今回も他社の手直し作業です。廊下と居室部にまたがっての孤独死現場です。
孤独死現場では二部屋に跨いでの場面も多くあります。
またこのような通路での場合は、壁との際から体液が落下している場合も多くあります。このような所を見落として手直し作業でのご依頼が多くあります。
まずは回転工具である丸のこを使用して床を切断してまいります。
この床を切る作業はもちろん解体作業にあたりますので、許認可を有します。
許認可である解体業登録を受けるには、国家資格を有し実務経験がある技術管理者が必要になりますので、取得は容易でありません。
※特殊清掃業と解体業について知りたい方はこちらの動画をご覧下さい。
特殊清掃も他社様の手直し作業であり、何故このような事が起こるのかと言うと、許認可を有しておらず、解体の部分を執り行わない為に、消臭が不完全となるのです。念を押してお伝えしますが【孤独死現場の完全消臭は可能】です。
丸のこを使った作業では破片が飛び出る事も考慮して、きちんとゴーグルを着用する事等の安全管理を会社としてしっかり行った上で、業務にあたります。
写真部分はもともと塗装を施してあり、体液が染みていないと判断し再利用をする施工方法をとる事としました。交換すると高くつきますからね…
そこで表面を皮一枚分グラインダーで剥ぎます。掃除機などで粉が飛び散らないような工夫を施したうえで対応いたします。
皮一枚剥ぐと木は再利用可能である事が分かりました。
また床下には体液がまわっています。この写真を見るとお分かりの様に、体液の汚染は切断箇所以上にまわっている為更なる切断が必要です。
居室はCF直貼りであるようです。
剥がした後に体液のある箇所を洗浄しております。
このように細かい部分まで、もうひと手間加えた孤独死清掃を行う事が完全消臭には求められます。
コンクリート部分をただ洗浄するのではなく、コンクリート部分に沁みた体液を抜き取る工法や、シミが非常に薄いのであれば、一枚剥ぐなどの工法も加えます。
このような部分が他社との技術力の差であり消臭力の差につながります。
洗浄が終わった部分は消臭を施し、最終工程のコーティングに入ります。
どの部分までコーティングを施すのか?
養生を行ってから特殊コーティングを施します。
一部のコーティング部分を終えましたが、先程懸念された部分も解体すると、予想通り施工が不十分でありました。
汚染は更なる先まで進んでおりました。
これが孤独死清掃の怖い所で、一見で綺麗でも床板などの体液汚染が進行しているのです。
居室内のボードも体液を含んでいた事が分かり、最終的にはこの部分まで解体作業を行いました。
表面は綺麗でも木やボードはその内部で体液を吸い上げている場合もあります。
現在特殊清掃会社は多く存在しますが、殆どの会社が経験不足であります。
その為、見た目だけ綺麗に孤独死清掃を行い納品しますが、完全消臭出来ていない理由がこのような細かい部分の差であります。
最初の段階では、そこまで汚れていない!と判断される方が殆どでありますが、最終的にはここまで解体が必要であり、細かいノウハウが必要であります。
他社が完成として納品された状態からだけでもこれだけの作業を必要とします。
消臭を含めれば大凡3日程度です。
同じ【孤独死清掃】サービスとして販売されるサービスですが雲泥の差があります。値段だけで決めてはいけないのが孤独死清掃であります。
今回ご紹介の特殊清掃作業は畳の上での孤独死清掃作業です。
居間で食事中に体調不良になられたようで、食事が途中のままでの現場になります。
まずは作業前に消毒剤(RB酸水)を散布いたします。
RB酸水は次亜塩素酸で濃度は200PPMであります。現場に応じてもっと高い濃度も当社では対応可能です。
液体を空間に散布する事で、浮遊している雑菌を落下させ飛沫感染を防ぐのです。
体液のついてしまった物体を袋詰めしてまいります。体液が付着してしまった物は、もちろんのことで再使用不可であります。
写真をご覧になり、「変な体制で作業しているな?」と感じる方もいらっしゃると思います。孤独死清掃作業員の右足をご覧ください。
特殊清掃作業員は、絶対に体液を踏みません。体液を踏んだ足の裏で被害箇所を拡大しない為です。狭い視界の中で、足元も注意する事は簡単そうで難しいです。作業員のレベルが試されます。その為作業員の姿勢も厳しい姿勢での作業となり、体力勝負となります。
今回の現場では畳まで体液が染みている事が確認されました。そのため畳も勿論の事、撤去となります。
当社ではシミが残る畳をそのまま廃棄するのでは、廃棄業者に断られる事も勿論ございますので、視覚的配慮の為、まずはブルーシートで覆ってあげます。
このようにひと手間かける事で搬出の際のトラブルを防げるのです。
ブルーシートで覆ったぐらいでは、孤独死現場の臭気は防げません。
その為当社では、ブルーシートの上からプラスティックフィルムで密閉を行う事で、臭気対策を施すのです。
このラッピング作業では、2人一組となり、ラップを撒き、角で折り返す際に絞る事で、密閉されます。ですからラップ係と畳を保持係の2名体制の連携が求められます。
それでは体液の洗浄作業です。体液の洗浄方法には様々な方法があり、各社まちまちであります。ここが力量の表れです。
当社では【オキシドール】【過酸化水素水】【メチルアルコール】【トーチバーナー】【石灰】このような物を特殊清掃現場に合わせて用います。
更には血液感染症の疑いがある場合などは沸射させるなどの技法も用います。
現在特殊清掃を提供する業者が多くありますが、ただ洗剤で洗うだけの業者が多くいます。
同じ特殊清掃業であり、特殊清掃サービスでも雲泥の差があります。よく業者のレベルを知った上で注文しましょう。
こちらは洗浄後であります。乾燥を行ってもシミが残っている事が確認できます。
当社ではこの木に沁みた体液を抜き取る技術もあります。
今回は畳の下の荒板でありますので、この上に畳が入れば全く見えない部分である事から、臭気をふさぎ込む方法での対応を行います。
このコーティング剤も特別な調合であったり、特別な塗料であったりします。
臭気の程度に合わせて使用するものを変えています。
高い物をいつ何時でも使用すれば良いわけではないのです。
お客様の要望や、建物の状況、材質に合わせて、最適な特殊清掃技法を提案できる事が特殊清掃会社の力量であります。
コーティングを施しました。ここまでの作業に殺菌消毒、簡易消臭作業を施す事で【人が入室可能】な状態にする特殊清掃作業完了です。俗に言う孤独死セットと言われる部分です。
この孤独死セットは、この後に必要となる【家財整理】【原状回復】作業の一番スタート部分であります。土台である孤独死清掃が不十分でありますと、完全消臭は不可能になります。
孤独死清掃のセットは多くの会社が取り入れておりますが、キチンとしたノウハウ、化学的根拠に基づいたアプローチができる会社は多くはありません。
料金だけで決めて良い部分でありません。
続きましては孤独死現場の消臭方法です。前に孤独死現場の清掃方法をご紹介しましたがその後の作業であります。この孤独死現場の施工事例は他社の手直し作業であります。特殊清掃部分は他社で終了したが、臭いが落ちないとの事であります。
当社ではまずフローリングの下まで体液は落ちているとの判断から床を解体作業させて頂きました。
この床解体の部分は無許可ではできず解体業の届出業者の仕事になります。
※特殊清掃業と解体業について知りたい方はこちらの動画をご覧下さい。
当社リスクベネフィットは解体届出済ですのでご安心くださいませ。
床を解体すると、やはり体液が落ちている事が確認できました。
そこで消毒剤(RB酸水)散布を行います。
全ての特殊清掃作業の基本は消毒であります。
消毒散布後は洗浄作業を行います。
今回程度の染みの場合は、荒板の下までは汚染されていないと判断いたしました。
下まで染みている場合などは床切断も視野に入れますが、極力再利用できるようにする事でリフォーム代を抑えるのです。
体液のついた床を洗浄後、壁紙のクロスを剥がします。
クロスは紙でできていますので、孤独死で発生する腐乱臭を吸い込み、腐乱臭が染みています。
クロスに沁みた臭気をなくす事も技術的には可能でありますが、賃貸物件の多くはクロスの張替えが原則でありますから、交換するクロスの脱臭を行うよりも剥がしてしまった方が費用を抑えられます。
ここまでの作業が完了して、特殊清掃屋の真骨頂である原状回復(消臭作業)に入ります。
消臭作業ではもはや定番作業でありますパンサー並びにタイガーを使用します。
今回は発生場所の部分ではより高濃度を求められますので、こちらにパンサー1台、空間全体にタイガー1台を設置します。
オゾン燻蒸は化学反応であり、酸化分解法であります。ただ機械を設置するだけでは効果は不十分です。
臭気に対してどの程度の濃度が必要であるか?温度は?湿度は?と複数の要件が重なって完全賞消臭が可能であります。
完全消臭が終わりました。しかし完全消臭後、床から再度臭いが上がってくる事が予想されます。その為コーティングで臭気が浮き上がらない様に仕上げます。
多くの業者がコーティングを先に行いますが、大元の臭いを分解し、最後とのひと手間としてコーティングが正しい方法です。
同じことをしていても、順番が異なれば出来栄えも勿論変わってきます。
ここまでの作業で完了です。後は大家様の方でリフォーム修繕を行えば、孤独死があった事すら誰にも分らない状態になります。
近年他社の手直しの孤独死消臭が増加しております。
良くお読みになって、理解したうえで業者を選ぶ事が失敗しない秘訣です。
孤独死をなさる方の多くは体力が衰えてゴミ出しや掃除ができていない場合の方が多くいらっしゃいます。いわゆるセルフネグレクト化です。
今回の施工事例は、ごみ屋敷の中で孤独死が発生した場合の特殊清掃作業です。
ゴミの中の孤独死の場合は、まず何よりもごみが体液で汚染されている場合が多い為、体液が付着したゴミを取り除く必要があります。
例え体液が付着していても、分別をしなければ家庭ごみは捨てられませんから、特殊清掃作業員が一つ、一つ手作業で分別作業を行います。
大物の粗大ごみなどはゴミ袋には入りませんし、ごみ袋に入れてでは、処分の受け入れをしてくれない場合が多いです。
またそのまま体液が付着したまま搬出すると、近隣トラブルが発生しますので、当社ではプラスティックフィルムを用いてラッピング梱包を行います。
床までやっとたどり着きました。これでやっと特殊清掃作業に入れます。
ごみの中での孤独死パックは通常の孤独死清掃よりも工数が掛かる事が特徴であります。その為、孤独死清掃パックに追加しての作業が必要な場合もあります。
この写真は別現場の写真でありますが、ごみ屋敷の孤独死ではごみがスポンジの代わりを果たし、体液が床まで届いていない場合も多くございます。
特殊清掃の部分では通常の孤独死パックよりも割高になってしまう場合もありますが、 床が汚染されていない、腐敗臭がごみに吸われていて部屋自体はあまり臭くない事例が多い為、トータル費用では安くなる事が多い事も特徴です。
孤独死の発生場所として多いのが、ベッドの孤独死現場であります。
今回はベッドの上の孤独死の特殊清掃事例をご紹介いたします。
まずはベッドの上にある布団などをゴミ袋に入れてまいります。
一つのゴミ袋では入りませんので、下側部分、上側部分と2枚に入れ真ん中の部分はガムテープなどを使用して臭気が漏れ出さない様に梱包いたします。
またベッドのフレームの分解や、ベッドスプリングの取り出しなども行います。
ベッドの孤独死の場合は殆どの場合がベッドがスポンジの役目をはたしている為、床が汚れていない場合が多い事が特徴です。
続きましては絨毯の上での孤独死清掃であります。
床に絨毯を引いている場合や、分譲マンションなどに多い床が絨毯仕上げの場合などの特殊清掃です。
このような場合は室内の絨毯はすべて撤去が望ましいでしょう。絨毯がスポンジとなりかなりの広範囲にわたる場合が多い事や、布である絨毯が腐敗臭を非常に吸い込み完全消臭の邪魔をしてしまうからです。
その為ごみ袋に入るサイズに切り取り、袋詰めしてまいります。
これは少し番外編ではありますが、襖などがある部屋での孤独死清掃は、襖なども剥がして消臭を行う事をお勧めします。
床の絨毯をすべて取り除き、体液の染みている部分は特殊コーティングを行う事で、完全消臭が可能であります。
今回はトイレの特殊清掃の施工事例と注意点をご紹介いたします。
今回は非常にわかりやすい現場の写真でご説明いたします。
通常ではこのようにボードが体液を吸い込んでいても、中々表面まで現れない為、経験の少ない業者が見落としていいて非常にやり直しになるケースが多い事がトイレの孤独死現場の特殊清掃です。
まずはクロスを剥がし、表面的な汚染だけでなく、実際にどこまで汚染をしているのか確認する為にもクロスを剥がします。
するとボードが体液を吸い込んでいる事は確認できましたが、合わせて体液が下にも落ち込んでいる事が分かりました。
便座を外し、石膏ボードも切断してまいります。
一回切って、汚染箇所がまだまだあるようであれば、再度切断し少しずつ進めてまいります。
最終的にボードは奥側側面、手前側全てが汚染されていました。
このように表面的には綺麗でも、中身は汚染されている、というのはよくある事であります。しっかりと確認をせず表面だけを清掃する特殊清掃会社が多く、経験が少ない為、このような部分まで気が付いていないのです。
特殊清掃作業の手直し作業が増加している背景です。
ここから床を解体していきます。
床の解体は解体業届のある特殊清掃会社でなければできません。もちろん当社は解体届を有する特殊清掃会社です。
※特殊清掃業と解体業について知りたい方はこちらの動画をご覧下さい。
最終、床を解体すると躯体部分まで体液汚染が確認されましたので、洗浄、消臭作業を行い、特殊コーティングで仕上げます。
今回の案件も他社の手直しであります。
その為、室内の消臭も不十分でありました。
トイレなどは換気システムなどでリビング、風呂とつながっている場合が多い為、そのまま換気し続けると居室内まで腐乱臭が入り込み、せっかく完成した室内に臭いが染みつき、再度クロス交換となりました。
トイレの孤独死清掃は経験を有する事、解体業許可を取得している事などが求められます。
近年増加している現場は、孤独死保険での孤独死清掃です。
勿論当社では孤独死保険対応可能であります。
今回は40代の方が孤独死をなさいました。
ご遺族様は、孤独死保険に加入済みである事を大家様に教えて頂いたそうです。
孤独死保険の場合は、即特殊清掃というわけにはいきません。
等をお客様よりヒアリングし、保険会社に確認を取ります。
まず特殊清掃の部分が保険で対応できるのか?確認を取ります。
確認が取れましたら、特殊清掃作業を行います。
しかし遺品の整理や、原状回復などは即進めない事が鉄則です。
このように特殊清掃作業後、どんな遺品があるのか?等詳しく調べ、一点一点まとめてまいります。
保険会社にもどのような物があっていくらかかるのか?きちんと資料を作って提出するからです。
孤独死保険の許可が下りるまで時間があります。
当社の過去の経験では大体2週間くらいが相場です。
しかし2週間も放置できませんから、消毒剤の散布や簡易の消臭などを施して近隣の迷惑が発生しない様に最大限の努力を務めます。
ぐじゃぐじゃだったお部屋も、一点一点並べて確認を取り、臭気トラブルが発生しない様にオゾン燻蒸を行っておきます。
保険会社より保険が認められたならば、残置物を片付け、消臭を施して納品となります。
作業をどんどん進めてから、保険会社に見積もりを出しても、根拠が証明できず保険適応外となる事もありますので、当社では近隣対策を講じて、時間をかけて進めております
日本全国に多くの特殊清掃会社がありますが、特殊清掃技術と車の整備を行える業者は当社ぐらいかもしれません。
自殺、孤独死などの腐乱臭で一番取り除く事が困難である特殊清掃であり、自動車の整備にも精通していないといけない仕事であります。
今回は車の特殊清掃であります。ぱっと見は綺麗な車両でありますが、まずは内装を全部外していきます。
ぱっと見ると綺麗なカーペットも裏側は血液、体液を含んでいる事が確認できます。
シートを外すとシートレールを固定するボルト穴にも体液、血液が入り込んでいるのです。
見ためで簡単にできる!と思う方もいらっしゃいますが、本当に地道な作業が求められるのが自殺車両の特殊清掃なのです。
車のフロアーの形状は平らではありません。構造や強度を考えて複雑な形状をしております。
その為運転席側で亡くなられていたのに、血液が左側で溜まってプールになっている事もあります。
基本的には内装全部外す事が必要です。
作業員は細かな所まで綿棒などを活用して清掃を行います。
洗浄が甘いと、狭い室内で臭いがぶり返しますので、慎重には慎重を期して、やりすぎでは?と思うほどの洗浄が必要です。
部品など全ての物に臭いが染みておりますので、基本は全交換がベストです。
細かなパーツや高価な部品などはオゾン室を作り部品一つ一つの消臭作業も必要です。
車両のフレーム自体にも臭気がこびりつきますので、車両の特殊清掃作業はおおよそ2ヶ月から3ヶ月程度で納品となります。
室内での孤独死清掃が4日程度の平均に対して約30倍近い時間を要するのです。
それだけ難易度が高い孤独死現場清掃です。
寝室で就寝中などに体調を崩し吐血をするなど、吐血現場の特殊清掃のご依頼は後をたちません。
血液が大量に出たとなると生理的に受け付けない方、血の臭いが苦手な方。何よりも感染症が怖い方がご依頼者の方の殆どであります。
当社では吐血現場の清掃は、積極的にサービスラインナップに入れさせて頂いております。
そこにはしっかりと、感染症予防について知識を入れて、スタッフが共有しているからであります。
まずは血液が付着している物をゴミ袋に梱包いたします。
心配でありますので2重梱包が望ましいと考えられます。
今回はベットルームとキッチンからの吐血現場でありました。
人間の血液を消毒する場合は、次亜塩素酸を用いる場合が非常に多いです。多くの特殊清掃会社も次亜塩素酸を利用しておりますが、血液に肝炎などのウイルスがある場合などはこれでは死滅しません。
その事を知らないで、次亜塩素酸を散布する業者が非常に多い為、敢えて情報をお出しします。
肝炎などの血液のウイルスを死滅させるには
このような条件が求められます。
当社では安心の為にこの2つの作業を取り入れております。
吐血現場の清掃や消毒をもってしても、様々な知識やノウハウが必要であります。
それくらい特殊清掃業は奥が深く、技術も日進月歩であります。
ただ拭き取るだけで特殊清掃と言うような業者が多くいる事も事実でありますので、吐血現場の清掃をお考えの場合は下記をお読みいただいて知識を深めた上でご利用いただく事が大切かと思います。
年間3万件以上と交通事故の3倍も多い数の死者を出しているヒートショックと呼ばれる孤独死の特殊清掃清掃作業です。
当社ではもちろん対応可能であります。
大きく分けて浴槽死には
と4つの作業方法に分類され、それぞれ工法がありません。これに合わせて「再使用するか?しないのか?」で変わってまいります。
今回は様々な工法がある浴槽死の中の【水無し・追い炊き機能無し】の場合の特殊清掃をご紹介いたします。
浴槽死の場合は狭い空間で人間が熱せられますので、この写真の様に天井にもこびりついている場合があり、見逃してはならない部分であります。
まずは人間の皮膚などが残っている場合がありますので、このような物を取り除きます。
特殊清掃作業員でも1番2番を争うくらい精神的にキツイ現場になります。
人間の油を洗浄してまいります。
この部分をおろそかにしますと、油の臭いなどで消臭が不可能であります。
人間の油は1度や2度では落ちません。
根気がいる作業でありますが、最低でも4~5回程度は洗浄を行います。
洗浄の際も一つの薬品では無く、用途などを考えて複数回行います。
先ほどの写真の説明でも出たように、タイルなどを含め浴室内の壁、床、天井を同じように何回も洗浄を行います。
このように行う事で壁に付着した雑菌処理、完全消臭を可能にいたします。
孤独死清掃の下準備が完了しましたので、オゾン燻蒸を行います。
浴室は狭い空間でありますので、パンサー程度が丁度よいサイズであります。
浴槽死のような狭い空間の場合、パンサーでも容量が多い為、定期的にオゾンで濃度が上がった空気と新鮮な空気と入れ替えを行う事は重要な事であります。
ただ機械を回すだけでは、効果が低いのです。
洗浄後は綺麗になりました。
天井も見落とす事無くきれいに仕上がりました。
今回は再利用する予定もなく、鉄製の風呂であった事などで、非常に簡単な説明となりましたが、浴槽死の孤独死清掃は非常に難易度が高い作業になります。
もっと細かい浴槽死について知りたい方は下記をお読みください。
代表が業界をぶった切る!
トラブルやグレーゾーンが多い特殊清掃業界。
誰が本当の事を言っているのか?
疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、
この動画シリーズでスッキリ解決して下さい!