水害や漏水などが発生した場合にはまず何よりも消毒を連想されます。しかし、どのように消毒を行うのかは、意外に知られていません。その為に多くの水害現場でどのような消毒をすればよいのか経験を積んだ当社が施工事例をご紹介いたします。
本日は集中豪雨に見舞われたお宅の水害消毒作業の紹介です。
水害に遭ったお宅は床上は綺麗な状態であっても、床下は泥だらけ、という事が少なくない為、スタッフの出入りで床を汚さない様、まずはじめに養生を行います。
防護服に身を包み、いざ床下に突入です。
住人様といえども、床下の構造を完全に把握している人はまずいない為、実際にこうして床下に潜り込んで、つくりを把握してから施工の流れや所要日数を調整していくことも少なくありません。
幸いなことに、床下の水は引き乾燥した土が残っているのみといった状態です。
まずは汚泥として流れ込んだであろう乾燥した土を、掃き集めて除去していきます。
次に弊社オリジナル消毒剤【RB酸水】を床下に散布していきます。
汚泥と共に流れこんだ雑菌を死滅させるほか、床下のカビ発生を防止する効果が期待できます。
写真でもわかりますが、水害発生後の消毒は狭い為一苦労です。
続いて、消臭剤ダンボを散布。
写真ですとなかなか伝わらないのが悲しい所ですが、タンクが空になるたびに床下を張って、中身の補充に行く必要があるため、大変な時間と体力を要する作業です。
このように薬剤を散布すると、土がまた泥として基礎にしみ込んでしまうために先に土の除去を行ったわけですね。
仕上げはお馴染み(?)のオゾン脱臭機パンサー!
オゾンガスを床下に充満させることで、床下全体の除菌・脱臭を行います。
コードの長さの関係もあり、点検口の反対側にはなかなかオゾンが行き渡らない為、床下の要所にはサーキュレータを置き、オゾンを全体に循環させます。
再度備品を抱えて床下へ。
人一人がやっと通れるほどのスペースですので、大型の送風機等は設置できません。
小型の機器を複数台設置することでパワー不足をカバーしていきます。
床下をはい回って各機材の設置が無事終了しましたので、ついにパンサースイッチオン。
無人でも、除菌・消臭してくれるスゴイ奴です。
床を全て切断して行えば簡単な作業なのですが、修復費用を考えると非情に高額になる為、極力開口部を小さくし水害復旧を行う事がリスクベネフィット流です。
今回は集中豪雨の被害に遭った大規模工場の消毒作業依頼の紹介です。
企業イメージ等もあるため、写真の枚数は少な目ですが、どのような対応を取らせて頂いたか簡単に紹介させて頂きます。
こちらのように工場の高所に大型のオゾン脱臭機【タイガー】を設置。
サーキュレータを用いて、オゾンガスを工場内部に万遍なく充満させます。
少々引いてみた写真がこちら、大型のオゾン台数を複数台所持している当社だからこそ可能な施工方法です。
またオゾンは酸素よりも重い性質で下方に流れますので、パレットなどでかさ上げを行って対応しました。
工場の水害消毒ではこのようなかさ上げも重要です。
当社では足場を組む、高所作業車を入れる、高床リフトを設置するなど状態に合わせた水害消毒方法をご提案させて頂きます。
工場の水害復旧では、業務に使用している空間の除菌は、工数がかさむほど営業停止の日数が伸びてしまいますので、いかに早期に解決できるかが重要です。
当社への作業依頼は営業停止日数を減らす最善の方法であります。
今回は水害消毒でも少々珍しいパターン。
近隣の水道工事により、汚水管内部の水圧が変化し、汚水が逆流してしまったとのことです。
飲食店という事もあり、衛生的に何かしらの対応を取りたいとのことでご相談頂きました。
お店の従業員さん達でも一旦お掃除をされたそうですが、弊社のオリジナル消毒剤【RB酸水】を使用して再度汚水に浸かった箇所を拭き上げ消毒。
お客様への影響を考えると、何度でも行いたいところです。
弊社で除菌に使用するオゾンガスは、強力な酸化作用によって雑菌を死滅させておりますので、レジスターや高価な調理器具などは養生を行い、直接オゾンガスに曝露する量を抑えます。
下準備がすみましたら、オゾン発生機のスイッチON。
より効果的な除菌の為、2時間ごとに停止⇒換気⇒再起動と繰り返し夜通し対応。
翌日の朝には除菌の済んだお店は通常通り営業開始できるというわけです。
ご覧のように空が明るくなってまいりました。
キレイになった店舗内をお客様に確認頂き、帰路につかせて頂きました。
当社では店舗様の消毒などの際に深夜など営業時間を避けての対応もお受けしております。
今回は集中豪雨に見舞われた某地区での水害消毒作業の紹介です。
こちら、作業前の写真なのですが、上からぶら下がっているものが何かわかるでしょうか?
実は床うらに張られた断熱材が水を吸い、重みで垂れ下がってしまっているのです。
床下の水位最大60センチ程度になったと想定され、いまだに水や泥が残る状態。
作業するスタッフは一瞬で泥だらけに…
給水ポンプである程度のお水を排水。
ですが、ポンプの規定量より水位が下がるともう吸い込んでくれない為、最後は人の手で残った泥と水分をかき集め排水します。
お客様の事を思うと急いで排水を終えたいのですが、大型の器具は床下に持ち込めず、近隣は豪雨の影響で道路が殆ど寸断された状態。
塵取りなどありあわせの器具で少しずつ水をすくって排水を行います。
このように、水害消毒を行う前段階の作業をきちんと施工する会社は数少ないようです。
しかし前段階をきちんと施工しなければ、消毒の効果は半減してしまいます。
排水が済んだら、今度は消毒剤を床下全面に噴霧していきます。
集中豪雨により流れ込んだ泥水は、側溝や小川の水、道の汚れ等あらゆるものを含んでいるため、しっかりとした消毒が必要です。
今回のお宅は床板の裏まで、浸水していたことが明確ですので、基礎部分だけでなく、床板や根太の裏、断熱材にもしっかりと薬剤を振り掛けていきます。
仕上げはオゾンガスによる除菌・消臭作業。床下での作業という特性上、殆どの作業が手作業となりますが、物理的に手の届かない所を気体であるオゾンがカバーしてくれるというわけです。
代表が業界をぶった切る!
トラブルやグレーゾーンが多い特殊清掃業界。
誰が本当の事を言っているのか?
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