現代は血が繋がっている家族だからと言って一緒に住めるわけではありません、仕事や家庭環境など様々な理由で一緒に住む事が出来ず施設を選ぶ場合も多くあります。施設に移る前や施設から帰る前の生前整理のPOINTをプロがご紹介いたします。
本日は認知症の為、ゴミと便で一杯にしてしまったという賃貸アパートの生前整理依頼です。
お風呂やトイレがゴミで詰まって以降は、部屋の端から便入りのビニール袋を積み上げていったようで、お部屋全体が汚れている状態です。
スタッフが防護服に身を包んで入室、確認したユニットバスの様子がこちら。
写真左側には浴槽、右側には便器があるはずなのですが、どちらもゴミと便に埋もれ、視認することも出来ない状態です。
こちらはキッチン流し台。
とはいえ排水口はすでに詰まり、ガスコンロのおかげでなんとかキッチンと認識できるような状態。
浴室・キッチンが埋もれているため、一部屋しかない居室に生活用品が全て積み上げられています。
また、埋まって見えない床にも便が流れこんでおり、滑る床で転倒しないよう常に注意しながらの生前整理作業です。
まずは地域の分別ルールに沿って分別・袋詰めを進めていきます。
殆どのゴミに便が付着している状態ですので、袋の口は堅く縛り、この段階から臭気や害虫の発生を少しでも抑制します。
大量のゴミを整理して、やっと姿を現した床は酷く汚れてしまっていました。
洗浄・拭き上げとひたすら繰り返して汚れを落とします。
何度も清掃用具を取り換えながら洗浄を続けていくと、床のぬめりが徐々に取れてまいりました。
半日も生前整理や特殊清掃の作業を続けると、靴裏や手袋がどうしても汚れてしまいますので、清掃済の箇所は再度汚してしまわないようシートを張って養生を行います。
費用削減の為、整理後の不要品処分に関してはお客様が対応されるとのことですので、可燃・不燃・粗大とそれぞれ配置し、処分がスムーズにできるように対応させて頂きました。
作業後のユニットバスがこちら。スタッフの健闘の甲斐もあり、便座が確認できるようになりました。
詰まっていたオムツも無事取り除くことができ、きちんと排水も可能な状態まで復旧できました。
キッチン流し台も、ゴミ・便を取り除き何とか使用できるレベルに。
残念ながら壁面はすでに塗装がはげ落ちてしまっておりました。
室内の汚れを可能な限り取り除いた後はオゾン脱臭機【パンサー】を使用してオゾン脱臭を行います。
臭気と共に雑菌を分解する効果もあるため、今回の様に便汚染のあるお宅を再利用する際にはぴったりの作業です。
マンションに一人暮らしという男性から生前整理のご依頼を頂きました。
仕事、仕事の生活で半ばごみ屋敷のような状態になってしまっているとのことで、一度お部屋を整理することで、リフレッシュを図りたいとのことでした。
お伺いすると床に様々なごみが散乱し、何をするにもゴミの上といった状態です。
台所にもペットボトルやお弁当容器が散乱。
調理器具も揃えてはみたものの、しばらく自炊もされていないとのこと。
それではさっそく生前整理作業開始です。
デスク周りは仕事関係の書籍や資料と仕事の間に飲食されたと思われるゴミが混在していましたので、注意深く必要な物と不要な物を取り分けていきます。
居室の中ほども分別を進め、床が顔を覗かせました。
コンビニでの生活が長い方は、お釣りに貰った小銭が床に散乱してしまっている為、ゴミと一緒にしてしまわない様、丁寧に拾い上げていきます。
キッチンも不要な物を撤去して、お皿を纏めてあげるとこんなにもスッキリと。
これならすぐにでもお料理に取り掛かれそうです。
脱ぎ捨てられてはいたものの、衣類は汚れが少なく再利用可能な状態でしたので、畳んでお渡しします。
綺麗な衣類や、お客様より再利用の希望があったものをまとめるとこんなにコンパクトに。
これなら広々とお部屋を使えそうです。
一度覚悟を決めて生前整理を行う事で、暮らしやすい空間を作る事が出来ます。
デスク周りも必要な物を残しながら、綺麗に仕上げました。
これならお仕事が捗るのではないでしょうか。
入るのが難しかったキッチンも日の光を浴びて輝いております。
別の家に来たみたいだとお客様もお喜びでした。
作業の終わりにオゾンを使った除菌・脱臭作業のサービスです。
ここまで整理されたお部屋なら、いつお客様が来ても安心してお迎えできますね。
両親の住んでいる家を生前整理して欲しいと、離れて暮らす娘さんよりご依頼を頂きました。
倹約家の両親であったそうですが、徐々にそれが行き過ぎるようになってしまい、家の中が物で溢れてしまっているとのこと。
台所は両親ともに食が細くなった影響で、その傾向が強く、余った食品を溜めこんだためにゴキブリなども発生しています。
不要な家財は廃棄処分にて対応します。
処分料金は車両一台○○円といった算出の地域でしたので、棚や椅子のように嵩張ってしまうものは、解体しコンパクトにすることで体積を減らして、処分代を抑えることが可能です。
家族の人数に合わせて購入したという大きめの冷蔵庫。
今後の食品溜めこみ防止のために、一回り小さなものに買い替えを行うそうです。
今の自分のライフスタイルに合わせる為に生前整理を行う事は非常に良いですね!
窓枠やお宅の壁面を傷つけない様慎重に運び出します。
お部屋の整理が進んでくると、今まで気にならなかった細かな埃や汚れが目立って見えてまいります。
今回のお宅は買い替えた家具が運びこまれる予定もありますので、この機会にお部屋の隅々から埃を取り除いてまいります。
浴室も同様に清掃作業を行うと共に、弊社オリジナルの消毒剤【RB酸水】の散布とオゾン脱臭機【パンサー】による2重で空間除菌を行うことで、今後のカビの発生を抑え、長く浴室を使用して頂くことが可能になります。
こちらでは窓も外して洗浄を行います。
日常生活ではなかなか掃除の手の届かない所ですが、お部屋に入ってくる明りが増えますので、綺麗になるとお部屋の印象ががらりと変わってみえてきます。
依頼者の母親の施設入居が決まったとの事で、しばらく手を付けていなかったというご実家の庭も含めた生前整理依頼です。
亡くなった旦那さんの荷物がいまだ手つかずで残っている事や、ご兄弟が多かったこともあり、高齢の女性の一人暮らしとしては家財がかなり多めの印象です。
5人家族全員分のお布団が季節ごとに保管され、また冬季はかなり冷え込む地域であるために、毛布も厚くて良いものが揃えられておりました。
殆ど使わなくなるだろうとの事で、処分の為に押入れから取り出すと、それだけで一部屋が埋め尽くされてしまいます。
庭には2階まで届くようなかなり大きめの植木が。
以前は旦那さんがお手入れされていたそうですが、亡くなってからは、手入れの方法が分からずに伸びるままになっているとのこと。
一先ず、近所の迷惑にはならないようにしてほしいとのことで、塀からはみ出して閉まっている部分は弊社で枝を落とさせて頂きました。
枝落とし後の庭木の様子がこちらです。
短時間の作業でかなり印象が変わり、塀の中に納まったことで近隣への影響も心配なさそうです。
一枚目写真と同じお部屋、作業後の写真です。
最終の判断はお客様にお伺いしますが、外部から空き家の状態だと知れると、いたずらや不法侵入、放火等のリスクもあるため、あえてカーテンを残すようアドバイスさせて頂きました。
こちらは、お庭に面した廊下の一枚です。
元々綺麗にされていたようで、作業後に簡単にお掃除するたけで、ここまで綺麗に仕上がりました。
一軒家での生前整理などでは、家の中だけでなく、高齢になり手入が困難になった庭などまで含めて生前整理をお考えの方も多くいらっしゃいます。
今回は離れと母屋、二つの建物を併せての生前整理依頼です。
広めのお庭もありますので、処分待ちの不要品に関しては庭に運び出しながら作業を進めていく運びとなりました。
母屋は使用頻度が低いのか、お部屋の割には少々閑散としている印象です。
この程度の量の生前整理であれば、熟練のスタッフなら半日ほどで対応することが可能です。
母屋に対して離れは広くない空間に様々な生活用品が並べられております。
お部屋の広さや間取りで作業料金を設定する業者もおりますが、このようにお部屋の広さと家財の量が合致しないこともあります。
弊社では家財の量を基準にすることで、お客様ごとに作業代金の不公平が無いように作業料金を設定しております。
不要品の回収前に、戸棚のネジを外してばらばらにしていきます。
こうして嵩を減らし、一台の車両に乗る廃棄物の量を増やすことで、車両の往復回数を抑え、ひいてはそれに必要な人件費も抑えることで、作業代金や処分料金を削減していきます。
「スプレー缶はそのままでは排出不可」
回収車両の中での破裂や火災のリスクがあるため、近年はかなりの地域の分別ルールに組み込まれているようです。
弊社でもスプレー缶の排出時は、このように穴あけをして空にしてから排出いたします。
このように、商品券や重要書類などはひとまとめにして作業終わりにお渡し致します。
この他にも、事前にお伺いできれば品物を捜しながら生前整理作業を進めさせて頂きますので、気軽にご相談下さい。
代表が業界をぶった切る!
トラブルやグレーゾーンが多い特殊清掃業界。
誰が本当の事を言っているのか?
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