすすめ
特殊清掃業者選びで絶対に後悔したくないという方は、是非、弊社リスクベネフィットにお任せ下さい!
何故なら、リスクベネフィットは先にご紹介した「優良業者の3つの条件」を全て満たした特殊清掃業者だからです。
リスクベネフィットが何故「優良業者の3つの条件」を満たしていると言えるのか、1つ1つ詳細に確認していきましょう。
5-1.豊富な実績!
まず、リスクベネフィットは実績が豊富です。
2020年、日本国内で初めて新型コロナウイルスの大規模クラスターが問題となった豪華客船・ダイヤモンドプリンセス号のニュースは、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。
世界的にも注目度が高いニュースだったため、ダイヤモンドプリンセス号の除菌作業は、日本の国家としての威信をかけた取り組みでした。
そんな失敗の許されない取り組みに、これまでの実績が評価され、国から依頼を受けて取り組んだのがリスクベネフィットです。
まだ特殊清掃という仕事が認知されていなかった2012年から、8000件以上の依頼をこなして積み上げてきた業界のパイオニアとしての経験と実績は、他社の追随を許すものではありません。
どんなに酷い腐敗臭(死臭)も、完全に消臭することをお約束します。
5-2.有資格者多数在籍!特許も取得!
また、リスクベネフィットには
- 脱臭マイスター
- 孤独死消臭マイスター
- 除菌マイスター
- 臭気判定士
などの有資格者が多数在籍しています。
先に述べたとおり、解体業登録も受けていますので、腐敗臭(死臭)の完全消臭に欠かせない、床や壁の撤去作業までしっかり行うことが可能です。
更にリスクベネフィットは、「故人及び/又は動物の放置された部屋の消臭方法」において、特許を取得しています。
- 産業上の利用可能性
- 新規性
- 進歩性
など様々な審査をパスし、特許を取得することができたということは、高い技術力が認められたのだということ。
どんな作業も安心してお任せいただけます。
5-3.明確な見積もり!費用は業界最安値!
そして、リスクベネフィットは見積もりも明確です。
以下の【リスクベネフィットにおける見積もり~施工の流れ】をご覧下さい。
リスクベネフィットでは、現場の状況と関係者様(ご遺族様・大家様・不動産管理会社様)のご要望を確認したうえで、そのご要望を満たすためにはどのような作業が必要になるかを経験に基づいてお見立てし、契約締結前に全てご提示するスタイルを取っております。
ご契約締結後、弊社の見立て不足で生じた施工の費用については一切追加請求いたしませんので、「当初の見積もりは安かったのに、後から高額な追加費用を請求された」などというトラブルが起きる心配は一切ございません。
※お客様から追加施工のご依頼をいただいた場合は、別途見積もり・契約締結をさせていただきます。
また、特許技術を用い、自社で開発した道具を使って作業をすることで原価を下げ、業界最安値の清掃費用を実現している点も特徴。
業界内で唯一の「ローン払いができる特殊清掃業者」でもありますので、どんな方でもお気軽にご相談いただければと思います。
6.まとめ
最後に本記事の内容をおさらいしましょう。
腐敗臭(死臭)を消臭する方法は、
- 自分で行う方法
- プロ(特殊清掃業者)に任せる方法
の2つ。
遺体があまり腐敗していないなど、現場の状態がそこまでひどくないようであれば、自分で清掃作業を行うことも可能ですが、「遺体の腐敗が激しく、床や壁にまで臭いが浸透し、それらを撤去しないと消臭しきれない場合」は、解体業登録を受けている特殊清掃業者に依頼せざるを得ないと言えます。
しかし中には「どんなに大変でも、消臭作業は自分で行いたい」という考えを持つ方もいて、その多くは、特殊清掃業者に依頼した場合に発生する高額な費用がネックになってるようです。
確かに、消臭作業を自分で行えば、コストを抑えられることができますが、掃除道具を一式そろえなければならないため、全く費用がかからないという訳ではありません。
- 消臭作業が健康面・精神面に悪影響を及ぼす可能性がある
- 時間がかかり、二次被害が起きる可能性が高まる
- 市販の消臭剤では効果が不十分な可能性がある
など、数々のデメリットがあることを考慮すると、やはり腐敗臭(死臭)の消臭は、ほとんどのケースにおいて、その道のプロで、ハイクオリティな消臭作業を施すことが可能な特殊清掃業者に依頼すべきなのです。
但し、特殊清掃業者もピンキリなため、
- 実績が豊富であること
- 資格を有していること
- 見積もりが明確であること
上記3つの条件を満たす、優良な業者を探すことが極めて重要。
弊社リスクベネフィットは、上記3つの条件を十分満たす特殊清掃業者であるため、安心して作業をお任せいただけます。
「酷い腐敗臭(死臭)を何とか消臭したい…。」
そんなお悩みを抱えている方に、本記事の内容が少しでも参考になれば幸いです。