ルームクリーニングとは、簡潔に言うと「業者による家のなかの掃除」のことを言います。
家の中全体の掃除はもちろん、エアコンや水回り、キッチンなど気になるところをピンポイントできれいにしてもらうこともできるのがポイントです。
ルームクリーニングは、大きく2種類に分けられます。
- 専門業者によるルームクリーニング
- 家事代行業者によるルームクリーニング
です。
Contents
1.ルームクリーニングとは
冒頭で伝えた通り、ルームクリーニングとは、簡単に言うと「業者によるお掃除サービス」です。
よく「ハウスクリーニングと何が違うの?」と言われますが、ハウスクリーニングとルームクリーニングに違いはありません。
ルームクリーニングとハウスクリーニングの違い
ルームクリーニングとハウスクリーニングは、基本的に同じものです。 サービスを提供する業者によって呼び方が異なるだけで、作業範囲や作業内容に違いはありません。
一般的な汚れであれば、ルームクリーニングでなければ対応できない場所、ハウスクリーニングでなければきれいにできない場所というのはないので、あまりサービスの名前にはこだわらなくても良いでしょう。
どんな名称なのかよりも、どこを・どんなふうにきれいにしてくれるのかで業者を選ぶことが大切です。
ここからは、ルームクリーニングについてもう少し詳しく見ていきましょう。
1-1.ルームクリーニングを行っている業者は2種類ある
ルームクリーニングを行っている業者は、
- 清掃専門業者
- 家事代行業者
の2つに分けられます。
清掃専門業者は、文字通り清掃を専門に行っている会社です。掃除のプロが在籍していて、素人ではどうにもならなかったところを徹底的にきれいにしてくれる業者です。
分解掃除が必要なエアコンや浴室乾燥機なども、専門知識をもとに安全かつ徹底的にきれいにしてくれます。
家事代行業者は、家事代行サービスのひとつとして清掃を行っている業者です。市販の道具を使って清掃を行なうため、仕上がりは素人が丁寧に掃除したのとあまり変わりません。
家事代行業者で充分きれいにしてもらえるのは、
- 自分でも簡単に掃除できる
- 市販の道具で難なく落とせる汚れ
です。
大掃除など徹底的にきれいにしたいときは清掃業者に、
普段の掃除の延長であれば家事代行業者に
依頼すると良いでしょう。
例えば、
年に1度の大掃除に、エアコンや換気扇、浴室などを隅々までピカピカにしたい
というような場合は、清掃専門業者に依頼するのがおすすめです。専門知識を持ったスタッフが、エアコンや換気扇の分解清掃、浴槽のエプロンを外しての清掃など、素人では手が届かないところまでしっかりきれいにしてくれるでしょう。
一方で、
忙しくて掃除まで手が回らないから、普段掃除しているところを代わりに掃除してほしい
というような場合は、家事代行業者に依頼するのがおすすめです。
家にある道具を使って、自分の代わりに丁寧に掃除してくれます。
1-2.ルームクリーニングできれいにできる場所
ルームクリーニングでは、家全体の掃除のほか、主に次のような場所の掃除をピンポイントで依頼することもできます。
場所 | 作業内容 |
---|---|
エアコン | 室内機・室外機の掃除 |
フローリング | ワックスはがし・ワックスがけ |
換気扇 | 換気扇全体の掃除 |
壁紙 | くすみ汚れ落とし・キズの修復 |
浴室 | ウロコ取り・排水口の清掃 |
トイレ | 縁裏の尿石取り・防汚コーティング |
キッチン | 焦げつきやヌメリ、油汚れ落とし |
エアコンの場合は、専門業者に依頼すると分解して内部の隅々まできれいにしてくれます。市販のクリーニングスプレーや、エアコン本体のおそうじ機能などではきれいにならなかったところもきれいになるのがポイントです。
フローリングのワックスはがし・ワックスがけなど、自分でやると時間がかかる作業も、専用の道具を使ってスピーディーに行ってくれます。
2.専門業者のルームクリーニングの詳細
専門業者によるルームクリーニングは、専門知識を持ったスタッフが、特殊な洗剤や特殊な道具を使って行うという特徴があります。
使用する特殊な道具には高圧洗浄機や風呂釜配管洗浄機材、業務用高温スチームクリーナー、ポリッシャー、自動床洗浄機などがあり、いずれも一般の家電量販店では手に入らない機材です。
これらの道具と、汚れに合わせた洗剤を使って行うルームクリーニングは、普段の掃除とは仕上がりが違います。
そのことも踏まえて、
- 特徴
- 作業内容
- メリット、デメリット
- 家庭清掃との違い
を見ていきましょう。
2-1. 特徴
専門業者によるルームクリーニングは、汚れの程度やタイプに合わせた専用の洗剤や道具を使って行います。道具はスタッフが持参するので、利用者が用意する必要はありません。
費用は、部屋の間取りや掃除を依頼する箇所で決まります。時間は基本的に無制限で、普段の掃除では落としきれなかった汚れもしっかりきれいにしてくれるのが特徴です。
作業にあたるスタッフは、専門の教育を受けたプロフェッショナルで、エアコンの分解掃除なども行えまます。
エアコン内部をはじめ、浴室乾燥機や洗濯槽など、普段自分では掃除しにくい場所をきれいにしてもらいたいときに利用するのがおすすめです。
ただし、掃除に特化したサービスなので、家事代行サービスのように買い物や洗濯などを依頼することはできません。
2-2. 作業内容
専門業者によるルームクリーニングは、見た目をきれいにするだけでなく、長く清潔に使い続けるための清掃です。
エアコンや換気扇の内部、洗濯槽の中や浴室乾燥機など、素人では掃除できないような場所もとことんきれいにしてくれます。
水回りの頑固なウロコ汚れや、トイレの縁裏についた尿石などもきれいにしてくれるので、徹底的にピカピカにしたい時に利用しましょう。
エアコンのクリーニングなら2~3年に1回、窓やサッシの掃除は1年に1回を目安に依頼すると、きれいな状態をキープしやすいです。
ただし、家の状態や使用頻度、使い方によってはもっと短いスパンでのクリーニングが必要になることもあります。自分の家に合ったクリーニング頻度は、依頼する専門業者にアドバイスをもらいましょう。
2-3. メリット・デメリット
専門業者に依頼するメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・仕上がりが美しい ・普段の掃除が楽になる ・自分ではどうにもならない汚れが落ちる ・除菌や抗菌加工をしてくれるところもある | ・費用が高額になる ・日程調整の手間がかかる |
専門業者によるルームクリーニングのメリットは、仕上がりが美しいことです。業者によっては、オプションで消臭や除菌・抗菌加工なども行ってくれることがあるので、気になる人は利用してみましょう。
プロによってきれいにしてもらうと、汚れがつきにくくなるだけでなく、汚れても簡単なにきれいにできるようになるので、普段の掃除が楽になります。
これから赤ちゃんを迎えるにあたって家の中を徹底的にきれいにしたい方や、エアコンの内部や頑固な水回りの汚れなど、自分ではどうにもならない汚れをきれいにしたい方にぴったりです。
一方で、家事代行のルームクリーニングに比べると費用が高額になりがちというデメリットがあります。
特に、大掃除の時期と重なる12月や、引っ越しシーズンの3~4月、エアコンクリーニングの依頼が増える6~10月は繁忙期のため、割増料金が掛かることがあるので注意しましょう。
できるだけルームクリーニング費用を抑えたいのであれば繁忙期を避け、割り引きキャンペーンなどを利用するのがおすすめです。
日程調整の手間もかかるので、ルームクリーニングを依頼することにしたら早めに日程を決めて、業者に問い合わせましょう。
2-4. 家庭清掃との違い
家庭清掃との大きな違いは、使う洗剤や道具にあります。専用の強力な洗剤や高圧洗浄機などの特別な道具を使って清掃を行うため、家庭清掃ではどうにもならなかった汚れもきれいになることが多いです。
傷がついた壁紙の補修や、フローリングのワックスはがし・ワックスがけ、全自動洗濯機の除菌クリーニングなど、家事代行サービスでは難しいところの清掃も行ってくれます。
普段から行っている掃除では仕上がりに満足できない・どうしても落としたい汚れがある時などに利用すると良いでしょう。
3.家事代行のルームクリーニングの詳細
家事代行業者によるルームクリーニングは、忙しくて掃除まで手が回らないときや、来客などで家の中を取りあえずきれいにしていときに適しています。
家事代行は、家事全般を代行してくれるサービスなので、掃除以外の家事を依頼することも可能です。
以上のことを踏まえて、
- 特徴
- 作業内容
- メリット、デメリット
- 家庭清掃との違い
を見ていきましょう。
3-1. 特徴
家事代行業者によるルームクリーニングは、自宅にある市販の掃除用具を使って行うのが特徴です。自宅に掃除用具がない場合は買ってきてもらうこともできますが、基本的に利用者が準備しなければなりません。
家事代行サービスのひとつなので、料金は
時間あたりのサービス料金+交通費
であることが一般的です。
業者によっては1ヶ月に1回や2週間に1回など定期的に掃除に来てもらうこともできるので、
- 定期的に部屋を掃除をしてほしい
- きれいな状態をキープしたい
という人に適しています。
利用者層は仕事が忙しい単身者や共働きの夫婦はもちろん、子育て中の人やシニア世代など幅広く、鍵を預ければ不在時に作業をしてもらうことも可能です。
3-2. 作業内容
作業内容は、自分で普段行う掃除と大きく変わりません。
掃除機をかける、フローリングにモップをかける、市販の洗剤を使って水回りを掃除する……などがメインで、特殊な機械を使った大がかりな掃除はできないと思って良いでしょう。
あくまでも普段の掃除の延長と考えてください。そのため、床が見えなくなるほどゴミが溜まっていたり、汚れや臭いがひどかったりするなど、片付けのための人手や特殊な薬剤・道具が必要な場合は断られる可能性もあります。
基本的に、自分でできる範囲のことを代わりにやってもらうサービスと考えてください。
3-3. メリット・デメリット
家事代行業者に依頼するメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・掃除以外の家事も依頼できる | ・掃除できる場所や落とせる汚れに限りがある ・作業時間が短い ・時間を延長する場合は、延長料金がかかる |
家事代行業者にルームクリーニングを依頼するメリットは、買い出しや荷物の受け取り、洗濯など掃除以外の家事も依頼できる点です。
大手家事代行業者では、次のような家事も代行しているので、必要があれば依頼するのも良いでしょう。
家事代行業者が代行してくれるサービス
- 買い物
- 洗濯
- 庭木の手入れ、草むしり
- 洗い物
- ゴミ出し
- 片付け
- パーティー準備
- 郵便受け取り
- 役所手続き
- 引っ越し手伝い
- ペットのお世話
一方デメリットはというと、市販の洗剤・道具を使って行うため、掃除できる場所や落とせる汚れに限りがある点です。
例えば、エアコンの分解掃除など専門的な知識が必要な作業はできませんし、市販の道具で落とせない頑固な汚れを落とすのも難しいでしょう。
作業時間も数時間と短く、延長する場合は延長料金が掛かる点もデメリットと言えます。
3-4.家庭清掃との違い
家事代行によるルームクリーニングは、家庭清掃と大きく変わりません。家事代行のプロは掃除のプロではないため、あくまでも素人が丁寧に掃除したレベルの仕上がりであることがほとんどです。
エアコンや換気扇の掃除を行ってくれる家事代行業者もありますが、市販のスプレーや洗剤を使った掃除に留まったり、別途費用がかかったります。
4.ルームクリーニングの費用相場
家事代行業者と専門業者、それぞれにルームクリーニングを依頼した場合の費用相場をご紹介します。
家事代行業者と専門業者では費用の計算の仕方が異なるので要注意です。
さらに詳しい費用相場について知りたい場合は、次の記事をご覧ください。
関連記事
ルームクリーニングの費用相場を解説!費用を抑えるポイントも紹介
4-1. 専門業者の場合
専門業者によるルームクリーニングの費用相場を紹介します。
4-1-1. 家全体をクリーニングする場合の相場
家全体をクリーニングする際の相場は、基本的に部屋の間取り・広さで決まります。
広い部屋ほど人手も使用する洗剤の量も増えるので、料金は高額になるのが一般的です。
デザイナーズマンションやメゾネットなど特殊な間取りの場合は別途見積もりが必要なので、注意しましょう。
マンションと戸建てで料金相場が異なるのは、部屋の作りに理由があります。
マンションはどの部屋でもある程度同じ作りなので、同じ間取りであれば金額に大きな差はありません。
しかし戸建ては、廊下や階段といったスペースがあったり、特殊な間取りだったりすることがあるため、マンションよりも費用がかかります。戸建ての詳しい料金は家ごとに見積もりが必要です。
4-1-2. 場所別ルームクリーニングの相場
ピンポイントで清掃を依頼する際は、場所によって料金相場が異なります。
エアコンは、汚れの程度やおそうじ機能の有無で料金が大きく変わるので、まずは業者に見積もりに来てもらいましょう。
例えば、
おそうじ機能付きのエアコンを分解洗浄する場合 は 基本料金が21,000円程度になります。
そこに防カビコーティングやスチームによる除菌、室外機洗浄などのオプションを付けると、30,000円近くなることも珍しくありません。
換気扇やレンジフードのクリーニングを依頼する場合、汚れの程度によっては追加料金がかかります。時間が立ち、カチカチに固まっている油汚れなどは特殊な洗剤でないと落ちません。
その場合、3,000円程度の追加料金がかかることもあります。
清掃専門業者に依頼するとこの表にない様々なところもクリーニングしてもらえるので、気になるところがあれば一度業者に問い合わせてください。
4-2. 家事代行業者の場合
家事代行業者を利用する場合の費用は、
スタッフ1名の1時間あたりの派遣料金 × スタッフの人数 × スタッフが作業にあたる時間 + 交通費
であることが一般的です。
契約時間内であれば、同一料金で様々な家事代行サービスを利用できます。
大手家事代業者の場合、スタッフ1名の1時間あたりの料金は2,000~5,000円が相場で、思ったよりも作業時間がかかった場合などは別途延長料金を請求されます。
料金が安いプランの場合、対応できる作業範囲が限られていることがあるので注意しましょう。手間がかかる水回りやキッチンの掃除は別料金という業者もあります。
お客様が来るので部屋全体をきれいにしたい・定期的に全部の部屋を掃除してほしいなど、作業範囲が広くなる場合は、1時間あたりの費用も高額になりがちです。
例えば、家全体を掃除するためスタッフを2人、5時間派遣してもらった場合、
1名あたり3,000円 × 2名 × 5時間
なので、費用は30,000円+交通費になります。
ただし、業者によっては割引プランなどもあるので、公式サイトなどをよくチェックしてみましょう。
家事代行業者に依頼する場合は、対応可能な業務と料金はもちろん次の点を確認することが大切です。
家事代行業者に依頼する場合の確認ポイント
- 対応可能な業務
- 作業にあたるスタッフの人数
- オプションサービスの金額
- 延長料金の金額
- サービスを依頼できる最短/最長時間
- 不在時の作業の可否
5.ルームクリーニングがおすすめな人
自分がルームクリーニングを依頼すべき業者のタイプは、どこをどのようにきれいにしたいかによって変わってきます。
端的に言えば
- 素人では難しい場所を徹底的にきれいにしたい人→専門業者
- きれいな状態をキープしたい人→家事代行業者
に依頼するのがおすすめです。
以下でもう少し詳しく解説します。
5-1. 専門業者がおすすめな人
専門業者によるルームクリーニングがおすすめな人は、次のような人です。
専門業者によるルームクリーニングがおすすめな人
- 気になるところを徹底的にきれいにしたい人
- 1年に1度、半年に1度など溜まった汚れを一掃したい人
- 引っ越し前に家をきれいにしたい人
- 除菌や抗菌加工もしてほしい人
- エアコン内部など自分ではきれいにできないところを掃除したい人
専用の洗剤や特殊な道具を使って行う専門業者のルームクリーニングは、1年~数年に1回、あるいは数か月に1回程度で十分です。大掃除や引っ越しのタイミングで依頼すると良いでしょう。
エアコン内部など専門知識が必要な箇所をきれいにしたい人や、換気扇などに溜まった汚れを見る影もなくきれいにしてほしい人は、専門業者に依頼するのがおすすめです。
5-2. 家事代行業者がおすすめな人
家事代行業者によるルームクリーニングがおすすめな人は、次のような人です。
家事代行業者によるルームクリーニングがおすすめな人
- 掃除だけでなく他の家事も代行してほしい人
- 忙しくて普段なかなか自分で掃除できない人
- 週に1回あるいは月に1回など定期的に掃除してほしい人
- 時間内で、いろいろな場所をきれいにしたい人
家事代行は、料理や買い物などの代行も依頼できるので、
「忙しくて家事ができない」
「なかなか掃除まで手が回らない」という人にぴったり
です。
子育て中の人や仕事で忙しいビジネスパーソンは、家事代行に依頼すれば他の家事まで代行してもらえて暮らしにゆとりが生まれます。
ただし、クリーニングの仕上がりや作業内容は素人による丁寧な作業の域を出ないので、普段からある程度自分で部屋をきれいにしている人向けのサービスといえます。
6.ルームクリーニング業者の選び方
ルームクリーニング業者を選ぶときは、次のことを意識して選びましょう。
- 料金体系が明確かどうか
- サービス内容がわかりやすいかどうか
- 作業が丁寧で手際が良いかどうか
- 自分の目的に合ったプランがあるかどうか
- 申し込みやすいかどうか
6-1. ①料金体系が明確かどうか
業者を選ぶにあたって、料金が明確かどうかは非常に重要なポイントです。
公式サイトなどをチェックして、料金体系が明確に記載されているかどうかを確認してください。
ただし、詳細な料金は家ごとに異なります。あくまでも目安の料金なので、詳しい料金は見積もりを依頼してください。
その際も、1社にだけ見積もりを依頼せず、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討すると、より適正な価格で依頼できます。
6-2. ②サービス内容がわかりやすいかどうか
できるだけ、どこを・どんなふうに・どれくらいの時間で作業するのか書かれている業者を選ぶようにしましょう。
信頼できる業者の場合、「2~3時間」「4~5時間」など作業時間の目安もサイトに書かれていることが多いです。
サービス内容やプランを比較する際は、サイトに掲載されている事例を見るとイメージがつきやすいので、忘れずにチェックしてください。
6-3. ③作業が丁寧で手際が良いかどうか
作業の丁寧さ・手際の良さも、業者を決める重要な要素です。
スピーディーかつ丁寧に作業をしてくれる業者を選びましょう。
丁寧さや手際の良さは、口コミやレビューを見ると実際に利用した人の声が掲載されているので、参考になりますよ。
6-4. ④自分の目的に合ったプランがあるかどうか
依頼する際は、その業者がどこまで対応してくれるのかを忘れずにチェックしてください。似たような名前のプランでも、業者ごとに対応範囲が異なることがあります。
業者にルームクリーニングを依頼するときは、自分がきれいにしたい場所をはっきりさせてから、目的に合ったプランの有無を確認しましょう。
目的に合ったプランがない場合は、ひとまず業者に相談することをおすすめします。場合によっては、追加料金を支払うことで対応してもらえるかもしれません。
6-5. ⑤申し込みやすいかどうか
申し込みやすいかどうかも大事なポイントです。申し込み・問い合わせ先が明記されているかと同時に
- 自分の生活圏でサービスを行っているかどうか
- 電話やメールなど問い合わせの方法が複数あるかどうか
も考慮して、業者を選んでください。
生活圏でサービスを行っていない遠方の業者の場合、別途出張料がかかったり、日程変更や突発トラブルに対応してもらえないことがあります。
また、電話だけ・メールだけでしか連絡がつかない業者よりも、複数の方法で連絡が取れる業者を選ぶと、万が一何かあったときもスムーズに連絡してもらえますよ。
6-6. ⑥信頼できる業者かどうか
ルームクリーニングを依頼する際は、その業者が信頼できる業者かどうかをじっくり考えましょう。
家の中をきれいにしてもらうにあたって、信頼できるかどうかは非常に重要な要素です。貴重品を盗んだり、法外な料金を請求したりするおそれがある業者には、安心して作業を頼めませんよね。
信頼できる業者であれば、サイトに
- 料金体系
- サービス内容
- プランの詳細
- 利用したお客さまの口コミやレビュー
- 問い合わせ先
などが掲載されています。
見積もりに関しても、無料で見積もりを出してくれるところが多いです。
見積もり依頼などで連絡したときの対応が悪かったり、サイトにこれまでの作業事例やおおまかな費用が掲載されていない業者は信頼できない業者である可能性が高いと言えます。
また、確かな技術を持った信頼できる業者であれば、できること・できないことを明確に記載していますし、独自技術の紹介ページなども充実しています。
複数の業者を比較して、極端に安い・高い価格で請け負っていたり、口コミの評価が悪かったりする業者には依頼しない方が賢明です。
7.ルームクリーニングでは対処できないケースもあるので注意
素人では手が出せない汚れもきれいにしてくれる専門業者のルームクリーニングですが、ケースによっては特殊清掃のほうが適していることがあります。
- 臭いや汚れが壁や床にしみついてしまっている場合
- 床が見えないほどゴミが溜まっている部屋の清掃
- 水害に見舞われた場合
などは、ルームクリーニングでは対応できません。見積もりを依頼した段階で断られることもあります。
特殊清掃は、臭いや大量のゴミ、カビや雑菌の問題を、名前の通り特殊な技術でリセットするものです。
ルームクリーニングではどうにもならない問題も特殊清掃なら解決できる場合があるので、「こんなに汚いなら何をしても無駄だ」「もうどうしようもない」と諦めず、特殊清掃の専門業者に依頼することを検討しましょう。
7-1. 臭いや汚れが壁や床にしみついてしまっている場合
強烈な臭いや汚れが壁にしみついてしまっている場合、通常の洗剤や消臭剤・芳香剤では太刀打ちできないことがほとんどです。
特に臭いは目に見えないことから、消臭作業をするにしても、どれくらいの濃度の薬剤で、どれくらい時間をかけて消臭すれば良いのかわからず、「なんとなく」で作業している業者が少なくありません。
その点、特殊清掃では原因を取り除いてから特殊な消臭作業を行なうため、より効率的かつ効果的な消臭作業が可能です。
ペットの排泄物臭やフェロモン臭、ゴミの腐敗臭まで完全消臭してもらえます。
関連記事
完全消臭は市販の消臭剤では出来ない!特殊清掃業者に依頼すべき理由
7-2. 床が見えないほどゴミが溜まっている場合
床が見えないほどゴミが溜まっているゴミ屋敷の場合も、特殊清掃を依頼してください。ゴミ屋敷は、ただゴミが溜まっているだけでなく、下の方でゴミが腐敗している・害虫が発生しているケースも珍しくないからです。
溜まったゴミの分別・処分はもちろん、消臭・消毒作業も特殊清掃会社であればワンストップで対応できます。
急ぎの場合や、誰にも知られずに対応してほしい場合など、お客様のニーズに合わせてきめ細かく対応してくれる点も魅力です。
関連記事
ゴミ屋敷を片付ける3つの方法|メリット・デメリットや費用を解説
7-3. 水害に見舞われた場合
水害に見舞われ、床下・床上浸水してしまった場合、単に泥をかき出して清掃するだけでは不十分と言わざるを得ません。
というのも、水害で流れ込む水や泥には、汚水や菌・雑菌が混じっており、そのまま除去・乾燥させただけでは不衛生だからです。
業者によるおそうじサービスの域を出ないルームクリーニングでは、泥のかき出しや徹底した洗浄、消毒などの対応は手に負えないことが珍しくありません。
特殊清掃業者であれば水害復旧のノウハウが蓄積されているだけでなく、家の一部解体などを可能にする建築業許認可を持っている業者もあり、ワンストップで復旧作業が可能です。
関連記事
水害復旧は特殊清掃業者に任せるべき!復旧でするべきことと作業手順
8.リスクベネフィットなら特殊清掃も対応可能!
リスクベネフィットは、日本全国に支社を持つ特殊清掃に特化した企業です。
これまで新型コロナウイルスの除染をはじめ、水害現場の復旧やゴミ屋敷の清掃、ペットによる臭いの消臭など、数々の困難な現場で特殊清掃を行ってきました。
当社の強みは、その技術力にあります。
特に消臭技術は、臭気を可視化し、特殊な薬剤・装置を使った処置を行うことで完全消臭をお約束しています。
何をしても消えない、お部屋にしみついた臭いでお困りの方はぜひ一度ご相談ください。
もちろん、特殊清掃だけでなく一般の清掃業務も広く承っております。
9.まとめ
ルームクリーニングとは、簡単に言うと業者によるお掃除サービスであることを紹介しました。
ルームクリーニングには
- 家事代行業者によるルームクリーニング
- 専門業者によるルームクリーニング
の2種類があります。
専用の洗剤や特殊な道具を使って行う専門業者によるクリーニングは、次のような人に適しています。
- 気になるところを徹底的にきれいにしたい人
- 1年に1度、半年に1度など溜まった汚れを一掃したい人
- 引っ越し前に家をきれいにしたい人
- 除菌や抗菌加工もしてほしい人
- エアコン内部など自分ではきれいにできないところを掃除したい人
ピンポイントでクリーニングを依頼するよりも、数ヶ所のクリーニングがセットになったプランを選ぶとお得に様々なところをきれいにできますよ。
一方、専門業者によるルームクリーニングの費用は間取りによって異なるので、必ず事前に見積もりを依頼しましょう。
家事代行業者によるルームクリーニングは、家にある市販の洗剤や道具を使って行うため、仕上がりは自分でやるのとそれほど変わりません。しかし、手間と時間をかけずにきれいにできるので、次のような人におすすめです。
- 掃除だけでなく他の家事も代行してほしい人
- 忙しくて普段なかなか自分で掃除できない人
- 週に1回あるいは月に1回など定期的に掃除してほしい人
- 時間内で、いろいろな場所をきれいにしたい人
費用は
スタッフ1名の1時間あたりの派遣料金 × スタッフの人数 × スタッフが作業にあたる時間 + 交通費
であることが多く、1時間あたりの費用相場は2,000~5,000円となっています。
以上のことを踏まえて、
「エアコンや水回りに溜まった汚れを徹底的にきれいにしたい」というような場合は専門業者
「お客様がいらっしゃるから、一時的に部屋をきれいにしたい」というような場合は家事代行業者
に依頼するのがおすすめです。
ただし、専門業者であっても次のようなケースは対応できません。
- 臭いや汚れが壁や床にしみついている場合
- 床が見えないほどゴミが溜まっている場合
- 水害に見舞われた場合
これらの作業が必要な場合は、ルームクリーニングではなく特殊清掃を依頼すべきです。
業者を選ぶ際は、
- 料金体系が明確かどうか
- サービス内容がわかりやすいかどうか
- 作業が丁寧で手際が良いかどうか
- 自分の目的に合ったプランがあるかどうか
- 申し込みやすいかどうか
- 信頼できる業者かどうか
をチェックしましょう。
専門業者にルームクリーニングを依頼すれば、これまで自分ではどうにもならなかったところも隅々まできれいにしてもらえます。
年に1回あるいは数年に1回ルームクリーニングを利用すれば、普段のおそうじやお手入れもラクになりますよ。
この記事が、ルームクリーニングを依頼しようか迷っているあなたの参考になれば幸いです。